タテジマとファイブアローズに魅せられて

　守備力は折り紙つき。鳥谷選手がＦＡ宣言したときはショートの筆頭候補として名前が挙がった。

　センターをやればゴールデングラブ。そして昨年は上本選手の故障中にセカンドで出場。ここでも高い守備力を見せた。

　センターを守り始めたときだって最初は内野手登録だった（確か・・・）。セカンドを守ったときも急遽そういう起用となった。

　ってことで、今まで「ここ一本で！」という勝負をあまりしてこなかった。これは大和選手のせいでは無くてチーム事情で。

　良く言えばユーティリティー。でもやっぱり、本来の守備位置があってこそのものじゃないと便利屋になっちゃう。そこに出場機会を見出す選手もいるが、大和選手の場合、まだ「ここ一本で！」の一本勝負をやった経験が少ないんだと思う。

　１つのポジションに執着して競う。これを経験することで、更に執念が高まるはず。

　あまりにも高い守備力があったことで、かえって定位置奪取まで時間がかかったのかもしれない。だとしたら、その守備力を次は定位置を確保することで実際の範囲以上に広い守備範囲と思わせてほしい。

　勝負が始まる。今年奪取すれば周りに決して遅かったなんて言わせないのだ。






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