タテジマとファイブアローズに魅せられて

　投球内容的には能見投手のほうがヒットも打たれてるし、四死球も多いし、相手よりも先に降板している（８回投げ切ってるけど）。でもここ一番の投球内容の凄さは決して負けてなかったな。ランナー背負っても動じない姿、イニングのピンチを抜けたら次のイニングには引き摺らない。これが岩田投手と能見投手のおおきな違いかな？と思った。

　いやぁ、しかしアニキにホームラン打たれたときの内海のガッカリ具合は凄かったな。あのガッカリ具合はマンガのようだった。それでもそこから崩れなかったのはさすがなんだけど。

　今までもそうだったんだけど、東京ドームのソロホームランは気にしたって仕方ない。だって左中間と右中間の膨らみなんてほとんど無いんだから。だからラミレスの一発は気にしたって仕方ないのよ。他の３打席は全部三振なんだから、打たれたアレは仕方ない。ま、３５０号ホームランの記念すべき試合で相手に勝たせなかったんだからいいのよ。

　平野選手のホームラン。正直驚いてはいない。確かにホームラン打者ではないけど、あれだけ思い切って振れる打者なんだからどこかで出るもんさ。ナイスバッティング！！

　金本選手のホームランも打った瞬間。比較対象として正しいかどうか分からないけど、初球は見逃してストライク。次に甘い球をホームランじゃなくてもヒットゾーンに飛ばせるのが金本選手で、ファウルにしちゃうのが“今の”新井さん。こういう場面の差が出てるんじゃないかなぁって思った場面だった。

　ブラゼル選手が登録抹消。これで若手に大きなチャンスが出てきた。関本選手の当面ファースト起用が予想され（個人的には新井さんがファーストで関本選手がサードだったらいいのにと思う）ることで、平野選手をセンター起用するならセカンドが空く。これは上本選手と大和選手にとって大きなチャンス。

　平野選手をセカンド起用する場合、センターが空くので俊介選手と柴田選手に大きなチャンス。今日の俊介選手のプレーは本当にナイスプレー。どんどんアピールしたらいいのよ。

　ブラゼル選手の離脱は大きなピンチ。でも森田選手も含めて大きなチャンスの場でもある。ファーストを埋めるならファームの葛城選手だって良かったかもしれない。でもここで若い選手を上げたことに意味が隠されている。

　個人的には甲斐選手を見てみたいのだがね、せめて守備だけでも。