酒と猛虎と男とばーべきゅー
暑くなってきて、お読みの皆さんの中にも川原で、海で、山で、その他の場所でバーベキューなどをやっている方も多いと思います。
今日はそのばーべきゅーの思い出を書きます。
あれは今から7年位前のことでした。後輩から「大人数でばーべきゅーイベントをやりたいんです。来てください。」と言われ行きました。自宅から車で40分以上かかる山奥の川原でやることになりました。行くと返事をした手前、行きましたが気分はすでに「どん引き」です。
行ってみたらいるわいるわ・・・その数、男女合わせて軽く100人は超えています。別に変な勧誘も無く、名簿に名前を書くことも住所も書かないため、適当な名前で参加します。
一応、番号を書いた札を渡され、それを服の見えるところに付けることになりました。で、後は勝手に知り合ってください。。。という感じです。一応、イベントの最後に気に入った番号を3つまで書いて、お互いに指名しあった場合はカップルになれるって趣旨でした。
僕と友達、計3人はとりあえずさっさと飲んで酔いを醒ましておかないと、帰りの車の運転が出来ないので飲み始めました。でも周りを見てもなかなか初対面同士が盛り上がるなんてことはしていません。で、主催者側が何とか盛り上げようとゲームをするのですが、僕らは参加もせずに飲んで食ってました。元を取り返そうと必死です。え?誰か相手を見つけてそっちで元を取り戻せば?って??そんなのは会場に着いたときからチェック済みですよ。
そのうちに司会者が「女性は輪を作ってください。そして男性がその周りを回ってお互いに顔合わせをしてください。」と言いやがりました。そうそれはまるで、甘いものに集る蟻のように。。。花に群がる蜂のように。。。う○こに群がる蝿のように。。。汚い表現で申し訳ない。って感じでした。
しかしそれは僕の友達の悲劇の始まりでした。とりあえず1周しましたが、いい子がいないものはいないんです。こういうときに恐ろしいのは目が慣れて『他にいい子は、他の場所に行けばいくらでもいるのに、その中で少しでもマシな子がいると、その子が一番良く見えてしまう』ことです。これで後悔したことが何回あるか。。。
ですが、僕の友達は普段から非常にモテるやつでした。さぁ、悲劇が始まります。僕の友達の番号を見ようと、沢山の女の子が寄ってきます。「番号教えてください。」なんて聞いてくるのはかわいい方です。警戒して見えにくく付けた友達に服をめくって見ようとする人もいました。僕ともう1人の友達は、そいつがモテるのは見慣れているのでどうってことなく、腹が減ったので焼きそばを作っていました。炒めている焼きそばに水をかける前にソースの粉を振りかけるという邪魔が入りましたが、無事に作りました。
するとどこからとも無く女性がやってきます。そして話しかけてきました。「焼きそば、下さい。」と。ご丁寧に皿と箸まで持っています。僕と友達は素っ気無く言いました。「ごめんね、これ、俺たちが食べる分だから。」・・・せめて「一緒に食べましょう。」くらい言えってんだ。それか出来上がる前じゃなくて、作っている途中に来て手伝え!!あぁ、ケチですいません。
そんなこともあり、最終的に気に入った番号を書いて提出する時が来ました。僕は迷いました。。。誰もいねぇ。。。そりゃそうだ、土曜日の真昼間、日焼けも気にせずにこんな山奥まで。いねぇよなぁ。。。しかし!1人だけいたんです。僕はその人を書きました。ですが、当然その人には当たりませんでした。それはなぜか!!一番可愛かったのは、誰がどう見ても『司会のおねーさん』だったからです。聞いてみたら僕の友達も同じことを書いていました。
そうそう、もう1人のモテる友達ですが、外れていました。ってか、ごめんな。彼女がいるのに無理やり連れて行って。
イベント終了後、僕と友達は車に戻って帰る準備をしているのですが、モテる友達が来ません。車から見ると、女の子につかまっています。友達と相談の結果、「車を出すか。。。どうせ女の子が送ってくれるだろ。」と友達甲斐の無いことを言い始めています。少し動かした頃、友達が必死に走ってくるのが見えました。最後は無事に帰宅しましたが、それ以降、知らない人とばーべきゅーをやるのが苦手です。
