BCリーグを始めとする野球に接してみたらという仮定の話
昨年末のある日、職場で上司がこう言った。
「おい!うちの職場で野球が好きなやつはいないか?」・・・しかしそう言っている視線の先には俺がいた。最初から俺に言ってるってか?
話の内容はベースボールチャレンジリーグ(以下「BCリーグ」と略。)の関係者の講演会があるから良かったら行ってみないか?という内容だった。すでにペナントレースも終わっている時期だったし、BCリーグは未知の世界なので行かせてもらうことにした。という話を昨年の12月28日に書いた。そして行った話を今年の1月21日に少しだけ書いた。今日はその続き。最近このブログにコメントをくださる方で、BCリーグを応援されている方がいらっしゃるので改めて本日記事にさせていただいた。
「おい!うちの職場で野球が好きなやつはいないか?」・・・しかしそう言っている視線の先には俺がいた。最初から俺に言ってるってか?
話の内容はベースボールチャレンジリーグ(以下「BCリーグ」と略。)の関係者の講演会があるから良かったら行ってみないか?という内容だった。すでにペナントレースも終わっている時期だったし、BCリーグは未知の世界なので行かせてもらうことにした。という話を昨年の12月28日に書いた。そして行った話を今年の1月21日に少しだけ書いた。今日はその続き。最近このブログにコメントをくださる方で、BCリーグを応援されている方がいらっしゃるので改めて本日記事にさせていただいた。
話の内容は色々あって、BCリーグは地域密着で、野球選手であると同時に、いや、個人的な印象ではそれ以上に地域貢献を念頭に置いているリーグである。当然、選手にも地域への貢献が求められている。むしろ地域貢献の活動をしない選手は要らない!くらいの感じだそうだ。
設立までご苦労された話も聞かせて頂いた。自治体による運営ではなく地域による運営。それは各地域のスポンサー探しから始まった。当然、野球に理解のある企業ばかりではないし、チームのフランチャイズが地域に偏ってもいけない。野球は自分たちだけで出来るものじゃなくて対戦相手がいなきゃいけなくて、そして1試合だけで終わるものでもなく続けて試合が出来るようじゃなきゃいけない。そういった状況を作り出すまでのご苦労を聞かせていただいた。
選手の側にも戸惑いがあったことだと思う。地域貢献を優先するのか、野球を優先するのか。それは“両方”であることが理想なのだが、地域貢献をしている人たちのやる野球なのか、プロの野球選手による地域貢献なのか。それも自分の居場所を考えたら迷うこともあっただろう。実際にBCリーグの理念を理解できずに四国ILを目指した選手もいたそうだし、きっと観ている地元の方の中にも最初は戸惑いがあったと思う。
もしも俺が地元にいて、BCリーグを応援できるかといったらどうだろう?親近感は沸くだろうけど地域貢献と彼らの野球人生における限られた時間などを考えたらNPBを見なれた自分からしてみれば彼らをプロ野球選手として見れるのか、それとも地域貢献していてNPBを目指す選手たちとして見てしまうのか分らない。プロ野球選手であって、プロ野球選手である立場と無関係な仕事を(シーズンオフなどに)しながら野球を続けることに自分がどこまで理解を示すことが出来るのか。それも受入れには時間がかかるかもしれない。
額の大小はあってもお金をもらっているからプロである。NPBだけがプロではない。その辺がこの文章を書いている今でも単純なようで複雑な気がして理解できていない部分もある。
でもこのブログに時々コメントくださるベアさんのように、負けて悔しくて眠れないくらい熱心なファンがすでにいることも事実である。
今はどうか知らないが、四国アイランドリーグ(現「四国・九州アイランドリーグ」。以下「IL」と略。)は石毛さんが代表だったころは「プロを諦めさせる場所」という言葉を使っていた気がする。それは「プロを諦めきれない。でもこれだけやってダメなら諦めるしかない。」という考え方だった記憶がある。(記憶違いはごめんなさい。そしてここでいう“プロ”とはNPBを指します。)
BCリーグがそういう場所かどうかちょっと記憶が無いのだが、実際には似たようなことを選手自身が感じている出来事もあったらしい。医大生が家族の反対がありながら、野球選手になりたいという自分の夢にケリをつけるために自ら期限を区切って挑戦した話も聞く。
さらには地域貢献。これは人的貢献だけではなく、地域経済活性化も視野に入れてのものと聞く。
昨年、BCリーグはILと独立リーグチャンピオン決定戦を行っている。結果はIL代表チームが制した。これも地域の活性化へ向けての取り組みと思う。設立の理念が違うリーグ同士であるがやっているのは野球である。野球、経済、地域。これが根付いているのは阪神タイガースであるが、こうなるまでには長い年月があってのことだ。これをBCリーグは出来るだけ短時間でやろうとしていると俺は受け取った。
そして講演の中で取り上げられたのだが、病に伏せる1人の少年(だったかな?)が自分の住んでいる地域にプロ野球の球団ができることを強く願ったことがリーグ設立へ向けた大きなモチベーションであったことだ。
地元マスコミでも取り上げられたお話のようだが、こういった1人のファンの声が届く近さがBCリーグの魅力かもしれない。それは地域に正面から向き合っている姿勢の表れでもあろう。この姿の継続もBCリーグの今後の活動の方向性なのかもしれない。
