明日への狼煙
昨日まで散々、寝ていた読売を目覚めさせたとか書かれていたけど、今日は竜が虎を目覚めさせた。最終回はそういう展開だった。
シーツ先生が思い出したかのように右打ちを見せ、アニキもHMそのままにライトスタンドへぶち込んだ。その場面で出てきたルーキー鈴木投手の乱調から塁上にランナーが貯まり、矢野さんがきれいにする。タイガースのミソジーズが目覚めてきた。
こうなってくるのが遅すぎたけど、確かに中日の中田投手の出来は良かった。しかしこういったダメージを与えることで次回の登板時にはきっちりビビらせることも出来る。そういう点ではナゴヤドーム12連敗を喫したけど今までの敗戦とは違うものも見えてきていると思う。
反面、今日は20代の選手に勢いが全く無かった。太陽投手は自滅。星野監督(当時)にオフの滝に打たれたトレーニングを持ち出され「もういっぺん滝に打たれて来い!」の言葉とともに2軍に落ちたときと同様のピッチングだった。初勝利の試合も危うい場面が結構あったのだが、今日は決め球も無く危うい登板だった。メンタルタフネス。この言葉を目指していってほしい。素質の素晴らしさは問題なく、あとは開花させる自分自身の取り組みだ。
赤星選手は今日は珍しくヒットが無かった。しかし出塁は出来ており、あとは2番とのコンビネーションの完成度だと思う。鳥谷選手も打率3割を切ったけど、この人はどうやら成長スピードが存外に遅い選手かもしれない。でも一旦前に進んだら後退するということが無いタイプの成長だけに、使っていけば育つものはきっとあるのではないだろうか。
中村投手は登板させるのも気の毒だったが、少し四球を出すなどまだまだ良いときと悪いときの差が大きい。この溝を無くさないと上では大事なときに使えない。同じ左サイドスローの吉野投手が今日も右打者を相手にしても安定した投球内容を見せていただけに、チーム内の良い見本を見習う姿勢で向上してほしい。
今日の試合のキーは2番とセカンドの差だったと思う。特にそれは序盤に顕著だった。1人で井端選手と荒木選手の良いところを出すことは出来ない。しかしどちらかの良いところも同等に出来ていない。この差が非常に大きかった。
野球解説者でもない素人のアナウンサーにも「藤本今日は、バント失敗後にレフトフライ、2打席目はゲッツー、最悪です。」と言われても「素人が!黙ってろ!!」と言い返せない内容だった。
2番の役割というのは確かにある。監督は藤本に「好きに打て。」と言ったらしいが、だからといって自分勝手にやれというわけでもないだろう。考え方を変えれば「藤本には指示を出せない。」ということにもなる。好きに打つにしてもそれは藤本の精神的負担を減らすための言葉かもしれない。たまに印象に残る打撃をするのでそれほど悪く思わない人もいるだろうけど、今の藤本は恐らく本人も何をしていいのか分からない状態だと思う。悪循環にはまってしまっているとしか思えない。
当然、赤星選手とのコンビネーションについても赤星選手に負担が大きくなっているのではないか?本来の2番打者、チームとしての2番打者の出現が今は待たれる。キーワードは「赤星を活かせ!」だ。
幸いにもチームには2番打者の実績がある者や、候補者はいる。たとえば関本選手。確かに守備範囲は藤本よりは狭い。でも彼には意地でも右に打ってやる!という執念というか、嫌らしさがある。たとえば沖原選手。あれほどのプレーヤーがファームにいる。ファームでは相手にならないくらいの打撃を見せている。現状は物足りないだろう。守備でいったら関本以上、藤本未満??でもこの2人ならチームに勢いをつけさせてくれることが期待できる。見たいのは1塁へのヘッドスライディングではなく、勝とうとする姿もそうだけど、今は勝つ姿。
チームにとってセンターラインは非常に重要。
でも優勝を目指しているんだろ?勝つんだろ??
だったら勝つため最善のオーダーで闘おう。それは岡田監督にも気づいてほしい。井川の調子が上がらずミニキャンプなどという言葉も聞くが、むしろ今一番それが必要なのは藤本のように思う。徹底的に、余計なことを考える隙もないくらいに鍛えなければならないのは藤本だ。彼が生き残る道は誰にも負けない『これ』を見つけてくること。それしかない。
いずれにしても狼煙は上がった。先にも書いたけど、少し眠そうだった虎の目は覚めたものと信じている。明日は山本昌さんか?こっちは誰だ?安藤投手か?能見くんか??とにかく反撃を、そして忌まわしい連敗記録にストップをかけよう。そんな記録、1回止めれば後は連勝記録に簡単に変わるものだ。
勝とうぜ!阪神タイガース!!俺竜から余裕の微笑を奪い取れ!!
