待ってたぜTigers!Yeah!!
静岡でのタイガース戦。随分前に観たタイガース戦は坪井選手がルーキーの時。白熱の投手戦は1−0で横浜の「三浦−佐々木」で完封負け。2年前は直久投手が力投を見せるもリリーフ安藤投手が打たれ「門倉−佐々木」に負け。試合後にはヒーローインタビューのお立ち台に「山下大輔監督(当時)」まで上がり、「こんなに相性がいい球場なら、年間20試合くらいやりたい。」と言われる始末だった。
そう、静岡にもでっかい『わすれもの』があったんじゃ!!それは静岡で勝つこと!!それしかない。
午前10時頃、後輩Yからメールが入る。「気合が入りすぎて既に並んでいます。」。さすが後輩。やるもんだ。俺も昼過ぎに到着。一緒に並ぶ。
列の中では先発予想の話がアチコチでされている。横浜は「門倉投手(以下、『アゴ兄さん』に略)」で決まりだろう。さて、こっちは??というと意見が割れる。下さんか?オックス??球場スタッフにこれもまた後輩がいるので捕まえる。「おい、牛島監督に『先発誰ですか?』って聞いて来い!」・・・・・そりゃ無理だ。
さて球場入り。それだけ早く並んでいるので理想的な場所を取り試合開始時間を待つ。この日の静岡はポカポカ陽気。でもやはり日が落ちると寒くなる。しかしこんなに風が強い球場だったかな?両翼は90mくらいあるけどセンターは115mと狭い球場。ホームラン連発の試合の予感だけはする。
両チームのバッテリー紹介も、先発紹介も甲子園より10分ほど早め。先発は・・・・・オックスだぁ!!ということで試合開始。
先頭打者の赤星選手、積極的にヒッティング。応援団は「そーれいけいけぇ!」をやっている途中だったので、先頭打者恒例の「突撃!突撃!」ができなかった。
そして2番、藤本選手。まずは赤星選手盗塁!!これで今日も勝つか?!期待は膨らむ。この時、スタンドにいるほとんどのタイガースファンは『藤本選手が最低でもセカンドゴロを打ち、シーツ先生の犠牲フライとかで先制』というシーンを描いていた。描いていたんじゃ!!しかし藤本選手「静岡のみなさん、僕の一番得意なプレーを目に焼き付けてください!」と言わんばかりに。シーツ先生もポップフライ。なんてこった。ポップフライ
裏の守備。オックス、種田に思いっきりぶつける。テレビ大阪で観戦していた観戦友達に言わせると、種田選手の「痛い!!」という声を音声が拾っていたようで、レフトから見ているこっちからは凄いあたり方をしたので危険球にも見えていた。でもオックス、帽子を取って謝っていたね。(ちなみに俺たちはテレビ大阪には映っていたようだ)
そしてゲッツーにはおあつらえ向きのゴロがショートへ!6−4−3のダブルプレーか?そこで藤本選手「静岡の皆さん、僕の得意の守備を見てください!」と言わんばかりに難しいスライディングをされたわけでもないのに泳いだ体制からスローイング・・・・・ワンバウンド・・・・・シーツ先生取れない!!
まぁ、そんなこともありながら2回へ。今岡選手のレフトフライを目測を誤り、一旦バックしてから前進して取る古木選手。思えばこのプレーが3回への伏線だったのか・・・と。
その3回。矢野さんが深いところへレフトフライ。これを追う古木選手。フェンス際だったので左中間ど真ん中で応援していた俺には見えなかったけどバンザイしていたのね。大歓声。これをオックスが見事に送る。スタンドからは「藤本にも教えてやれ!」の声が。そして赤星選手タイムリー。ここで藤本選手。「静岡の皆さん、これが僕の打撃です。もう1回見て目に焼き付けてください!」とでも言わんばかりの微妙なフライ。これを赤星選手好判断。3塁を頂き!!そしたら古木選手、サード村田選手へまたこれが変な送球。村田選手も取れないっていうか、取ったあとにボールを追いかける。これがまたよく転がるんだ!まるで村田選手がボールを蹴ってしまったかのように転がってゆくボール。それを見ながら赤星選手はホームイン。はっきり書きましょう。アゴ兄さんは全く悪くありません。完全に打ち取っている当たりばかりなんだもん。
気落ちした兄さん、浜中選手にドカン!と行かれてしまいました。確かに伸びた当たりでしたなぁ。ここで6−0。打撃戦のヨ・カ・ン!!
