タテジマとファイブアローズに魅せられて

　正直俺も同じようなことを考えていたが、まさか大谷選手から得点するとは思っていなかった。いや、なんとか粘って大谷選手降板後に他の投手から１点獲るとか・・・・・って。

　しかし凄いね、大谷くんは！ストレートもビシッと、フォークもビシッと。他に投げていたのはスライダーでよろしいのか？とにかくそれもビシッと。それに対してこっちはクルクルっと。

　ということで、相手がそうならこっちも！ってことで、ファームから帰って来てから気合いを入れ直したかのような姿のメッセンジャー投手。テレビ越しに見えた、気合いの入った投球。抑えた後の表情が違うわ。いやいや、驚いた。

　奪三振数は大谷くんでも、メッセンジャー投手は２安打に抑える。点が入るような気がしない投手戦を大きく動かしたのは柴田選手だったと思う。

　今年の和田さんは、以前も書いたけど１軍登録した選手をすぐ使う。この良い傾向で今日は柴田選手が大谷くんからマルチヒット。両チームを通じて唯一の得点（打点ではない）を記録した。ん〜、これで出番が増えると楽しくなってくる。

　柴田選手が１軍に来たとき、ファームの現状を詳しく知らん俺は調子も知らん状態だったのだが、見事に打っていたのはとても嬉しかった。

　タイムリーを上本選手が打った。フォークが落ち切らないようなボールだったのだが、それを逃さずヒットにした集中力は素晴らしいと思う。打順が頻繁に変わるのでリズムがつかみづらいと思うのだが、やはり流石だわ。

　１−０で勝った。大谷くんが投げる試合で、勝つとしたら本当にこういう展開しか無かったんじゃないかと思う。本当に少ないチャンスを確実にモノにする。そしてとにかく守り切る。分っていても出来ないことばかりなんだけど、それをきっちりできたことが素晴らしい。

　開幕７連勝中の大谷“投手”の連勝を止めた。相手の連勝は伸ばして相手の連敗は止めて差し上げる。そんな阪神は過去に見た記憶があるが、相手の連勝をスカッと止めたのは（これまでもあるはずだが）珍しいものを見た気がした。

　なんかすっげー得した気分になれた試合だった。






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