タテジマとファイブアローズに魅せられて

　単純に数字の比較だけで解決できないことは承知の上で、井川投手の穴埋めについて少しだけ考えてみた。いや、ほんの少しだけ。

　今年の井川投手、防御率は素晴らしいことに２．９７．ただし、９月２７日以降の４試合は２点しか自責点が無い。ということは、これで下げたこともあり、序盤から中盤、終盤の中でも終盤の序盤にかけての防御率はもっと高め。完投８のうち、最後の４試合で３なので、これもそれまでの２５登板の時は５だった。

　勝敗は１４勝９敗なので、単純に井川投手では貯金が５だったと考えてみる。

　井川投手の穴は、この貯金５を埋める作業であると考えてみようと思った。

　人によっては、１４勝を井川投手の抜ける穴と思ってしまうと思うけど、９敗ということもあるため、貯金５を穴と俺は思うことにしている。

　早い話が１０勝５敗でも貯金は５。９勝４敗でも同じことだ。しかも貯金５は１人の投手で埋める必要は全く無いと思っている。そりゃぁ１人で埋めてくれれば万々歳。でもポスト井川候補といわれている江草投手や能見投手、中村泰投手、筒井投手、岩田投手。別に左腕じゃなくてもいい。例えば今年の中盤まで活躍できなかった杉山直久投手（今年４勝４敗）が上積みしてくれたっていいのだ。どう？直久投手の９勝４敗ならありえそうな気がしない？

　１人の投手で埋める必要は無いと書いた。なので５人の投手が１勝ずつ上乗せしてもいいし、現時点ではどこで投げるのか不明確だけど久保田投手（５勝７敗１６セーブ）が負け数を減らしたっていいんじゃないか？そう、負け数を減らしても貯金になるのだよ。そう！だから江草投手（５勝６敗）と能見投手（２勝４敗）が成長して合計７勝１０敗であったものを１１勝６敗にしてくれたらいいわけ。

　それにね、１年を通じて同じ投手でなくてもいいの。入れ替わり立ち代り、そのときの好調な投手が投げて、１つでも勝ち星を重ねていけばきっと違ってくると思うし、チーム内競争も面白くなるじゃない？

　そう上手くは行かないけど、１つ１つの積み重ねが終わってみれば大きな成果になっているんだし、俺はこの楽しみを来年はじっくり味わってみようかと思っているよ。　

　そうそう、来年は絶対にハマスタに行きます。レフトで観たいけどねぇ・・・・・あそこのレフトは激戦だよね。