タテジマとファイブアローズに魅せられて

　僕が酒を飲み始めた時期ではなく、覚えた時期は２４歳くらいのときになると思う。それまではなんか訳も分からず飲んでいた気がする。

　僕が酒を覚えた場所は水戸だった。１週間くらい水戸よりも少し北に行ったところにある東海村（原子力研究所）で研修を受けた僕は、研修が終わった最終日に、研修で知り合った人と一緒に水戸市内で飲んだ。知らないまちでは知らない店に入るのには勇気がいって、最初は白木屋あたりで飲んでいた。でも２軒目に行くことになり、普通にスナックのようなところに入った。

　しかしそこはスナックではなく、昼間は中華料理屋さん、夜はマスターが仕切るカウンターの飲み屋さんだった。そこで教わった酒は「ウィスキー」だった。

　何杯か飲ませていただいて、僕が好きなウィスキーの傾向はシングルモルトだと教えてもらえた。僕は濁り酒だけダメだけど、そうじゃなければ何でもＯＫ。しかも２日酔いにならない体質（それほど飲まないのかなぁ）なので気楽に飲んでいたんだけど、飲み方を教えて頂いたのはその店だった。

　そこで教わったこと。それは飲むなら水割りではなく、ロックでもなく、ストレートとチェイサーで飲んだほうが悪酔いしないということだった。

　ストレートで少し口にする。口の中で転がして飲み込む。すると胃の中が熱くなる。それをチェイサーの水で冷やす。この繰り返し。これがおいしい味わい方ですよ。って教えてもらった。

　水割りとかロックだと飲み口がいいかも知れないけど、水とアルコールを胃が同時に吸収してしまうので悪酔いしやすいらしい。ストレートで飲めば別々に吸収するので悪くないということだ。あとは休肝日を週に１日設ければいいらしいが。

　それ以前にウィスキーをストレートで飲むこと自体が苦手な人も多いと思うんだけどね。なんか「ウェッ！」って来るんじゃないかな？？

　そのころは今よりもシングルモルトが出回ってなくて入手も難しかったけど、今は増えてきているんでチャレンジするのもいいかも。

　とりあえず興味を持ったら、コンビニなんかでも売っている「マッカラン」あたりがいいと思ってます。

　あぁ、飲みたいなぁ。ということで、禁酒２日目。金曜日は気持ちよく飲めそうだなぁ。もうなんだ、あれだ、「君の瞳に乾杯！」って感じだな。試合は完敗じゃ嫌だけど。