タテジマとファイブアローズに魅せられて

　このところの選手代表としての激務を思うと疲労から調子も崩していただろうし、野球に専念できなかった事情もあると思う。

　それだけじゃなくて今回の震災は多くの選手の心に訴えかけるものが大きかった。それだけに、選手を見ているだけに新井さんの心労も大きかったんだと思う。

　４月１２日という“要望？”どおりの開幕となった。これから先、多くの課題は残っているもののとりあえず開幕日は決まった。スタートだけは決まったのである。このスタートからまた模索しながら今年のプロ野球は進んで行く。

　スポーツの興行開催自体に厳しい眼もあると思う。先日ｂｊリーグの試合を観たのだが、確かに観戦中はほかの事を考えずに楽しむことが出来た。これがスポーツの力なんだろうと思うと同時に、楽しめるだけの環境にある自分であることも終わってから思い出した。

　野球をどれだけの人が観ることができるのだろう？でもきっと野球を観ているときだけは野球に夢中になれる。そんな野球であって欲しいと思う。

　そういやぁ、うちの職場の若いもんが就職してから始めての人事異動を経験する。うちの職場は決して仕事が大変な職場ではないと思う。それは他の部署を経験している俺が実感していることだ。でも若いもんは「うちの部署は仕事がキツくてさぁ。でも今度の部署も大変だって聞くから。」とか言っていたので、こんな世の中で無事に働けることに感謝すら無ぇのか！！と思ったら頭にきてしまった。それだけじゃなくてうちの部署は大変だ、他所はもっと大変だとか・・・・・金を稼ぐのが楽であるわけが無い。ま、そのあとはもちろん俺から厳しくご注意さしあげておいた。あ〜、もちろん私も大人なので「このクソバカタレが！！」とか言ってませんが。

　スポーツできること。スポーツを見ることができること。仕事ができること。全て当たり前ではなくて恵まれていることなのにね。