タテジマとファイブアローズに魅せられて

　新聞各紙では緒方選手が膝に死球を喰らって倒れて、片岡コーチが腕をクロスして「×」を作っても金本監督は交代を許さなかったと書かれている。そして同じく、金本監督が「行けるか？」と質問したところ、緒方選手は「行けます。」と答えたので交代させなかったとも。

　そりゃ、数々の怪我を怪我とも思わず試合に出続けた鉄人監督に「行けるか？」と言われて「無理っす！」とはなかなか言えない。

　金本監督も無茶ぶりってわけじゃなくて、当たった部分を「肉のところ」と確認したうえで選手に確認しているので、充分理解できる判断なのだが、やはり監督の印象から「今度の監督は厳しいぜ！」ってなる。

　そもそも緒方選手にとって、こういった形での交代はチャンスを奪われることになる。死球でチャンスを奪われることも悔しいだろうけど、自分ではできると思っていながらコーチなどの判断で下がらざるをえないことも悔しいはず。こうしたことを踏まえたうえで出続けたのだから、それだけでも生き残ったと思って良いのではないだろうか。

　あくまでもタイガースサイドのモノの見方で書いているので実際の様子とは違うのかもしれないが、引き分けという結果が試合前に想定していた差を見せつけられるというか、フルボッコにあうようなものでは無かったということではなく、こうした選手がいたことが大きな収穫だったのではないかと思った。

　そして今日の昼に行われたホークス戦も引き分け。出る選手みんながアピールできたようで良かったと思う。原口選手もヒットを打ったし。二神投手、三振獲れるっていいね！






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