タテジマとファイブアローズに魅せられて

　この日の甲子園は浜風が吹いている状態。なのに第１打席でスタンドに運んでいるのは本当にすごいこと。きっと完ぺきだったと思うし、打った瞬間「行った！」と思える当たりだった。

　第２打席が２ベースになっていればサイクルにはならなかったのだが、あれは大島選手が上手く回り込んでいる。

　第４打席は浜風に乗った打球が思い切り伸びてレフトオーバー。「２塁で止まれ！」というお客さんの声が周りからも聞こえたけど、ちょっと３塁には行き辛い当たりでありながら、堂々のサイクルヒットだった。

　外にも高山選手のホームランなどもあり、昨日とは一転して多く得点が出来た試合だった。

　メッセンジャー投手が先発したが、決して良い出来だったとは言えなかったのではないか？１イニング当たり２０球を投げ続け、６回が終わった時点で１２０球くらい投げている。ここで降板ということも考えられたけど、７回も投げ、途中でリリーフカーが出そうになったけどこれも車庫入れさせて７回を投げ切る。球数は約１４０を数えていた。

　力投だったが、吉見投手に打席で粘られたり、ヒットと四死球で１１人のランナーを出している（はず）あたりは苦労したと言える。それでもリリーフの負担を減らすイニングを投げ切ったということは、やっぱり今のチームのエースなんだと思う。

　点差が開いた試合で島本投手が最後を締めた。原口選手同様、育成出身の選手。この２人が試合を締めるんだから、見ていてなんていうか感慨深いというかそんな感じがした。

　こうした試合をしっかり締めることの大切さは言わずもがななのでとにかくよかったと思う。

　投打が噛み合った試合として、そして福留選手２度目のサイクルヒットを見ることが出来た試合として、とても印象に残るものとなった。






コメント欄は時間によってご利用いただけることがあります。


コメント欄や投稿者名にショッピングサイトなどへのリンクが貼られていた場合などは削除することがあります。ご承知おきください。

なお、当面の間、サイドバーのコメント表示を非表示にしてあります。