後ろから見たときに、岡田監督と平塚コーチの区別がつかない皆さんこんばんは。
今日は先制点の大切さを改めて実感した試合だった。
相手は楽天エース岩隈選手。このエースから初回に3点先制、4回に追撃の2点を取り早くもKO。実際にこれで試合の主導権を完全に握っていた。
考えてみりゃ、岩隈投手は素晴らしい投手であることを前提にしながらも、セ・リーグにも同様の投球をする選手がいないわけではない。上原とか様々な投手と戦っている経験と、交流戦2回目の対戦であることを考えれば打ち崩しても良い頃だった。
打撃では今岡選手が好調なようで、今日も打点を稼いでくれた。特に初回は、あわやホームランという当たりで相変わらずの勝負強さを見せてくれる。
今年の今岡選手は第一打席からドカンと行かない印象があるが、実際には初回であろうとなんであろうと自分が行ける時には、そして行かなきゃならないときには、そして自分で行くと決めているときにはしっかり打ちに行って結果を残しているのは2003年の初回先頭打者ホームランの数を見ても分かる。その勝負強さが今日も発揮されたということだ。
東北福祉大学出身の金本選手と矢野さんも、昨日の憂さ晴らしかのように打ちまくる。金本選手はホームランも打ち、これでホームランをかっ飛ばした球場にフルキャストが追加された。期待されて結果を出すのは本当にさすが。
赤星くんも盗塁を決め、チームの攻撃のリズムとしてが非常に良い感じで進めていけたと思う。
投手陣に目を移すと外国人版の下さんなのか、ブラウン投手が5イニングを2失点とそれなりに試合を作る。5イニングで6安打というのはお世辞にも良い出来ではないが中継ぎと先発での併用ではやむをえないとも思われ、次の先発機会では更に良い内容を期待したい。
その次の江草くんも2イニングをゼロに抑えたが球数は40球であり、もう少し少なくできるような工夫が必要かもしれない。ただ考えれば初めて投げる球場のマウンドであり、そこへの慣れというのは繊細な投手には大きな問題であろう。
さて、問題は能見くん。前回の登板から今日までの調整や、心理的な部分を含めて難しい部分はあったと思う。それは同じように前回の登板でボコられた安藤投手の昨日の立ち上がりを見ればわかることだ。しかしそれにしても!!という部分が多すぎた。大量リードで精神的に負担が少ない場面での登板。8,9回の2イニングを任せるつもりだったのであろうがそれも叶わず1アウトも取れなかった。精神的にタフという前評判であったが、ここは是非自信を取り戻してもらいたいし、これがプロの洗礼であるならば乗り越えなければいけないし、この機会を彼がどう取るか?自身でしっかり考えて欲しい。同じルーキーのハシケンが帰ってくる日も近い。その時にファームに行くのは牧野さんかもしれないが、能見くんだって可能性は無いわけではないのだから。
それは久保田くんも同様で、今のままでは信頼感を得ることが難しくなっている。越えなければならない壁は彼らの前にはたくさんある。特に抑えというのはその試合を勝たせることはもちろんだが、相手の反撃意欲を無くすということも役割に含まれる。「明日は行けるかも?」なんて思わせてしまっては抑えとしての役割を完全に遂行したとは言えない。「打てるもんなら打ってみろや!!」くらいで行ってみないか?何か今は「打たないで下さい・・・」って感じに見えるぞ。
8回、能見くんによって3点を貰い、思わぬチャンスに5連勝を夢見たかもしれない楽天のファンには悪いが、こちらもリーグ首位を譲る気はさらさら無く球児くんを登板させた。実際には登板せざるを得なかったのだが、あのフルキャストの凄い盛り上がりの中で楽天を藤本の好守にも助けられ抑えきったのは流石としか言いようが無い。
結果的に終盤苦戦しながらも勝利を得たタイガース。楽天にがんばってもらいたい気持ちもあるが、今の時点で楽天に取りこぼす余裕はこちらにも無い。終盤の苦戦を糧にして、明日も全力で勝つための戦いをして楽天戦を締めくくろう。甲子園では強敵が待っているのだから、ここで勢いをつけて行こう!!
観戦に行った、
shuさん、
スーパーサウスポーあさちゃん。さん、観戦勝利おめでとうございました。
今日のMVPは
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