しかしよく残ってたね
ドラフト終了。しばらくは城島とドラフトでネタに困らない。
しかし二神と藤原。よく2人も獲れたもんだと思う。前評判だけなら両選手とも1巡目で消えると思っていたからね。
3巡目の甲斐選手。この時点で亜細亜大学の中原選手も残っていたのだが、タイガースは甲斐選手を指名。ま、色々考えたんでしょう。
その中で5巡目で選択した藤川選手は3位までの指名でなければ社会人というのが規定路線だとか。これね、やっぱプロ入りしたほうがいいと思うのよ。
指名順で決めるって何なの?というのは毎年思うこと。読売に指名された長野のように「どうしても読売じゃなきゃやだい!!」って人は別としても、プロ入りを目標にしているのなら交渉権を獲得された時点で前向きに考えなけりゃいけないと思うのだ。
考えてみてほしい。3位までに指名されてないけど活躍した選手なんて本当に大勢いる。今のタイガースでは赤星選手も、桧山選手も、金本選手も、新井選手も3位までに指名されていない。それでもチームの中心選手といわれるポジションまで自分を上げてきているのだ。
そもそも3位までに指名されないのって球団のせいなの?といえばそれは当然違う。タイガースが5巡目で指名するまでに指名しようと思えばできる球団は11球団もあった。でもそれがなされず、タイガースが指名できた。これは何を意味するか?ってことだ。
投手が上位指名を獲得する傾向が強いドラフト会議にあって、野手でありながら上位指名を獲得するのは至難である。これには本人の実力の他に、チーム編成上の都合などが含まれていることは明らか。そうなると野手での上位指名は相応の何かを“現時点で”持っている選手ってことになる。そういったすべての部分の結果が指名順位となって現れる。
そりゃ確かに上位指名のほうが良いだろう。契約金も注目度も年俸も違う。扱いだって違うだろう。でもこれは最初だけ。プロ入り後は自分次第である。
ドラフト指名はあくまでも入口である。入ってからどう歩むかは自分なのだ。
プロ入りしようと、社会人に進もうとそれを決めるのも自分。でもね、指名順位を理由にするのはカッコ悪いと思う。指名順位以上の活躍を誓ってプロ入りする。そのほうが共感を得やすく、そして自分自身のモチベーションになると思うのだが。