そしてこれが合図かのように点の取り合いが始まります。っていってもタイガースの怒涛の攻撃が始まるだけなんですけど。
しかし牛島監督も鬼というか何というか、アゴ兄さんを続投させるわけです。「ここは代打だろうなぁ。」と思っていたら、打席に入る選手のテーマソングに、アントニオ猪木さんの「炎のファイター」が流れるんです。これって、「アゴ」つながりで門倉投手のテーマじゃないっすか!!そこで続投させるのか!!という場面もあり。「もうこのくらいでアゴ兄さんを許してやってくれよ・・・」とスタンドの涙を誘う中、試合は進んでいくわけです。
あとはアニキのタイムリー、今岡選手のタイムリー&走塁アウト・・・・・あれを2ベースにできないのかぁ!!!という叫びがある中、今岡選手は「ゲッツー」も見せてくれました。それは見せてくれなくていいのに・・・・・。でも2塁でアウトになった時のスライディングは結構かっこよく滑ってました。
試合は進みます。種田選手の一発と濱中選手の2発目は、甲子園だったら前者はフェンス直撃か後者はセンターフライ。でも狭い球場ならではの地の利を味方につけたナイスバッティング!!少し早い『花火大会』に大喜びです。この日は濱中花火2発、矢野花火1発、種田花火1発の計4発が静岡の夜空を焦がしました。
岡田監督もサービス満点。右投手の秦投手が登板している時です。金澤投手に代打が出ます。さぁ、ここは左の桧山選手登場か?!とスタンドの期待が膨らむ中、出てきたのは「シェーン!!」スタンド中が違う意味で盛り上がる中、2−1からグレイトパワーが炸裂・・・・・せずに終わり。今年はジェット風船OKになったのにね。
9回には阪神OBの佐久本が登板するおまけもあり、試合は無事にダーウィンが締めました。
とにかくですね、寒い。風が冷たい。手袋持っていけばよかった。でも2年前に比べると応援団も大勢いたし、応援はまとまっていましたね。
俺が生まれる前や幼少の頃は別として、記憶になる中でタイガースが静岡で挙げた初勝利。嬉しい、本当に嬉しい。この試合を大阪から観戦に来た友達のおかやんに勝ち試合を見てもらえて本当に嬉しい。燃えた夜でしたよ。打ち上げの居酒屋で飲んだ酒は美味かったです。
日本シリーズにも忘れ物がある。それはみんなが思っていることで分かっていること。でも地方球場では、それも静岡のように毎年タイガース戦があるとは限らず、しかも横浜主催ゲームになるので次に開催される試合はタイガース戦かどうかもわからない。そんな地方では1つの敗戦の借りを返せるのは何年先か分からないんです。それを今年返せたのは、そしてそれを観ることができたのは本当に幸せなことです。
帰り道、歩いていると横浜の選手を乗せたバスが俺たちを抜いていきました。禁煙車と喫煙車に分かれて移動しているんですね。
まぁちょっと、正直言って帰りの電車の中ではマナーの悪いタイガースファンがいて嫌なもの見ちまったなって感じはしましたけど、レフトスタンドでは(一部、アホなファンもいましたが)、お年寄りから小さな子供まで、ご家族連れもみんなで立ち上がって応援するという、地方球場ならではの光景もあり、静岡生まれ静岡育ちなのに普段甲子園で見慣れている自分としては地元の球場の良さも再認識した気がしますね。
東京と名古屋の間にある小さな地方球場で、球場の周りには何もないんですけど、機会があったら是非観戦にきてください。どこに座っても観やすいです。
それとメールを下さった、観戦友達のみなさん(Nぶさん、G場さん、J長さん、Pんさん、Kりん姉さん、Oちん)、ブロガーの皆さん(しんさん、ユタパパさん)、記事でも私の名前を取り上げてくださった、りおさん、toraoさん、とら坊さん、ありがとうございました。そして大阪から遠征して、その日のうちに寝台特急で帰阪したおかやん、本当にお疲れ様でした。アニキのホームラン行脚と同じ数の観戦球場数目指して頑張れ?!
