危なげなく
貯金を再び27に戻したこの試合。それはまるで先日まで貯金が20ギリギリまで減ろうとしていたチームとは別のチームのようだった。
先発の岩田投手は今日、何回か捕まりかけた。しかしそのたびに勝負の姿勢で結果をタイガースに持ってきた。
先発の岩田投手は今日、何回か捕まりかけた。しかしそのたびに勝負の姿勢で結果をタイガースに持ってきた。
シーズン開幕当初は新鮮さで勝ち進んだ。やがて各球団が研究し始めると勝てなくなった。しかし個々を持ちこたえて2試合続けて好投を見せている。
これは本人の努力と節制、そして使い続けたタイガースベンチの英断だと思う。
そしてチーム事情で他の投手と入れ替えるタイミングが無かったということもあるが、いずれにしても自分で居場所を掴んだことは本当に大きい。
岩田投手が根気良く抑えている。中日の佐藤も少々逆球を投げながらもタイガース打線に的を絞らせなかった。
その佐藤を崩したのは全力疾走だった。アニキにとっての当たり前のプレーという偉大な姿勢でチャンスを作ると上から被せた林選手のスイングは打った瞬間という当たりでライトスタンドに飛び込んだ。この当たりだったら切れない限りは入る。そんな打球だった。
追加点、そしてダメ押しを兼ねたアニキの打球は、「THE 甲子園版アニキ打法」とでもいうべき左中間に伸びる打球。これを打ち始めたら調子が上昇中である証拠だ。この場面、平野選手に続いてホームインした鳥谷選手の走塁も見事だった。
2人が3塁を回るときの映像が放送されたのだが、走っているうちに少しずつ平野選手と鳥谷選手の距離が離れていった。こういう場面で平野選手の脚の速さを知ることが出来るもんなんだね。
ランナーを背負う、得点が入らない。そんな場面が繰り返されても危なげなさだけは最後まで消えなかった。それは対戦成績で今年は大きくリードする中日を迎えていたという理由も全く無かったわけではない。でも先発があの姿勢で投げたらそうそう捕まるものでもないだろう。
野口さんも連戦の中でリードを確立しかけている。矢野さんも帰ってきてまた捕手のレパートリーが増えた。今までは矢野さん、野口さんともにリードする投手が分かれていたが、このオリンピックでそのラインが再考、再構築されたかもしれない。
新井選手の怪我の不在を感じさせないためにタイガースは勝ち続けるしかない。優勝したくて来た男にビールかけを味わってもらうためにも。
赤星選手、1000試合出場おめでとうございます。関本選手、誕生日おめでとう!三十路の世界へようこそ!そして新井選手、チームは一緒に優勝したいと思っているはずです。リーグ優勝の向こうにある場面を味わうために、今はじっくり治して帰ってきてください。
これは本人の努力と節制、そして使い続けたタイガースベンチの英断だと思う。
そしてチーム事情で他の投手と入れ替えるタイミングが無かったということもあるが、いずれにしても自分で居場所を掴んだことは本当に大きい。
岩田投手が根気良く抑えている。中日の佐藤も少々逆球を投げながらもタイガース打線に的を絞らせなかった。
その佐藤を崩したのは全力疾走だった。アニキにとっての当たり前のプレーという偉大な姿勢でチャンスを作ると上から被せた林選手のスイングは打った瞬間という当たりでライトスタンドに飛び込んだ。この当たりだったら切れない限りは入る。そんな打球だった。
追加点、そしてダメ押しを兼ねたアニキの打球は、「THE 甲子園版アニキ打法」とでもいうべき左中間に伸びる打球。これを打ち始めたら調子が上昇中である証拠だ。この場面、平野選手に続いてホームインした鳥谷選手の走塁も見事だった。
2人が3塁を回るときの映像が放送されたのだが、走っているうちに少しずつ平野選手と鳥谷選手の距離が離れていった。こういう場面で平野選手の脚の速さを知ることが出来るもんなんだね。
ランナーを背負う、得点が入らない。そんな場面が繰り返されても危なげなさだけは最後まで消えなかった。それは対戦成績で今年は大きくリードする中日を迎えていたという理由も全く無かったわけではない。でも先発があの姿勢で投げたらそうそう捕まるものでもないだろう。
野口さんも連戦の中でリードを確立しかけている。矢野さんも帰ってきてまた捕手のレパートリーが増えた。今までは矢野さん、野口さんともにリードする投手が分かれていたが、このオリンピックでそのラインが再考、再構築されたかもしれない。
新井選手の怪我の不在を感じさせないためにタイガースは勝ち続けるしかない。優勝したくて来た男にビールかけを味わってもらうためにも。
赤星選手、1000試合出場おめでとうございます。関本選手、誕生日おめでとう!三十路の世界へようこそ!そして新井選手、チームは一緒に優勝したいと思っているはずです。リーグ優勝の向こうにある場面を味わうために、今はじっくり治して帰ってきてください。