タテジマとファイブアローズに魅せられて

　期待する言葉を口にしながらも、「特別扱いすんな。」というメッセージも残している。これは言わなくても良いのでは？誰だっけ？コーチで藤浪投手を触らんで行くとか言っている人もいるんだから、そういう専門的なことは現場に任せておけば良い訳なんで、変に言うと現場がやり辛くなるんじゃないだろうか？そこんとこにも気を使ってもらいたいものだ。自分が言ったらどう思われるかっていうこと。

　でも当然、まともなことも言う方でもある。安芸のキャンプを訪問し、「この中から１人でも多く甲子園で活躍を。」と選手に語りかける。これはやっておいて良いこと。こういうメッセージをもっとどんどん発信してほしいな。ま、そう言っている横でチームはＦＡ選手とかメジャー帰りの選手に触手を伸ばし、一部では若手の出番を奪うという非難をされているのだが。俺もこのオフは話題に上がる選手によっては獲得するよりは若い選手の台頭に期待したほうがいいんじゃないかと思うことも多い。

　その若い選手への期待を語ってらっしゃるのが広岡さん（秋季キャンプ臨時コーチ）。これだけ実績のある監督経験者が言ってくれているんだから、それもリップサービスをあまりしなさそうな方がおっしゃっているので何となしに本気にしてしまう。いや、実際に生え抜きで打線を組めたらどんなに楽しいだろう。その先にいるであろう中谷選手や森田選手がどれだけ頑張って練習して成長するか。そう思ったら弱い時期を経ても生え抜きでしばらくは頑張ってみる。補強は本当に足りないところだけ。外国人選手も厳選する。その繰り返しでチームを作るのも観ているこっちは楽しみ。そりゃ結果が伴わなけりゃ色々言われる監督とかはシンドイだろうけど。そこはオーナーが擁護するとかね。

　オーナーの役割は、オーナー職以外では選手や監督・コーチを守る、期待していることを語るってのも大事な仕事なんだろうね。