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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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【3日間観戦記】 ほ〜れほれほれ
 ふざけたタイトルで申し訳ない。3日間京セラドーム大阪に行ってきました。

 実は今年も開幕2戦目から行くつもりでしたが、友達の常勝気流の輝石くんから誘っていただいて行くことに。年度末の週末なので歓送迎会の可能性もあったのですが日もずれてくれて、しかも仕事もなんとか前日までに終わらせることが出来、さらに午後からお腹が痛くなるという好条件に恵まれて何とか試合開始には間に合うことが出来ました。ホントにギリギリだったけど。では3日間の試合その他を振り返ります。ちなみにお腹の具合は新大阪駅に着いた時点で治りました。

〔1日目〕 安藤粘投

 開幕投手は安藤投手。やはりプレッシャーってあったんでしょうね、本当によく投げたと思います。とにかくこの時期は「まず1勝」が欲しい時期。なのでこの日の継投も良かったと思います。

 打撃面でも金本選手のタイムリー、たたみかける今岡選手のタイムリーという復活というか不安を捨て去る活躍をしてくれたのは大きな出来事でした。

 それにしても開幕戦という雰囲気は独特なもので、腹をすかしていたときに目の前にご馳走を出されたかのような感じでした。

 開幕は勝てないという印象のタイガースですが、この試合は良かったですよ。5安打で4得点という試合でしたが、1巡目で寺原の球を見て2巡目で攻略するという強い野球を見せてくれました。

〔2日目〕 岩田初勝利

 ここ数年、期待の若手と言われながら先発ローテに定着しない投手が何人もいました。このままだったらそうなってしまうのかな?と思われてしまうところだった岩田投手が先発です。

 オープン戦で結果を出して上がってきた選手ですが、むしろ2回で失点して気が楽になったのでしょうか?ヒット3本で満塁のピンチ(逆を言えばヒット3本でも失点していない)状況で4番と5番を連続三振!!という投球を見せます。野口さんの強気のリードと上手く合っていた感じでした。野口さんの若手投手をリードする技術は高く評価されるべきでしょう。とにかく気持ちを継続させて徹底する姿が伝わってきました。

 この日は金本選手が今シーズン第1号を放ちます。そして最終回にファインプレーも。非常に感動した場面でした。

〔3日目〕 復活の福原

 先発は福原投手。なんとか先制して楽な展開にしたところです。そして試合はそのとおりになりました。

 昨日は状態が良くなさそうに見えた今岡選手も2本目のヒットは奇麗にライト前へ。とにかく今年はバットを強く振っている打席では打球が良く飛んでいます。当てに行くと転がっちゃうんですけどね。

 矢野さんと好相性の福原投手も時折甘いところに行くのですが併殺打を上手いこと打たせて、しかもセカンドに打たせて後続を断ちます。

 なんと開幕3試合目で完封勝利を飾りました。大きな1勝でしょう。

 さて、試合は皆さんもご覧になっていると思うので、ここからはスタンドから観ていて気がついたことをいくつか書きます。

≪平野効果≫

 それにしてもいつからタイガースはこんなにトレードが上手くなったんだ?と思うくらいの平野効果です。

 初戦では送りバントをプッシュ気味にしてセカンドで赤星選手が封殺されるという場面があり、このへんは送りは送りでしっかり決めてほしいという気持ちが正直言ってありました。

 でも今までは赤星選手だけだった脚という武器が平野選手が入ることで2本立てになります。これが開幕前に比べて現地で見ると印象が全然違うんです。

 まだシーズンに入って3試合ですが、この調子でコンビとして伸びて行って機能していけば12球団最高の1,2番になれる可能性は贔屓目抜きで高いと思います。

 ただし心配なのはやはり怪我。赤星選手は首に故障があり、平野選手はヘッドスライディング。これが怪我につながらなければいいなって思います。
 友達の輝石くんや塾長さんとも話をしたのですが、平野選手が2割8分くらい打ってくれたらかなりの脅威になりますよ。

≪新井効果≫

 新井選手の効果。これは攻撃面では計りしれません。1,2番がチャンスを作れるので3番の新井選手の存在がさらに大きくなるのです。

 後には問答無用の4番打者である金本選手がいます。そうなると新井選手で勝負するしかない。歩かせたくないからストライクで勝負する。って感じでしょうか?開幕3試合で6打点というのは1,2番の働きに寄るものも多いのですが、その流れを切らずに得点につなげられる新井選手の存在は本当に大きいですね。

