衝撃のハマスタ8.3観戦記(前編)
【初めて車で横浜へ】
普段ハマスタへは新幹線を利用して行っている私。今回は車で行きました。
交通費で比較すると微妙なんですよね。特に1人で行く場合は往復の新幹線代、JR在来線代(または地下鉄代)を考えると、やはり楽だし早いし、ってことで新幹線利用だったんです。特に私の場合は1回の遠征で2〜3試合観戦しますので、そうなるとホテルなどの駐車場代も考えてしまうんですよ。
それが今回は1試合だけということで、宿泊も駐車場代が無料のところを選んで決めたことと、2人で行ったのでその辺も新幹線利用時と比較してみようと思ったわけです。
費用としては値上がりしたガソリン代。これは往復でも3,000円から4,000円くらいでしょうか?そして高速料金は静岡ICから横浜町田ICが往復で7,300円(3,650円×2)でした。
ルートは東名利用で保土ヶ谷BP経由、狩場ICから一般道ですね。
【先発 真田という衝撃】
正直、横浜ベイスターズのローテまでは頭に入っていないんですよ。ただこの試合は後半戦の開幕なので、俺はてっきりタイガースには強い三浦、またはルーキーで頑張っている小林が来ると思っていたんです。
しかし先発は真田。予定では那須野だったようですがアクシデントで真田になったとか。この時点で私が思った勝負のポイントは「1周り目で真田を捕まえることが出来れば勝てる!」でした。真田自体は初モノではないのですが、とにかく立ち上がりを攻めることが最重要ですね。
【そして打ちこむ】
試合が始まるとタイガースは攻め込みます。チャンスを作って迎える打者は葛城選手。これ、この試合のポイントでしたね。ここで葛城選手が凡退すると試合は膠着するかもしれません。しかしここで返せたのは大きかったですね。いや、実に大きかったですよ。この時点で俺はハマスタでも葛城選手の「うぉ〜〜〜〜〜〜!」が聞けるとワクワクしましたもん。
【さらに得点】
で、試合は進むのですが、次の得点は3回でした。この3回、訳がわからんですね。1回裏に1点取り返されて、2回は両チーム無得点。安藤投手もちょっと不安定な感じなんで試合は分らないという状況だったんですが、こういうときになぜか何かが降臨するのがタイガースの試合。昨年のガイエルっぽく今年は横浜のビグビーさんがフライを捕る寸前で止めるという衝撃的なプレーを見せます。
確かに捕球するには少し前にいたようないないような・・・・・でも譲る打球じゃねぇだろう!という落球でタイムリーですよ。これねぇ、真田には大きなショックだったと思いますよ。このイニングで降板したんだけど、この落球はエラーじゃなくてヒットと記録されていますから3イニング6失点ですね。実際にこの場面からタイガースの留まるところを知らない攻撃が火を噴きます。
そしてイニング交代時には庄田コールが起こるのですが、このときの庄田選手のなんか恥ずかしそうな手の上げ方が印象的でした。その気持ちはよく分かるって感じです。
【吉見は悪くなかったのに】
とは言っても横浜の吉見はタイガースの攻撃を食い止めました。しかし台所事情が苦しいんでしょう。2イニングで降板です。もしも吉見が続投していたら試合は淡々と進んだんでしょうけど打順の巡りで降板でした。
真田がいま一つパッとしなかった。しかし吉見が普通のピッチングをした。こうなるとその対比で吉見がより良く見えたということもあるかもしれません。そしてその吉見の良い投球が、次の登板の吉原以降に逆の意味で飛び火します。
【以下、火だるまに】
試合は一旦は落ち着いたのですが、横浜投手陣が次に出した吉原というカードは火に油を注ぐというよりは油をぶちまけたところに火を放ったと言った方が良いくらいでした。そりゃ点くわな。
こうなるとタイガースとしても普段出番が少ない選手を大量に出し始めます。違う意味で総力戦ですね。それまでは1イニング3点で終わっていたものが一気に7点。しかも〆は関本選手のホームランですよ。
この時点でけっこう試合進行は遅くなっていて、関西から来ている輝石くん御一行が最終の新幹線に間に合うのか?というのが心配ごとの1つでした。お互いに席が見えるところだったんで、手を振りあっていて大丈夫か?と心配になったのですが、結果的に新幹線に間に合ったようで安心しました。
そうそう、イニング交代時のコール、アニキも最後の方は段々上機嫌っていうか気軽に「あいよ!」って感じで手を挙げてくれました。
【お楽しみは捕手交代へ】
こうなるとこの総力戦で捕手が誰に代わるのか?ということに注目が集まります。この時点で今後のことを考えて起用すべき捕手は2人に絞られました。
浅井選手については起用するならライトでの起用になると思うのですが、これは同じく経験を積ませることを重視した庄田選手が入っています。なので浅井選手の捕手起用も考えられたんでしょうけどベンチに他に捕手が2人いるのでこれは無し。
そうなると狩野選手か小宮山選手になります。
8回表の攻撃が2アウトになったとき、3塁側のベンチ前で明らかに野口さんとは違う選手がキャッチボールを始めます。背番号は2ケタ。でも私が応援していたレフトスタンドからは見えにくいんです。
っていうのも、キャッチャーはプロテクターをしていて、その背中の真ん中にはベルトが走っています。その中でレフトにいながら背番号が60か99かなんて見分けがつかんのですよ。6も9も0も数字としては丸い形じゃないですか。判別が難しかったですね。
その中でベンチから励まされるように送り出されたのは小宮山選手でした。