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タテジマとファイブアローズに魅せられて

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二刀流満開(7月19日の能見投手を改めて褒めます)
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 7月19日の能見投手の投球内容があまりにも素晴らしいので、HDD録画しておいた試合の中から能見投手の投球場面と10回表と裏の場面だけ編集して保存することにした。

 解説の北京オリンピック首脳陣が色々と言っていたが、やはり素晴らしいのはストレートだった。あのストレートで来られれば変化球にも手が出てしまう。

 その変化球。鋭く落ちているのはフォークだろうか?印象としては、サイド気味から投げるのがスライダー、タテに腕を振る状態から投げるのはフォークとチェンジアップ。そんな分けでやっているようにも見えた。実際にはタテ振りでスライダーもやっていたと思うのだが、この日はタテ振りスライダーを必要としないほどフォークとチェンジアップが切れていた。

 一体どういうわけで能見投手はこれほどの投球を見せることが出来たのであろうか?俗に言う“年1”ではないだろうか?そんなことも頭によぎる。これが年1だったら相当な反動が来るに違いない。そう思えなくも無いほど圧巻のピッチングであった。

 解説の1人は「10勝出来ると思ってドラフト指名した。」なんてホントか嘘か分からないことを言っていた。でもそれは他の人も思っていただろう。能見投手が開幕ローテにいた年は、プロ経験年数のわりには多いのだ。それほどのモノは持っているってことだ。

 ただ開幕1軍、開幕ローテで安心したわけでは無いだろうが、早いときは5月には見直しをされる存在であった。

 4月に横浜で勝ち投手になった。そのときに「何とか自分を変えたいと思ってやっている。ファンのみなさん、力を貸してください。」というようなことを疲労困憊でろれつがまわらなくなった喋りでファンに訴えかけた。俺はまた「力を貸すよぉぉぉぉぉ!」とでも後ろから声が放送に乗っているんじゃないかと思ったものだが、とにかく自分の変えるという言うのは簡単だが行うことは本当に難しいことで、それを成し遂げるためにはこの時期に落ちるわけには行かない。そんな気迫が伝わってきた。

 すっごく不安だったと思う。今年は結果的に三振をたくさん奪っている。もちろん、いい球投げているから三振を奪えるのである。だが東京ドームである。打たれれば必要以上にボールが伸び、必要以上?に左中間と右中間の膨らみが無い球場である。打たれたら運ばれちゃう心配は甲子園の比ではない。

 おまけに打撃が不調なチーム状態である。3点でもリードされりゃ後は・・・・・である。その中で顔色1つ変えずに9回を投げぬいたのである。

 これだけ投げりゃ、そろそろ野球の神様も見てくれるだろう。拮抗している状態で好投させて、交代期に勝ち越して球児投手へ。能見投手が好投する全ての条件が揃っていたようなものだ。

 そういやぁ、メジャーリーガーの松坂投手(当時:西武ライオンズ)がイチロー選手(当時:オリックスブルーウェーブ)と対戦して打ち取ったときに「自信が確信に変わった。」とか言ったのを思い出したが、能見投手だって口にしなくてもそれくらい思ってもいいのかもしれない。少なくともあの日の試合で見せた姿は、どこが相手でも同じ結果になったと思う。それほどの賞賛を浴びる価値のある好投であった。



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