タテジマとファイブアローズに魅せられて

　甲子園で３タテ食らって、え〜・・・これ、初めてのことだっけ？それを経て臨んだこのシリーズで読売を４タテ！！これがマジでか？！と思わずにいられるか？！監督の采配も短期決戦向きになっていたし、選手もよくそれに応えたよ。長丁場では読売、短期では阪神だったってことか？

　それにしても勢いというか、鬼気迫るようでノビノビと選手が戦っていた印象だった。先制、先制、逆転、先制と、４試合中３試合で先制できたことも大きかった。先制した試合は全て序盤で得点できたんでしょ？これで試合の流れを一気に持ってきたもんね。

　ＭＶＰは呉昇桓投手。ゴメス選手も頑張ったので何か上げてほしいけど、それはシリーズに取っておきましょう。

　とにかく呉昇桓投手は投げまくってくれた。３イニング、複数イニングとなるイニング跨ぎ。ありとあらゆる場面でチームの最後を締めてくれた。シーズン中の抑え失敗を悔やんでいるコメントを何度も読んだけど、こうしてチームに勝ちを運んでくれる投手という存在になってくれたことは本当に大きい。

　３タテして「もしや？」と思って。でもそっからひっくり返されるんじゃないか？という不安が観ているこっちにしてみれば全然消えなくて。それで４試合目で６点獲ってやっと何とかなるんじゃないかという気がしたら最終回に呉昇桓投手がホームラン２発打たれてランナーも出して。もしや・・・・・これで追いつかれたら凹むわぁ・・・・・と思ったら阿部が三振して行ける気がしてきた。

　和田監督のお話、感動したねぇ。あの和田監督でさえおでこが広くなって頭頂部が帽子のせいかもしれないけど薄くなっているように見えた。激務の中でこの日本シリーズ進出は大きいよ。

　勝って笑った。おいおい！勝っちゃうのか？！勝てちゃうのか？日本シリーズ行っちゃうのか？！勝っちゃったよ、おぃ！！勝利の笑顔というよりも「え？ウソ？マジっすか？いいんすか？！」という笑いというのが正直なところなのだが・・・・・。

　セ・リーグの代表として。２００５年の日本シリーズは・・・・・なんかありましたっけ？とにかく９年ぶりの日本シリーズ。レギュラーシーズン２位のチームが日本シリーズに勝ったとしても日本一と言っていいかどうかという問題は別として、先ずは１９８５年以来の日本シリーズ制覇を観たいっすね！

　おめでとう！ありがとう！阪神タイガース！！