ありがとうタイガース!静岡にまた来てくれよ!!
午前10時頃、後輩Yからメールが入る。「気合が入りすぎて既に並んでいます。」。さすが後輩。やるもんだ。俺も昼過ぎに到着。一緒に並ぶ。
列の中では先発予想の話がアチコチでされている。横浜は「門倉投手(以下、『アゴ兄さん』に略)」で決まりだろう。さて、こっちは??というと意見が割れる。下さんか?オックス??球場スタッフにこれもまた後輩がいるので捕まえる。「おい、牛島監督に『先発誰ですか?』って聞いて来い!」・・・・・そりゃ無理だ。
さて球場入り。それだけ早く並んでいるので理想的な場所を取り試合開始時間を待つ。この日の静岡はポカポカ陽気。でもやはり日が落ちると寒くなる。しかしこんなに風が強い球場だったかな?両翼は90mくらいあるけどセンターは115mと狭い球場。ホームラン連発の試合の予感だけはする。
両チームのバッテリー紹介も、先発紹介も甲子園より10分ほど早め。先発は・・・・・オックスだぁ!!ということで試合開始。
先頭打者の赤星選手、積極的にヒッティング。応援団は「そーれいけいけぇ!」をやっている途中だったので、先頭打者恒例の「突撃!突撃!」ができなかった。
そして2番、藤本選手。まずは赤星選手盗塁!!これで今日も勝つか?!期待は膨らむ。この時、スタンドにいるほとんどのタイガースファンは『藤本選手が最低でもセカンドゴロを打ち、シーツ先生の犠牲フライとかで先制』というシーンを描いていた。描いていたんじゃ!!しかし藤本選手「静岡のみなさん、僕の一番得意なプレーを目に焼き付けてください!」と言わんばかりに。シーツ先生もポップフライ。なんてこった。ポップフライ
裏の守備。オックス、種田に思いっきりぶつける。テレビ大阪で観戦していた観戦友達に言わせると、種田選手の「痛い!!」という声を音声が拾っていたようで、レフトから見ているこっちからは凄いあたり方をしたので危険球にも見えていた。でもオックス、帽子を取って謝っていたね。(ちなみに俺たちはテレビ大阪には映っていたようだ)
そしてゲッツーにはおあつらえ向きのゴロがショートへ!6−4−3のダブルプレーか?そこで藤本選手「静岡の皆さん、僕の得意の守備を見てください!」と言わんばかりに難しいスライディングをされたわけでもないのに泳いだ体制からスローイング・・・・・ワンバウンド・・・・・シーツ先生取れない!!
まぁ、そんなこともありながら2回へ。今岡選手のレフトフライを目測を誤り、一旦バックしてから前進して取る古木選手。思えばこのプレーが3回への伏線だったのか・・・と。
その3回。矢野さんが深いところへレフトフライ。これを追う古木選手。フェンス際だったので左中間ど真ん中で応援していた俺には見えなかったけどバンザイしていたのね。大歓声。これをオックスが見事に送る。スタンドからは「藤本にも教えてやれ!」の声が。そして赤星選手タイムリー。ここで藤本選手。「静岡の皆さん、これが僕の打撃です。もう1回見て目に焼き付けてください!」とでも言わんばかりの微妙なフライ。これを赤星選手好判断。3塁を頂き!!そしたら古木選手、サード村田選手へまたこれが変な送球。村田選手も取れないっていうか、取ったあとにボールを追いかける。これがまたよく転がるんだ!まるで村田選手がボールを蹴ってしまったかのように転がってゆくボール。それを見ながら赤星選手はホームイン。はっきり書きましょう。アゴ兄さんは全く悪くありません。完全に打ち取っている当たりばかりなんだもん。
気落ちした兄さん、浜中選手にドカン!と行かれてしまいました。確かに伸びた当たりでしたなぁ。ここで6−0。打撃戦のヨ・カ・ン!!
