タテジマとファイブアローズに魅せられて

　でも「投打」という言葉があるとおり、今まで打線が不調でも投手が頑張ってここまで来た。だったら今日は打線が！という気持ちなんだろうか？打線が非常に頑張った。いや、ここ数試合良くなって来たんだけど、それでもこういった相手の軸になる投手から２試合続けて打てているんだから凄いよね。

　嫌な感じで流れていた試合を戻してくれたのはダーウィン。相手はそれなりに勝ちパターンの投手を出し、あとは馬原につなぐだけ・・・・・のはずだった。でもここから粘り腰が始まる。

　ホークスはルーキーの藤岡がマウンドに。この選手に限ったことではないが、甲子園での初登板はルーキーたちを微妙に狂わせる。藤岡もその例に漏れず表情が硬い。笑ってはいるけど硬い。押し出しで同点。その時に「ボールかよぉ！」って感じでしゃがみこんだけど、その前の球のほうがボール臭かった。もちろん、押し出しの球もボールでしょ。

　最終回。それでも藤岡。ホークスとしても延長を睨み、ここは踏ん張ってもらいたいところ。でも正直、藤岡の表情は「勘弁してくれよ。」だったと思う。そりゃそうだ、自分のコントロールで同点にされ、先発の勝ちを消し、さらに投げるんだから。

　実際、最終回は置きに来る球が多かったと思うし、そうなったらあとはタイガースがサヨナラ勝ちを決めるだけだった。結果的に９回裏で決着がついたけど、あの状態で馬原までつなげないなら負けたんだと思う。

　最後にホークスベンチをテレビが映す。王監督が笑顔でいるものの、もう笑うしかないんだろう。

　投手がダメでも打者で勝つ。そりゃ基本は投手だろうけど、打者もチームの一員であることは間違いない。投手で勝って、打者で勝って、その繰り返しで勝ち進んでいこう。読売？あと少しいい夢見ていろよ！

　ちなみにうちの部長（読売大ファン）の挨拶から「わが巨人軍も・・・」が消えました。ここまで来たら最後まで言えってんだよな。