そして終わった後に、僕だけ腹を壊したのはきっと何かの罰が当たったに違いありません。
今日はそのばーべきゅーの思い出を書きます。
あれは今から7年位前のことでした。後輩から「大人数でばーべきゅーイベントをやりたいんです。来てください。」と言われ行きました。自宅から車で40分以上かかる山奥の川原でやることになりました。行くと返事をした手前、行きましたが気分はすでに「どん引き」です。
行ってみたらいるわいるわ・・・その数、男女合わせて軽く100人は超えています。別に変な勧誘も無く、名簿に名前を書くことも住所も書かないため、適当な名前で参加します。
一応、番号を書いた札を渡され、それを服の見えるところに付けることになりました。で、後は勝手に知り合ってください。。。という感じです。一応、イベントの最後に気に入った番号を3つまで書いて、お互いに指名しあった場合はカップルになれるって趣旨でした。
僕と友達、計3人はとりあえずさっさと飲んで酔いを醒ましておかないと、帰りの車の運転が出来ないので飲み始めました。でも周りを見てもなかなか初対面同士が盛り上がるなんてことはしていません。で、主催者側が何とか盛り上げようとゲームをするのですが、僕らは参加もせずに飲んで食ってました。元を取り返そうと必死です。え?誰か相手を見つけてそっちで元を取り戻せば?って??そんなのは会場に着いたときからチェック済みですよ。
そのうちに司会者が「女性は輪を作ってください。そして男性がその周りを回ってお互いに顔合わせをしてください。」と言いやがりました。そうそれはまるで、甘いものに集る蟻のように。。。花に群がる蜂のように。。。
しかしそれは僕の友達の悲劇の始まりでした。とりあえず1周しましたが、いい子がいないものはいないんです。こういうときに恐ろしいのは目が慣れて『他にいい子は、他の場所に行けばいくらでもいるのに、その中で少しでもマシな子がいると、その子が一番良く見えてしまう』ことです。これで後悔したことが何回あるか。。。
ですが、僕の友達は普段から非常にモテるやつでした。さぁ、悲劇が始まります。僕の友達の番号を見ようと、沢山の女の子が寄ってきます。「番号教えてください。」なんて聞いてくるのはかわいい方です。警戒して見えにくく付けた友達に服をめくって見ようとする人もいました。僕ともう1人の友達は、そいつがモテるのは見慣れているのでどうってことなく、腹が減ったので焼きそばを作っていました。炒めている焼きそばに水をかける前にソースの粉を振りかけるという邪魔が入りましたが、無事に作りました。
するとどこからとも無く女性がやってきます。そして話しかけてきました。「焼きそば、下さい。」と。ご丁寧に皿と箸まで持っています。僕と友達は素っ気無く言いました。「ごめんね、これ、俺たちが食べる分だから。」・・・せめて「一緒に食べましょう。」くらい言えってんだ。それか出来上がる前じゃなくて、作っている途中に来て手伝え!!あぁ、ケチですいません。
そんなこともあり、最終的に気に入った番号を書いて提出する時が来ました。僕は迷いました。。。誰もいねぇ。。。そりゃそうだ、土曜日の真昼間、日焼けも気にせずにこんな山奥まで。いねぇよなぁ。。。しかし!1人だけいたんです。僕はその人を書きました。ですが、当然その人には当たりませんでした。それはなぜか!!一番可愛かったのは、誰がどう見ても『司会のおねーさん』だったからです。聞いてみたら僕の友達も同じことを書いていました。
そうそう、もう1人のモテる友達ですが、外れていました。ってか、ごめんな。彼女がいるのに無理やり連れて行って。
イベント終了後、僕と友達は車に戻って帰る準備をしているのですが、モテる友達が来ません。車から見ると、女の子につかまっています。友達と相談の結果、「車を出すか。。。どうせ女の子が送ってくれるだろ。」と友達甲斐の無いことを言い始めています。少し動かした頃、友達が必死に走ってくるのが見えました。最後は無事に帰宅しましたが、それ以降、知らない人とばーべきゅーをやるのが苦手です。
そして終わった後に、僕だけ腹を壊したのはきっと何かの罰が当たったに違いありません。