そしてこれが合図かのように点の取り合いが始まります。っていってもタイガースの怒涛の攻撃が始まるだけなんですけど。
しかし牛島監督も鬼というか何というか、アゴ兄さんを続投させるわけです。「ここは代打だろうなぁ。」と思っていたら、打席に入る選手のテーマソングに、アントニオ猪木さんの「炎のファイター」が流れるんです。これって、「アゴ」つながりで門倉投手のテーマじゃないっすか!!そこで続投させるのか!!という場面もあり。「もうこのくらいでアゴ兄さんを許してやってくれよ・・・」とスタンドの涙を誘う中、試合は進んでいくわけです。
あとはアニキのタイムリー、今岡選手のタイムリー&走塁アウト・・・・・あれを2ベースにできないのかぁ!!!という叫びがある中、今岡選手は「ゲッツー」も見せてくれました。それは見せてくれなくていいのに・・・・・。でも2塁でアウトになった時のスライディングは結構かっこよく滑ってました。
試合は進みます。種田選手の一発と濱中選手の2発目は、甲子園だったら前者はフェンス直撃か後者はセンターフライ。でも狭い球場ならではの地の利を味方につけたナイスバッティング!!少し早い『花火大会』に大喜びです。この日は濱中花火2発、矢野花火1発、種田花火1発の計4発が静岡の夜空を焦がしました。
岡田監督もサービス満点。右投手の秦投手が登板している時です。金澤投手に代打が出ます。さぁ、ここは左の桧山選手登場か?!とスタンドの期待が膨らむ中、出てきたのは「シェーン!!」スタンド中が違う意味で盛り上がる中、2−1からグレイトパワーが炸裂・・・・・せずに終わり。今年はジェット風船OKになったのにね。
9回には阪神OBの佐久本が登板するおまけもあり、試合は無事にダーウィンが締めました。
とにかくですね、寒い。風が冷たい。手袋持っていけばよかった。でも2年前に比べると応援団も大勢いたし、応援はまとまっていましたね。
俺が生まれる前や幼少の頃は別として、記憶になる中でタイガースが静岡で挙げた初勝利。嬉しい、本当に嬉しい。この試合を大阪から観戦に来た友達のおかやんに勝ち試合を見てもらえて本当に嬉しい。燃えた夜でしたよ。打ち上げの居酒屋で飲んだ酒は美味かったです。
日本シリーズにも忘れ物がある。それはみんなが思っていることで分かっていること。でも地方球場では、それも静岡のように毎年タイガース戦があるとは限らず、しかも横浜主催ゲームになるので次に開催される試合はタイガース戦かどうかもわからない。そんな地方では1つの敗戦の借りを返せるのは何年先か分からないんです。それを今年返せたのは、そしてそれを観ることができたのは本当に幸せなことです。
帰り道、歩いていると横浜の選手を乗せたバスが俺たちを抜いていきました。禁煙車と喫煙車に分かれて移動しているんですね。
まぁちょっと、正直言って帰りの電車の中ではマナーの悪いタイガースファンがいて嫌なもの見ちまったなって感じはしましたけど、レフトスタンドでは(一部、アホなファンもいましたが)、お年寄りから小さな子供まで、ご家族連れもみんなで立ち上がって応援するという、地方球場ならではの光景もあり、静岡生まれ静岡育ちなのに普段甲子園で見慣れている自分としては地元の球場の良さも再認識した気がしますね。
東京と名古屋の間にある小さな地方球場で、球場の周りには何もないんですけど、機会があったら是非観戦にきてください。どこに座っても観やすいです。
それとメールを下さった、観戦友達のみなさん(Nぶさん、G場さん、J長さん、Pんさん、Kりん姉さん、Oちん)、ブロガーの皆さん(しんさん、ユタパパさん)、記事でも私の名前を取り上げてくださった、りおさん、toraoさん、とら坊さん、ありがとうございました。そして大阪から遠征して、その日のうちに寝台特急で帰阪したおかやん、本当にお疲れ様でした。アニキのホームラン行脚と同じ数の観戦球場数目指して頑張れ?!
ありがとうタイガース!静岡にまた来てくれよ!!