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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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衝撃のハマスタ8.3観戦記(後編)
 昨日の続き。今日はコミー特集です。

【まずはコミーだ!】

 ここで小宮山選手の印象について話します。俺は以前から注目してたんだぞ!って内容になっちゃいますが勘弁して下さい。

 2004年の4月、甲子園に行ったときに時間があって鳴尾浜に行ったんです。その時にファームのタイガースVSバファローズ(当時は近鉄)の試合を見たのですが、そこで小宮山選手を見ました。入団時に横浜隼人高校の監督が「うちの(チームの)矢野」と形容していたこともあり印象に残っていたんです。

 試合前の練習風景で驚いたもの、それは肩でした。他の捕手がセカンドへ送球するとき、普通はセカンド手前で送球が少しお辞儀しますよね。でも小宮山選手の送球だけは違ったんです。もうね、ズドーン!って感じの送球なんです。もう“バズーカ砲”って表現がぴったりなんですよ。

 私のすぐ後ろには年配のファンの方もいらして、随分とファームには詳しそうな方なんですけどその方が驚いていたのが小宮山選手の肩でした。ちなみにもう1つ驚いてらしたのは林選手のスイングスピードの速さですね。

 その小宮山選手、ファームでも打撃成績が上がらない日々が続きます。でもフレッシュオールスターに出場した時はその強肩でランナーを見事に刺しています。

 小宮山選手の特徴はここまで書いたとおり『肩』なんですけど、これは送球の速さだけじゃないんです。肩が強いというだけなら捕手に専念していた時の浅井選手も強かったんです。でも小宮山選手の場合はこれに『コントロール』が加わります。コントロールもいいんです。だからランナーを刺せるんですね。

 同じスピードで送球しても、セカンドに到達したときに野手の顔の高さになってしまうときと膝元に行った時では捕球後、ランナーにタッチするまでの時間がコンマ数秒違ってきます。このコンマ数秒でアウトとセーフを分けるのですが、この無駄が少ないんですね。

 同じように2塁で刺す場合、ショート寄りに送球してしまうか、ベースの真上にするか、少しファースト寄りにするか。これでもロスが違ってきます。この送球コントロールが小宮山選手は良いんです。

 ファーム中継や練習風景などで観る機会は少ないのですが、これが小宮山選手の良さを引き出していることになります。

【そしてコミーだ!】

 と、そんななかで小宮山選手は登場します。レフトスタンドは大きな歓声です。なんとか無事にリードしてほしい。そんな気持ちです。この時点で私の3席となりの女性は何か違う階段を上がってしまったかのように小宮山選手を応援していました。

 そして小宮山選手は8回を無事にリードし終えます。

 そうなると次は打席を見たくなります。しかし既に16点を取っている打線です。最終回は淡白になってしまうかもしれない。そんな心配は全く無用でした。だって情け容赦なく点を獲るんだもん。

 徐々に打順が進み、直前の庄田選手の打席で一番怖かったのはゲッツー。しかしこれを避けたことでついに小宮山選手に打順が回ってきます。2アウト、ランナー2,3塁です。

 レフトスタンドで応援のリードをしていた応援団の方が言います。「プロ初打席初ヒットをホームランで飾ってもらうためにホームランコール!」・・・実はプロ初打席は昨年経験しているんです。その時は東京ヤクルトの館山投手の前に三振でした。今日は初ヒットを狙うぞ!がんばれ!コミー!!そんな気持ちでホームランコール。そして“アイヤ!”に入ってすぐに小宮山選手のバットからライト方向へ鋭いライナーが飛んで行きます。初ヒットがタイムリーです!盛り上がるスタンド。そして2塁走者の広大選手も3塁を回り・・・・・アウトでしたけどね。広大選手がアウトじゃなけりゃ小宮山選手のヒットの余韻をもっと楽しめたのですが、ベンチに戻っていく姿に大きな拍手が送られたことは言うまでもありません。

 交代時には大きな小宮山コールが起こります。横浜出身の選手とはいえ、小宮山選手のことを知らない方も多かったと思うんです。そういったファンの方の想像以上の答えをこの日の小宮山選手は出しました。コールに対して手を挙げたような気もするし、キャッチャーマスクをかぶりなおした仕草が手を挙げたように見えたのかも知れません。でもこれからもっともっと、何度も何度も小宮山コールを浴びてほしいし、私もこれから何度も何度も小宮山コールを送りたいです。

 言うまでも無くキャッチャーというポジションは育成に時間がかかります。小宮山選手は今年5年目で23歳になります。10年やって一人前になるかどうかのポジションですが、小宮山選手はまだ23歳。10年やっても28歳です。今日のような結果がいつも出るとは限りません。でも矢野さん、野口さんの後継者が心配される今のチームにあって、小宮山選手の存在は確実に大きくなっているはずです。

 ラッキーボーイ。チームに1人はいる選手です。そのラッキーボーイに小宮山選手がなる可能性は大きく、良ければオリンピック後も1軍に第3の捕手としているかもしれません。その可能性はこの1試合で確実に増したものと思います。

【試合終了】

 試合後は六甲颪と1−9で〆るのですが、六甲颪の途中で時計の針が午後10時になったので鳴り物禁止時間になりました。しかしここでハマスタの抜群の音響が威力を発揮します。

 行ったことがある方はお分かりかもしれませんが、ハマスタは外野スタンドが少なく内野スタンドが高く大きくなっています。なので外野の声援が内野スタンドに跳ね返って非常に大きく聞こえるんです。

 六甲颪の3番、それも最後の部分は大きく跳ね返って素晴らしいエコーに聞こえました。

 ちなみに応援団に兄さんの最後の言葉は「まるで第1シードと9人しか部員がいないチームが試合をしたような結果でしたが・・・」だったかな?

【岐路】

 大きな点数で大きく勝った試合でした。翌日は中華街で昼飯を食います。コースで2,000円も出せばお腹一杯です。これも品数に違いがあって、同じ料金でも7品の店もあれば9品の店もあります。私の場合はもう30代後半になるので9品では多くなってきました。7品くらいでちょうど良いかも知れません。

 帰りは阪東橋から高速に入ったのですが、600円取られた割には渋滞はするわ、有料区間は短いわってことで、次は一般道で狩場から保土ヶ谷バイバスに入って帰ろうと思いました。

 普段は1回遠征に出かければ2試合か3試合を観て帰るので、今回のような1試合だけの遠征は非常に贅沢をした気分でした。

 ハマスタは応援しやすいので球場自体は好きな場所です。立ち見のファンで応援時に手すりや看板を叩くのは止めといた方がいいように思うんですけどね。

 外野では食べることが出来ない、みかんが乗ったかき氷を次は食べてみたいものです。でも外野で観たいしなぁ。。。。。

 長い文を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
| タテジマに想いを | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0) |









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