タテジマとファイブアローズに魅せられて

　その日、僕は脚の治療のため医者に行っていました。そこには非常に感じの良い看護婦さんがいまして、その人に「お大事に」と言われると、本当に大事にしようと思ってしまう感じでした。えぇ、私はアホですが何か？

　しかしその日、私はショックなものを見てしまいました。その看護婦さんの名字が変わっているではありませんか！！結婚したのかぁぁぁぁぁ！！

　という傷心のまま、飲み会に行きました。しかしですよ、Ｍさんの飲み会、午後８：３０分開始です。なぜか？！相手は服飾関係のショップのね〜ちゃんたちだから店が終わってからなんです。

　これだけなら何か良さそうですが、そうでもない。来た連中は・・・どうみても４０過ぎのように見えますが？？それに当時の私は２０代後半ですよ？！しかも、着ている服はそのショップで売っているもの。。。フリフリが着いている奴です。しかも服の生地が異様に伸びているように見えますが、そういうデザインなんですか？？本当のデザインは違うんじゃないですか？？いやぁ、引いた引いた。なんかのコスプレかと思った。とにかくイタイ、、、イタすぎるぞ！！

　というわけで、会話もなく始まります。前回の反省を踏まえ、今回は居酒屋です。会話が盛り上がらなくても良いように、料理の味は確かなところを選びました。実に美味い料理だ。でもその店は今はありません。

　会話ですか？盛り上がりませんよ！！しかも１人は風邪を引いているとかで、風邪薬を飲んでいるのに酒を飲むものですから気持ち悪くなったと。。。僕たちは違う意味で非常に不快でした。で、その子をさっさとタクシーに乗せ・・・住んでいる場所から言ってタクシー代は５，０００円を超えるでしょうね・・・１人始末します。

　こういう飲み会のとき、僕はよく「誰かに似ている。」と言われます。誰に似てるんでしょうね？？まぁタレ目ですからね、タレ目の人を適当に言えば当るでしょ？その日も言われましたよ「誰かに似てる！」って。

　で、なんて言われたと思います？「親戚のお兄ちゃんに似てる！」ですよ・・・もうね、しらねーよ！そんなやつ！！ですよ、はい。そのお兄ちゃんはモテるかどうか聞いときゃよかった。

　そんな感じで盛り上がらない飲み会を、私は傷心のままこなしたわけです。

　翌日、Ｍさんから電話が入りました。

「本当にごめんなさい。私もあんな人が来るとは思ってなかったんです。」

　っていうかさぁ、俺たちがそういうことを言うなら分かるけどな、連れて来たお前が「あんな人」って言うな。

　それ以来、Ｍさんとは２度と飲み会をしていません。やはり悪く言うにも程度と言葉ってのがあるんですよね。周りに人が集まるのは難しく、周りの人が去ってゆくのは簡単ですって事だな。

　で、私とお会いした皆さん、私は誰に似ていますか？？