今日の評はこちらへ。
シーツ先生が思い出したかのように右打ちを見せ、アニキもHMそのままにライトスタンドへぶち込んだ。その場面で出てきたルーキー鈴木投手の乱調から塁上にランナーが貯まり、矢野さんがきれいにする。タイガースのミソジーズが目覚めてきた。
こうなってくるのが遅すぎたけど、確かに中日の中田投手の出来は良かった。しかしこういったダメージを与えることで次回の登板時にはきっちりビビらせることも出来る。そういう点ではナゴヤドーム12連敗を喫したけど今までの敗戦とは違うものも見えてきていると思う。
反面、今日は20代の選手に勢いが全く無かった。太陽投手は自滅。星野監督(当時)にオフの滝に打たれたトレーニングを持ち出され「もういっぺん滝に打たれて来い!」の言葉とともに2軍に落ちたときと同様のピッチングだった。初勝利の試合も危うい場面が結構あったのだが、今日は決め球も無く危うい登板だった。メンタルタフネス。この言葉を目指していってほしい。素質の素晴らしさは問題なく、あとは開花させる自分自身の取り組みだ。
赤星選手は今日は珍しくヒットが無かった。しかし出塁は出来ており、あとは2番とのコンビネーションの完成度だと思う。鳥谷選手も打率3割を切ったけど、この人はどうやら成長スピードが存外に遅い選手かもしれない。でも一旦前に進んだら後退するということが無いタイプの成長だけに、使っていけば育つものはきっとあるのではないだろうか。
中村投手は登板させるのも気の毒だったが、少し四球を出すなどまだまだ良いときと悪いときの差が大きい。この溝を無くさないと上では大事なときに使えない。同じ左サイドスローの吉野投手が今日も右打者を相手にしても安定した投球内容を見せていただけに、チーム内の良い見本を見習う姿勢で向上してほしい。
今日の試合のキーは2番とセカンドの差だったと思う。特にそれは序盤に顕著だった。1人で井端選手と荒木選手の良いところを出すことは出来ない。しかしどちらかの良いところも同等に出来ていない。この差が非常に大きかった。
野球解説者でもない素人のアナウンサーにも「藤本今日は、バント失敗後にレフトフライ、2打席目はゲッツー、最悪です。」と言われても「素人が!黙ってろ!!」と言い返せない内容だった。
2番の役割というのは確かにある。監督は藤本に「好きに打て。」と言ったらしいが、だからといって自分勝手にやれというわけでもないだろう。考え方を変えれば「藤本には指示を出せない。」ということにもなる。好きに打つにしてもそれは藤本の精神的負担を減らすための言葉かもしれない。たまに印象に残る打撃をするのでそれほど悪く思わない人もいるだろうけど、今の藤本は恐らく本人も何をしていいのか分からない状態だと思う。悪循環にはまってしまっているとしか思えない。
当然、赤星選手とのコンビネーションについても赤星選手に負担が大きくなっているのではないか?本来の2番打者、チームとしての2番打者の出現が今は待たれる。キーワードは「赤星を活かせ!」だ。
幸いにもチームには2番打者の実績がある者や、候補者はいる。たとえば関本選手。確かに守備範囲は藤本よりは狭い。でも彼には意地でも右に打ってやる!という執念というか、嫌らしさがある。たとえば沖原選手。あれほどのプレーヤーがファームにいる。ファームでは相手にならないくらいの打撃を見せている。現状は物足りないだろう。守備でいったら関本以上、藤本未満??でもこの2人ならチームに勢いをつけさせてくれることが期待できる。見たいのは1塁へのヘッドスライディングではなく、勝とうとする姿もそうだけど、今は勝つ姿。
チームにとってセンターラインは非常に重要。
でも優勝を目指しているんだろ?勝つんだろ??
だったら勝つため最善のオーダーで闘おう。それは岡田監督にも気づいてほしい。井川の調子が上がらずミニキャンプなどという言葉も聞くが、むしろ今一番それが必要なのは藤本のように思う。徹底的に、余計なことを考える隙もないくらいに鍛えなければならないのは藤本だ。彼が生き残る道は誰にも負けない『これ』を見つけてくること。それしかない。
いずれにしても狼煙は上がった。先にも書いたけど、少し眠そうだった虎の目は覚めたものと信じている。明日は山本昌さんか?こっちは誰だ?安藤投手か?能見くんか??とにかく反撃を、そして忌まわしい連敗記録にストップをかけよう。そんな記録、1回止めれば後は連勝記録に簡単に変わるものだ。
勝とうぜ!阪神タイガース!!俺竜から余裕の微笑を奪い取れ!!
今日の評はこちらへ。