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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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感動の継続を
 12月1日から12月3日分も併せて更新しました。

 12月1日分 能見と直久

 12月2日分 良かったね!光っさん♪

 12月3日分 まぁ、その辺で

 よろしくお願いします。で、本日分は続きをご覧下さい。
 北京オリンピック出場枠をかけたアジア予選は日本代表が優勝。つなぎ野球を実践した勝利は見ていて嬉しかった。

 普段は他球団の選手には興味が無いのだが、こういった大会ではやはり日本代表に肩入れして見るので他球団の選手の応援にも力が入る。

 WBCで感じた感動とは少し違うけど、やはり優勝はいいもんだなぁと思ったし、選手には無事に帰国して来シーズンの開幕を迎えてほしいと思う。死球を喰らった井端選手も少し心配だ。

 さて、この3試合を終えて1つの心配事がある。人によって感じ方が違うのはもちろんであるが、俺は星野監督の野球はタイガースの頃から“使い切る野球”と定義して見ていた。

 この“使い切る”には色々ある。ベンチの選手を使い切る。選手の能力を最大限使い切る。選手が自分のすべてを使い切る。色々“使って、使い切って”チームは勝利を目指す。だからそこには一丸という言葉が浮かんでくる。反面で、選手の持てるすべて若しくはそれ以上を“使い切ってしまう、出し切ってしまう”ため後に物凄い反動が来るという恐ろしさも感じる。

 その“使い切った”結果が2003年の優勝だった。同じく使い切ろうとした2002年は、使うだけの貯金が選手にまだ無かった。そこを乗り越えて使い切るだけのものを熟成して迎えたから2003年は夏のロード前までは本当に強かった。

 この使い切るには長所もあれば短所もある。“使い切ったこと”に対する疲弊である。そりゃそうだ、誰だってMAXを継続はできない。この疲弊をどうやって取るかなのだが、その疲弊を除く方法を知らなかったので2004年はBクラスになった。いや、よくぞ4位で留まったという見方すら出来る。だから2005年の優勝などは“当然”なんてものではなく“よくぞ優勝できた”という驚きすら感じたものだ。

 岡田采配は悪く言えば動かないとか、酷いときには無策とか言われるけど実際にはこの疲弊の取り除きに時間をかけていると感じることが出来る。疲弊を除くためには細かい作戦よりも選手に考えさせ、選手自身のプレースタイルを尊重するスタイルの方が良かったのかもしれない。その中でこの3年間は順位を落としながらも1,2,3位であるのは、岡田監督への好き嫌いもあるだろうけど評価すべきことではあると思う。ここまで書いた全ては逆の見方も出来るんだけどね。でもそれはここに書いたことに限らず全てそうだろうし。

 ということで心配になるのは、さすがに今回の3連戦で大きな疲弊を背負ったとは思えないが、次に控えるオリンピック本番までの期間とオリンピック後の時間に残る疲弊を最小限に抑えること。これを徹底してほしい。

 さてその疲労や疲弊を抑えるものの1つにメンタルがある。その疲労や疲弊を感じるというか味わうには当然その場に出たという事実がある。その事実の中で今回は優勝したという、これも事実がある。

 その事実により、多くの野球ファン、そして野球ファンだけではない多くの方々が感動を覚えたはず。そして選手自身も感動したはず。だからその感動を継続させてほしい。これは今回のアジア地区予選もオリンピック本戦も同様だ。

 物すごい緊張感の中でのプレーだったはず。張りつめた糸というか、伸ばすだけ伸ばして伸びきったゴム紐というか、どこかで緩める時期は必要。その緩める時期と程度を間違えないこと。非日常から日常へ戻す感覚というかそういうもの。単純な言葉だがその緩衝材となるものは自分たちが成し得た偉大な事実と向き合い、そこで覚えた感動とか誇りを継続していくことではなかろうか。

 この維持が出来ればきっとさらに強くなる。きっともっと良いコンディションで戦える。俺はそう思っている。そしてこれはリーグ優勝を経験している選手が残っているタイガースにも言えることであり、これを経験している選手が経験していない選手に伝えていくことを継承と言うのだ。
| タテジマに想いを | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |









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