そうかと思えば
10月19日の記事で、「これくらいで取り上げられても満足するなよ!」って感じで記事を書いた。
でもそうかと思えば、この時期に記事になったことを楽しみに読める選手がいるのも事実だ。それが横山投手や小宮山捕手だと思う。
でもそうかと思えば、この時期に記事になったことを楽しみに読める選手がいるのも事実だ。それが横山投手や小宮山捕手だと思う。
小宮山選手については何度も記事の中で書かせていただいているが、あの強肩は必見。打撃に結果が出れば更に良いのだが、記事では試合でも結果を出したらしく嬉しく思っている。
やはり高卒で1年目からガンガン打てる選手が毎年そうそう出てくるはずが無い。小宮山選手も今年の最終試合で初めて1軍の打席に立ったが、東京ヤクルトの館山投手のスライダーに全く手が出ず三振で終わった。
でもこれは別に恥じることではなく、むしろこういう場面を経験して1軍レベルの投手の実力を感じ、慣れることで打てるようになっていくんだと思う。
昨年は初打席。だから来年は初マスクを目標に。それが大量ビハインドのときでもなんでもイイと思う。今年の狩野選手だって1軍で初ヒットを打つまでに何年もかかっている。大事なのは諦めないこと、慢心しないこと、努力を継続すること。若い選手は伸び始めると一気に伸びる。そしてその伸び始めるきっかけはいつ訪れるか分からない。だからそのきっかけを逃さないように日頃から感覚も磨いて準備しておくことが大事なんだろう。
投手では横山投手が取り上げられていた。
ストレートの球速はMAX144km/hを記録したということは、アベレージでは130キロ台の中盤から後半だったのではないか?でも打ちやすい150キロよりは打ちにくい140キロのほうが成功するのがプロの世界。球速だけではないことは、同じタイガースの下さんや、今年は上園投手が見せてくれている。
そして現時点での決め球のスライダー。これからは抜く球なんかも見につけて行くんだろうけど、今年は若竹選手の登板もあったように2年目でも良ければ出番が来るチームになっている。きっとチャンスが来ると思って鍛えて欲しい。
その横山投手をオレは9月下旬に鳴尾浜で見ている。ファームの遠征に帯同しないで鳴尾浜で練習する姿を見ていた。そこで印象に残ったのが若竹投手の守備の上手さと、横山投手の体格だった。
確かにまだ細いけど、背の高さを感じさせる選手だった。またこのときにハシケンが一緒だったもんだから背の高さでは負けていたんだけど、それでも高い。
1年目ということで色々雑用もあるのだろうか?練習中にかける音楽のCDを持ってバックネット下に入っていった。やがてORANGE RANGEの曲が流れ始める中、炎天下の鳴尾浜で練習していた姿を思い出す。
こうやって下積みを経験して、ファームで結果を出して1軍を目指す。先発なのか中継ぎなのか抑えなのか。でも居場所をきっと掴むだろう。
他にも気になる若い選手もいるのだが、そういった選手たちは今はとにかく1本のヒット、1イニングの投球でも報道されるように活躍して欲しい。即戦力の選手だけで野球ができればスカウトは苦労しないのである。