BCリーグは球場設備の条件さえ整っていれば、本拠地の県内であればどの球場でも試合を行う準備があるそうだ。そうじゃなくても街を歩けば選手と出会えるかもしれない。話だってできるかもしれない。選手の姿勢が地域の応援を決めるといっても過言ではなさそうだ。
NPBじゃないプロ野球がこの国にも出来てきた。この事実がまだ俺の中で上手く消化できないのだが、観ずに触れずに判断するのは大変よろしくないことだ。
基本的もなにも俺は阪神タイガースのファンであるので観戦は阪神の試合を最優先。でも、もしも日程が重ならなければ、もしも試合の無い日が数日続いてそれが休める週末だったら。そしてBCリーグの試合があるなら開催地によっては長野か福井なら車を飛ばして行ける気がする。ILの四国・九州は静岡から遠いが、福井か長野なら1泊2日だ。週末の家族旅行で行けたらいいのになぁ。そんな気持ちにさせてくれた気になるリーグである。
P.S.ベアさん、名前出しちゃってすいませんでした。
設立までご苦労された話も聞かせて頂いた。自治体による運営ではなく地域による運営。それは各地域のスポンサー探しから始まった。当然、野球に理解のある企業ばかりではないし、チームのフランチャイズが地域に偏ってもいけない。野球は自分たちだけで出来るものじゃなくて対戦相手がいなきゃいけなくて、そして1試合だけで終わるものでもなく続けて試合が出来るようじゃなきゃいけない。そういった状況を作り出すまでのご苦労を聞かせていただいた。
選手の側にも戸惑いがあったことだと思う。地域貢献を優先するのか、野球を優先するのか。それは“両方”であることが理想なのだが、地域貢献をしている人たちのやる野球なのか、プロの野球選手による地域貢献なのか。それも自分の居場所を考えたら迷うこともあっただろう。実際にBCリーグの理念を理解できずに四国ILを目指した選手もいたそうだし、きっと観ている地元の方の中にも最初は戸惑いがあったと思う。
もしも俺が地元にいて、BCリーグを応援できるかといったらどうだろう?親近感は沸くだろうけど地域貢献と彼らの野球人生における限られた時間などを考えたらNPBを見なれた自分からしてみれば彼らをプロ野球選手として見れるのか、それとも地域貢献していてNPBを目指す選手たちとして見てしまうのか分らない。プロ野球選手であって、プロ野球選手である立場と無関係な仕事を(シーズンオフなどに)しながら野球を続けることに自分がどこまで理解を示すことが出来るのか。それも受入れには時間がかかるかもしれない。
額の大小はあってもお金をもらっているからプロである。NPBだけがプロではない。その辺がこの文章を書いている今でも単純なようで複雑な気がして理解できていない部分もある。
でもこのブログに時々コメントくださるベアさんのように、負けて悔しくて眠れないくらい熱心なファンがすでにいることも事実である。
今はどうか知らないが、四国アイランドリーグ(現「四国・九州アイランドリーグ」。以下「IL」と略。)は石毛さんが代表だったころは「プロを諦めさせる場所」という言葉を使っていた気がする。それは「プロを諦めきれない。でもこれだけやってダメなら諦めるしかない。」という考え方だった記憶がある。(記憶違いはごめんなさい。そしてここでいう“プロ”とはNPBを指します。)
BCリーグがそういう場所かどうかちょっと記憶が無いのだが、実際には似たようなことを選手自身が感じている出来事もあったらしい。医大生が家族の反対がありながら、野球選手になりたいという自分の夢にケリをつけるために自ら期限を区切って挑戦した話も聞く。
さらには地域貢献。これは人的貢献だけではなく、地域経済活性化も視野に入れてのものと聞く。
昨年、BCリーグはILと独立リーグチャンピオン決定戦を行っている。結果はIL代表チームが制した。これも地域の活性化へ向けての取り組みと思う。設立の理念が違うリーグ同士であるがやっているのは野球である。野球、経済、地域。これが根付いているのは阪神タイガースであるが、こうなるまでには長い年月があってのことだ。これをBCリーグは出来るだけ短時間でやろうとしていると俺は受け取った。
そして講演の中で取り上げられたのだが、病に伏せる1人の少年(だったかな?)が自分の住んでいる地域にプロ野球の球団ができることを強く願ったことがリーグ設立へ向けた大きなモチベーションであったことだ。
地元マスコミでも取り上げられたお話のようだが、こういった1人のファンの声が届く近さがBCリーグの魅力かもしれない。それは地域に正面から向き合っている姿勢の表れでもあろう。この姿の継続もBCリーグの今後の活動の方向性なのかもしれない。
BCリーグは球場設備の条件さえ整っていれば、本拠地の県内であればどの球場でも試合を行う準備があるそうだ。そうじゃなくても街を歩けば選手と出会えるかもしれない。話だってできるかもしれない。選手の姿勢が地域の応援を決めるといっても過言ではなさそうだ。
NPBじゃないプロ野球がこの国にも出来てきた。この事実がまだ俺の中で上手く消化できないのだが、観ずに触れずに判断するのは大変よろしくないことだ。
基本的もなにも俺は阪神タイガースのファンであるので観戦は阪神の試合を最優先。でも、もしも日程が重ならなければ、もしも試合の無い日が数日続いてそれが休める週末だったら。そしてBCリーグの試合があるなら開催地によっては長野か福井なら車を飛ばして行ける気がする。ILの四国・九州は静岡から遠いが、福井か長野なら1泊2日だ。週末の家族旅行で行けたらいいのになぁ。そんな気持ちにさせてくれた気になるリーグである。
P.S.ベアさん、名前出しちゃってすいませんでした。