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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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去り行く勇者に栄光を
 ありがとう もうそれ以外に言葉が無い。涙が出た。本当に泣けてきた。
 
 とにかく18年間の選手生活、物心ついたときからのタイガースファンの僕は、タイガースファンとしてその全ての期間を一緒に過ごしてきた。
 
 今日の最終打席、外角ストレートを逆らわずにセンターへ打ち返す通算817本目のヒットとなるバッティングは八木選手の真骨頂のようなものだ。
 
 8回裏、チャンスの場面ではなかったけど出番がやってくる。名曲「スカイハイ」のイントロの流れる中、八木さんはゆっくりネクストへ向かい、マスコットバットを2振り。そして打席へ入る。余計なスウィングはしない。ひと振りにかけるその生き様のままを魅せてもらった。

 思えば96年に怪我の影響で1軍に上がってこないときまではチームの主軸としてチームを引っ張った。そして97年、脅威の代打成功率4割5厘、いつしか作られたわけでもなく、『代打の神様』と呼ばれ信頼と尊敬を集める。

 8回の代打のあとの守備、ここで下がったら面白くない!という僕たちの気持ちそのままに守備につく。甲子園の神様が「最後くらい思いっきり行こうぜ!」と言うかのように3つのアウト全てをそのグラブに掴む。

 代打と言うのは平常心や集中力、自分の持つ能力の全てを極限まで高めて打席に向かうものなんだろう。そして八木さんクラスになればほとんどの打席がチャンスに回ってくる。そんな中で3割を打つことがどれほど大変なことか。言葉にする必要も無いくらいだ。

 八木さんの最後の挨拶。神様が一瞬人間の表情を見せた。そして見せた涙。僕は八木さんの口から「憧れの甲子園」という言葉が聴けて本当に嬉しかった。八木さんも甲子園が大好きで憧れていたんだ!!それが本当に嬉しかった。和田さん(現・2軍コーチ)の時は「失意泰然」という言葉を残した。八木さんの言葉もこれから忘れることは無いだろう。

 八木さんへの思いは、この記事だけで言い尽くすことはできない。これから何回も何回も、八木さんのことは様々なときに思い出すと思う。そう、「代打」という言葉を聞く度に暫くは思い出すだろう。しんさんの個人サイトにもコラムとして書かせていただいたこともある。それくらい好きな選手だった。

 「憧れの甲子園の打席に、もう立つことはありません。」八木さんが残した言葉。もう打席には立たない。でも形を変えて八木さんは帰ってくると信じている。解説者として様々に勉強をなさってから再びタテジマに袖を通し、チームを栄光に導いてくれるはずだ。

 鳴り止まない八木コール、去り行く勇者に大きな拍手を! タテジマに魅せられて。八木さん、僕はあなたのタテジマに魅せられっぱなしでした。

 ありがとう!八木裕。また会うときまで、さようなら八木裕。
 
 いざ行かんや 萌え立つ大地に さぁ八木裕が 勝利を目指して かっ飛ばせー! やーぎ!!
10.10
| タテジマに想いを | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) |









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