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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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こういうときは選手会なの?
 とら坊さんのブログでも触れられていたが、中村紀選手の契約交渉に対し、本人の同意無くして申し合わせ以上の減額を提示しつづけ、さらに自由契約にするにはトライアウトまでということを主張している。この辺に関してはオリックス側に全く非が無いわけでもないだろうけど、100%オリックス側が悪いという風には俺は思わない。
 で、選手会が出てきて「なんとかしなさいよ!」と動き出すようだが、どうしたいんだ?と思う。これから決めるんだろうけど。

 「中村紀選手とオリックスが契約しなさい!」と迫るのか、「年俸保障しなさい!」と迫るのかどうか知らないが、以前から選手会の主張に全面的に同意できない俺としては非常に微妙な感情がある。

 俺個人の感想としては、そこまでしなくてもいいと思うが、もしも中村紀選手がどことも契約できなければ“球団職員”という名目で移籍先が決まるまで且つ最長で1年間、中村紀選手にかかる義務的経費っていうのかな?前年所得を対象に課せられる住民税の金額で雇うくらいが落しどころかな?なんて思う。これでも甘いんだろうけど。

 俺が選手会の主張で納得できないのは「年俸は無制限に上昇するのに、減額に関しては限度枠を設けさせている点」だ。他にもそれなりにあるが、これに比べたら大したことではない。

 球界再編が取りざたされた時、球団の経営状況がファンにも広く知らされた。実に金銭的に負担が多いことが分かる。だがその騒動が治まったかどうかの時に始まった契約更改の場では選手個人の要求が例年どおり繰り広げられ、総論賛成各論反対のように、早い話が「経営が大変なのは分かった。でも俺の年俸は下げないでくれ。」的な報道が散々された。その時から選手会って何?って思い始めている。別に年俸を自分から返上しろとは言わない。でも何かを選手会としてできたんじゃないか?と思った。

 確かに選手会はファンに向けて様々に活動している。そして存在が労組としての色合いもあるので、経営側と対立する意見も出すだろうし、選手の利益を第一に考える立場も理解できる。

 考えてみれば事務局に弁護士とかがいるにせよ、プロ野球選手として練習し、試合を行い、そして選手会の役員というか委員をするのは楽ではない。日常に照らし合わせてみれば仕事をしながら町内会やPTAの役員をするのがそれだけ大変かってことだ。

 話を戻すと、選手会として経営側と交渉しながら中村選手に何をするか、そしてこういったことを繰り返さないためにどうするか?という点を検討して欲しい。

 トライアウトの時期といっても、その時期には年俸交渉は普通に行われている。この時期のトライアウトは自由契約になった選手を集めて行われているので当然といえば当然かもしれないが、それ以外の選手に向けても行われるように働きかけるとか、アマチュア球界や独立リーグとの交流試合なども考えていくとか、様々に経営側に提案すべきことはあるだろう。 

 選手会といっても1軍選手だけではなくファームの選手もいるだろう。イースタン7チーム、ウェスタン5チームという不規則な構成で行われている隙間を埋める方法を提案することだってあるだろう。

 報道されるバランスもあるだろうけど、どうも俺には選手会に対し良いイメージが無い。選手側に立つ立場だから主張がそうなるのは理解できる。それは前述したとおり。大変さも分かる。それも前述したとおり。だからもう一歩踏み込んで、選手の言い分を穏便に調停できる立場に成長して欲しい。

 俺としては先に書いた「年俸減額限度の引き下げ」もしくはそれが無理なら「基本年俸上昇枠の創設」が行われればいいと思う。基本年俸上昇枠があって、出来高で加算して行く方法だっていいと思う。

 選手の言い分だけを強行に主張する選手会ではなく、早く成熟した交渉の出来る、プロ野球界の発展を選手側から提案できる選手会に育って欲しいと思う。今出来ている活動で育っている選手を大切にしながら。
| タテジマに想いを | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |









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