 そして守備面でも。捕球とかが上手いかどうかは別ですが、新井選手という長身の選手がファーストにいることで内野手は凄く投げやすいと思うんです。それは昨年の捕球名人のシーツ先生でもそうだったんでしょうけど、公称189cmの新井選手ですので腕を伸ばせば凄く高い所に届くと思うんですね。的が大きいというのは送球する方にとっては安心でいる部分でしょうから、その貢献も大きいと思いました。新井選手の本領発揮はまだまだこれからだと思うので楽しみです。

≪走塁意識≫

 今年変わった大きな点は、少し厳しく後述しますが少々の出来事を除いて全力疾走をしているという点です。これ、昨年に比べてすごく変わりました。

 赤星選手と平野選手はもちろんですが、鳥谷選手もショートゴロでも全力疾走で際どいプレーにするし、今岡選手でさえも(って書いたら失礼だけど)あまり速くないなりに(って書いたらさらに失礼ですが)最後まで抜かずに走ってアウトになっても1塁を走り抜けています。

 以前にも書きましたが、全力で走るって相手に結構なプレッシャーになると思うんです。もしかしたらファンブルするかもしれない。送球が逸れるかもしれない。そうなってから全力で走ったとしても1塁どまりかもしれない。でもそうなるまえに走っていたら2塁まで行けるかもしれないでしょ?野球って1試合の中で得た限りあるチャンスを活かして行くという見方ってすると思うんです。だからそのチャンスを作ることも活かすことも走塁って大きいと思うんですよね。

 今はシーズン開幕直後ということでみんな元気でしょうから全力疾走できると思います。だからこの気持ちをシーズンを通じて持ち続けてほしいものだと思いました。この走塁の意識変化、球場で見ていて凄く気持ち良かったです。

≪矢野さんの走塁について≫

 先述した“少し厳しく後述します”というのは矢野さんです。ちょっと走塁で抜くところがある気がしています。実は2005年の開幕当初にも同じことを書いているんですけどね。

 この試合でそれが顕著になった場面があります。ご記憶の方もいるかもしれません。

 3戦目の8回に矢野さんが出塁します。打者は福原投手。ここは送りバントの場面です。バントの構えをする福原投手に対して横浜の内野陣は当然前進守備、バントシフトです。

 ここで1塁ランナーのリードについてちょっと書きます。

 赤星選手はこういった人工芝球場の場合、アンツーカー(土)の部分に左足だけ残して大きなリードをとります。平野選手も概ねそのくらいでしょう。実は新井選手も同じくらいとって走塁意識の高さを見せています。

 鳥谷選手になると少し小さくなりますが、それでも体の4分の3はアンツーカーから出ていることが多いです。

 脚の怪我をしていた金本選手や、俊足ではない(と何度も書いて申し訳ない)今岡選手の場合は体半分を残しているという感じです。

 さてそこで場面を戻します。横浜内野陣はバントシフトです。1塁の佐伯選手も前進しています。なぜなら打球処理時はファーストにはセカンドの仁志選手がベースカバーに入るからです。

 そうなるとピッチャーからの牽制球はあまり考えられないわけですね。当然リードは大きくとれるはずなんです。しかしこの場面、矢野選手はアンツーカーの部分から1歩も出ない非常に小さなリードでした。体全部がアンツーカーの中だったんです。そうなるとよほど良い所にバントを転がさないとセカンドへは厳しくなります。

 福原投手のバントは結果的に併殺となりました。しかし1塁ランナーがセカンドで刺されてしまうような悪いバントではなかったと思います。もしも矢野さんがアンツーカーから体半分でも出して走塁していれば、打球を処理した投手はセカンドへ送球しなかったのではないかと思えるくらいのバントをしています。だってセカンドに送ってFc(フィルダースチョイス)になるのは点差があるとはいえ避けたいものでしょう。点差があった試合であり、福原投手と完封を成し遂げた矢野さんのリードは賞賛されて然るべきものです。なのでこのプレーが本当にもったいないのです。

 ご存じのとおり矢野さんは非常に人気がある選手です。多くの子供たちも憧れていたり目標にしていると思います。だからなおさらこういった何気ないプレーに油断せずに、点差に関係なく、僅差でも大差でも気を抜かずに長いシーズンをプレーして行ってほしい。そんな風に思ったので開幕当初のこの時期に見えたことについて書いてみました。
| タテジマに想いを | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) |









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