タテジマとファイブアローズに魅せられて

　田口さんといえがメジャーでベンチスターターとしても一流だった選手。いないと本当に困るいうタイプの選手だったと思う。その中で２回もワールドシリーズチャンピオンを経験してるんでしょ？これは凄いことですね！日本人選手でワールドシリーズチャンピオンを２回も経験している選手っているのかな？松井選手はＮＹでどうだったのかな？というくらい凄い記録を持つ選手。

　日本ではオリックス時代の「がんばろうＫＯＢＥ」が凄く印象的。震災の悲しみが癒えない１９９５年。野球どころではなかったかもしれない神戸のまちを野球を通じて光を与えた姿は静岡に住んでいる俺だって応援しないわけにはいかない気持ちだった。阪神はといえば調子がアレだったんで、何度も「阪神も頑張ってくれよ！」と思ったもんだ。甲子園だって被災してたんだからね。

　９５年は日本一を逃したけど、翌９６年は日本シリーズを制覇。２年越しの「がんばろうＫＯＢＥ」に涙が溢れたことを今でも覚えている。あのときはオリックスと対戦する全ての球団がヒールに見えたもんだ。

　そのときの印象が強いせいか、田口さんのためには是非とも引退セレモニーを開催してほしい。貢献者であり、功労者でもあり、文句のない実績を残した選手を粗末にしてはいけないと思う。

　今年は肩の手術をして復帰を期していたんだろうけど契約する球団がなかった。指導者の道を選ぶにしても楽じゃない道だけど応援したいと思う。

　４３歳という年齢は俺と同世代。寂しさはひとしおだ。引退後の長い人生に幸多かれと願うばかりであると同時に、お疲れさまという月並みな言葉であるが捧げたいと思うのである。