タテジマとファイブアローズに魅せられて

　約１００球で７イニングを投げ終えた。球数からすればもう１イニングと思わないでもないが、それまでの内容の良さが特筆ものだと思う。

　ランナーを背負うこともあり、ピンチが無かったわけではない。でも球のキレがかなり良かったようで、三振などを奪う好投。坂本選手とのコンビも安定しているようで、素晴らしい９勝目となった。

　秋山投手がこれだけやってくれていて、これで藤浪投手が普通にやってたら優勝争いできてたんじゃないか？と思いたくもなる今年の秋山投手の躍進。素晴らしいものがあると思う。

　年齢は若い秋山投手だが、入団からの年数をみれば中堅といっても良いかもしれない。その中堅として今日は大和選手と俊介選手も大活躍。２人とも堅実な守備を見せる選手なのだが、打つ方でも結果を出す。

　大和選手はホームラン。見逃せばボールかもしれない高さを上から叩いて振りぬいたらレフトスタンドへ。長打が無いわけではないことを見せた。

　俊介選手はヒットを重ねる。スタメン起用すると今年の俊介選手は面白い活躍をするなぁ。ルーキーイヤーの活躍が強いけど、本来のスタイルが出せているのが今年のような気がする。もっと打席に立たせたら面白いんじゃないか？

　８回は鳥谷選手。2,000本安打まで残り41本。どうなんだろう？順調にいけば達成は９月かなぁ？

　こうしたいいことだらけの試合だったが、２つ残念なことが。

　１つは中谷選手。８回は１，２塁にランナーを置いた状態で打席が回る。ここで初球を簡単に内野フライ。手を出すほどの絶好球にも見えなかった。こうしたシーン、ちょっと多くないか？試合を決める一打を打つこともあるけど、状況により求められていることをしっかり実行してほしいもの。ここで最低でもランナーを進めていれば、次の鳥谷選手のヒットでもう１人帰ってくることもできたはず。仮定の話になっているけど、１点損した気分になってしまった。

　２つ目は最終回の北條選手のエラー。あれは捕らないと。簡単な打球ではないけど、あれは捕ってこそ！という打球。鳥谷選手や大和選手が同じような打球を当たり前のように処理してきたシーンを何度も見ているだけに、北條選手の守備に物足りなさを感じた。

　中谷選手は今年大躍進で居場所を掴みかけている。北條選手は開幕時は居場所を掴んだけど今は失いかけている。両選手とも居場所を確定させて離さないためには何をすれば？を考えて、もっとレベルアップしてほしい。





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