タテジマとファイブアローズに魅せられて

　タイガースは今までＦＡで選手を獲得する方だった。散々獲得してきたんだからＦＡ権を行使して移籍されることがあっても当然出し、ＦＡ権はそういうものなんだからと頭で分かっているのだが実際に出て行かれるとなると寂しいもの。相手が強くなるとかタイガースが弱くなるんじゃないかとか、そういうことよりも寂しさが先立つ。来シーズン後には平野選手もＦＡ権を獲得するので、来シーズン後はタイガース二遊間同時放出なんてこともありえる。更には海外ＦＡ権として球児投手もね。あってほしくないのだが覚悟だけはしておかないと。

　危機管理なんて言葉が流行りのように言われているけど、誰が移籍しても困るけど、誰が移籍してもダメージをなるべく小さくするような選手育成はどうしても必要。そして育成だけじゃなく補強だって肯定しなけりゃいけない。

　そんなバランスを考えながらの２０１２年のシーズンになる。隼太選手の起用は打撃陣の補強として機能させなけりゃいけない。守備面でも抑え投手でもシーズンを通して、探していかなけりゃいけない。

　和田監督も本当に大変なときに就任したものだ。優勝してほしい。現役時代に和田さんは好きな選手だったのでまだ惨めな思いはして欲しくない。火中の栗を拾うのは監督だったら誰でもすることなのだが時期的に本当に難しい時期の監督だと思う。

　繰り返すが優勝してほしい。でも我慢の年になるかもしれない。その気持ちは持っている。

　NO PAIN , NO GAIN ．　

　どうせ痛みを感じるならば前進するための痛みを。前進しない痛みは勘弁してほしい。前進を感じる痛みだったら受け入れＯＫだ。でもどんな形でもタイガースが好きなのだが。