戦いの触媒(しょくばい)
それ自身は変化をしないが、他の物質の化学反応のなかだちとなって、反応の速度を速めたり遅らせたりする物質のことを触媒と言う。例えば科学の実験中、少しだけ硫酸を入れてやって、液体中を「硫酸酸性」にしてやるようなこと。同じ酸性でも「塩酸酸性」や「硝酸酸性」と違って、硫酸の介在するときの方が化学反応の進行が速い。
僕は高校卒業後の11年間、実は自分の分析室を持つ仕事をしていた(今は事務部門だけどね)。そのときにこの「触媒」の有効利用をしながら微生物学の応用なんかもしていた。理系の僕がブログをやるなんてね。
で、話はタイガース。今年意外にも「藤井」に対しこの触媒の働きをしているのがスペンサー選手だ。今日の対戦を終わり10打数7安打。ホームランだって打っている。明らかに打てるという自身を秘めた表情。これがアニキや今岡選手ならチーム全体に伝播するかどうかはわからないけど、スペンサー選手だけにチームの雰囲気は違ってきている。
6番が不気味。だから4番にも5番にも勝負しなければならない。しかも今日の藤井投手はリズムが悪い。昨日の最後の粘りをつないでくるタイガースにとって、藤井投手は今までの彼ではなかった。これもスペンサーという触媒が、タイガースのリズムを良くするという反応を促進させ、藤井投手の投球の反応速度を遅らせる働きを示していると考えながら試合を観ていた。
先発が予想されていた安藤投手が奥様の看病のために登録抹消。
今年のシーズンの序盤に、下さんと中村豊さんがファームに行ったとき岡田監督は「下や豊が帰ってくるまで、チームの良い状態を保って迎えよう。」と言った言葉を、今度はチームが安藤くんとシーツ先生に贈る番になった。
能見くんは悪い立ち上がり。でも腕を振ることを意識していたら相手が徐々に詰まってきた。やられたらやり返す!!今年のタイガースはシーズン後半から取り返すのが早くなった。見えないプレッシャーは相手に、目に見える勢いをチームに。
悪いなりにも立ち直る投球で久々に勝ちを記録する。そう、シーズン当初の調子や投球を取り戻すためには休んでいる暇は無いし、新人の年にこんな素晴らしい成績のチームで投げられる幸運は誰もが経験できるものではない。
意気消沈する中日。9月7日に負けたという事実だけでなく、あの試合を機に生まれ変わった如く責め続けるタイガースの勢いと戦いこそが中日の意気を沈めている。ペナントレースにはキーとなる試合はあるのだが、決して点で終わるものではなく、その点が集まって線になっていることを知らなければならない。
スペンサー選手の来季の残留が厳しいのは事実。しかし彼が示した戦いの触媒。チームを戦いやすくする環境やムード。こういったものを作り出せる触媒としての重要さを誰かが気付き、誰もが必要としているものであることを僕たちは知らなければならない。
そしてマジックを減らす触媒は僕たちファンの力でもある。
今日も地力でマジックを減らした。打たれたことで、球児くんの防御率0点台フィニッシュは難しくなった。しかしここまでの活躍は色褪せない。ただ戦うのみ。そして最後のそのときには、安藤くんも、シーツ先生も。全員で胴上げに参加しよう!!
九州から観戦に来たFUZYさん、ちび虎くん、観戦勝利おめでとう!!良い思い出が出来て良かったですね。
文末ですが、安藤投手の奥様の体調の早期快復をお祈り申し上げます。
僕は高校卒業後の11年間、実は自分の分析室を持つ仕事をしていた(今は事務部門だけどね)。そのときにこの「触媒」の有効利用をしながら微生物学の応用なんかもしていた。理系の僕がブログをやるなんてね。
で、話はタイガース。今年意外にも「藤井」に対しこの触媒の働きをしているのがスペンサー選手だ。今日の対戦を終わり10打数7安打。ホームランだって打っている。明らかに打てるという自身を秘めた表情。これがアニキや今岡選手ならチーム全体に伝播するかどうかはわからないけど、スペンサー選手だけにチームの雰囲気は違ってきている。
6番が不気味。だから4番にも5番にも勝負しなければならない。しかも今日の藤井投手はリズムが悪い。昨日の最後の粘りをつないでくるタイガースにとって、藤井投手は今までの彼ではなかった。これもスペンサーという触媒が、タイガースのリズムを良くするという反応を促進させ、藤井投手の投球の反応速度を遅らせる働きを示していると考えながら試合を観ていた。
先発が予想されていた安藤投手が奥様の看病のために登録抹消。
今年のシーズンの序盤に、下さんと中村豊さんがファームに行ったとき岡田監督は「下や豊が帰ってくるまで、チームの良い状態を保って迎えよう。」と言った言葉を、今度はチームが安藤くんとシーツ先生に贈る番になった。
能見くんは悪い立ち上がり。でも腕を振ることを意識していたら相手が徐々に詰まってきた。やられたらやり返す!!今年のタイガースはシーズン後半から取り返すのが早くなった。見えないプレッシャーは相手に、目に見える勢いをチームに。
悪いなりにも立ち直る投球で久々に勝ちを記録する。そう、シーズン当初の調子や投球を取り戻すためには休んでいる暇は無いし、新人の年にこんな素晴らしい成績のチームで投げられる幸運は誰もが経験できるものではない。
意気消沈する中日。9月7日に負けたという事実だけでなく、あの試合を機に生まれ変わった如く責め続けるタイガースの勢いと戦いこそが中日の意気を沈めている。ペナントレースにはキーとなる試合はあるのだが、決して点で終わるものではなく、その点が集まって線になっていることを知らなければならない。
スペンサー選手の来季の残留が厳しいのは事実。しかし彼が示した戦いの触媒。チームを戦いやすくする環境やムード。こういったものを作り出せる触媒としての重要さを誰かが気付き、誰もが必要としているものであることを僕たちは知らなければならない。
そしてマジックを減らす触媒は僕たちファンの力でもある。
今日も地力でマジックを減らした。打たれたことで、球児くんの防御率0点台フィニッシュは難しくなった。しかしここまでの活躍は色褪せない。ただ戦うのみ。そして最後のそのときには、安藤くんも、シーツ先生も。全員で胴上げに参加しよう!!
九州から観戦に来たFUZYさん、ちび虎くん、観戦勝利おめでとう!!良い思い出が出来て良かったですね。
文末ですが、安藤投手の奥様の体調の早期快復をお祈り申し上げます。