タテジマとファイブアローズに魅せられて

　８回には久保田投手が逆転を許す。これ、ＧＷの読売戦３戦目もそうだったなぁ。球児投手に確実につないでほしい投手が打たれてしまう。

　両投手ともに今こそ安定した内容が欲しいのにこの結果では、そりゃ監督としたら勝ったけど・・・・・という表情にもなるだろう。

　ただ、そういうチーム状態をカバーできる凄さが今のタイガース打線にはある。安定した成績を残すためには投手力を含めたディフェンスが重要なのは言うまでもない。マートン選手もセンターの守備に慣れている途中。レフトだって今までは必ずそこにいた人が急にベンチで控えざるを得ない状態。今まで他の人が守らなかったんだから、そりゃ不慣れだろう。

　そういった中で得点を獲り、チームを勝利に導いているんだから今の時期に投手には育って欲しいのだ。

　打つほうでは立ち上がりの青木から満塁ホームランで先制。やっぱり先制点があると違うねぇ。そう思わせてくれた。　

　その後のチャンスをモノに出来るかどうかってところで今ひとつだった場面もあったが８回の矢野さんとマートン選手の活躍で逆転。１点差で勝てると思うなよ！というのを見せ付けてくれた。なんていうか、１塁にランナーがいるだけで返せそうな気がするもん。こんなの久しぶりだよ。

　そのマートン選手は奥様の誕生日を祝う満塁ホームラン。１試合で２本の満塁ホームランを打つタイガースなんて・・・・・どれくらい見てないんだ？新庄選手がいた頃に見たような気がするが。。。。。

　投手力で勝つ試合もあるが、今日のように打ち勝つ試合だってある。とにかく勝つことが大事。そしてその中に若い選手も入っていることが今までと違う気持ちにさせてくれる。

　そりゃ使わざるを得ない事情があるのは承知している。でも使うことが出来る選手がいることも喜ばしい。

　今はまだ整った形ではないけれど、今年の勝ち方が何となく見えている。俺にはそんな試合に映った。