ANSWER?まだ早いだろ?!【非阪神】
俺はNBA(とNHL)が好きでスカパーで楽しんでいるのだが、これは結構ショックな出来事だ。
アイバーソンはフィラデルフィア76ers(セブンティーシクサーズ)に入団し、1年目からチームの中心選手として活躍。当時のSG(シューティングガード)のジェリー・スタックハウス移籍後はラリー・ブラウンHC(ヘッドコーチ)のもと、シアトル・スーパーソニックスから移籍してきたエリック・スノウがPG(ポイントガード)を務め、アイバーソンはSGに転向。ここで鬼のように点を取りまくり、得点王にもなった。
「史上最低身長の」というのはアイバーソンに付いて回る枕詞のようなもの。ドラフトNo.1ピック、得点王など、勲章を増やす度にこのフレーズが付いて回ったものだ。
選手生活のピークをどこに持ってくるかは判断が分かれるところだが、NBAファイナルでロサンゼルス・レイカースと戦った年が物凄く記憶に残っている。
プレイオフ1回戦でインディアナ・ペイサーズを破り、カンファレンス・セミファイナルでビンス・カーターとアントニオ・デイビス率いるトロント・ラプターズと7試合に渡る激戦を制しカンファレス・ファイナルへ。ここでレイ・アレン率いるミルウォーキー・バックスと7試合の激戦を制してついにNBAファイナルへ。相手はシャキール・オニールとコビー・ブライアントのいるレイカース。戦前の予想は圧倒的レイカース有利。対するシクサーズはここまでの激戦でみんなボロボロ。アイバーソン自身、口の中を切り、口に溜まった血を飲み込んでプレーした試合もあった。(リーグ規定で血が出た選手は治療のためベンチに下がることになっている。)
PGエリック・スノウ、SGアレン・アイバーソン、SF(スモール・フォワード)ジョージ・リンチ、PF(パワー・フォワード)タイロン・ヒル、C(センター)ディケンベ・ムトンボ。この不動のスターターで戦っていたのだが、あるものは小指を骨折した状態で、プレイオフを圧倒的強さで勝ち上がってきたレイカースと戦ったのだ。(そういやぁ、このプレイオフでラジャ・ベルが衝撃的な登場をしたんだった。)
このころ、アイバーソンはNBAに燦然と輝く名言を残している。
バスケは体の大きさでプレーするものではない。ハートの大きさでプレーするんだ。
迎えたファイナル第1戦。苦しい展開が続く。それでもチームは諦めずに立ち向かい、オーバータイムにまでもつれ込み、なんと初戦をモノにしたのだ。
しかしこの試合で力尽きたかのようにシリーズ1勝4敗でNBAチャンピオンはレイカースの手に渡ってしまった。
今でも俺は映像で見たアリーナ(確か当時の名称はファースト・ユニオンセンター・・・・・コア・ステーツセンターじゃないよな?)にいた観客が掲げていた「Thank you for the great season!」という言葉をはっきり覚えている。
そしてチャールズ・バークリーに憧れてシクサーズのファンになった俺にとって、ここからが本当の強いチームになって行くんだ・・・・・と思えた年だった。そうならなかったけどね。
公称183cm。しかし実際には180cmあるか無いかと言われていた小さい体で果敢にリングにアタックし続けた。もっとアウトサイドからシュートするスタイルだってあっただろうけど、キラー・クロスオーバーという信じられない技術とドライブのスピード、リングに向かう闘争心で何度も叩きつけられながらも立ち上がり戦い続けたし、そのプレースタイルこそが小さい体で相手を圧倒するアイバーソンのプライドだったんだろう。
やがてトレードでデンバーへ移籍、その後、デトロイトへ。今シーズンはメンフィスと契約したけど3試合の出場で引退報道となった。
それが本当かどうか分からないけど、ベンチスタートを良しとしない姿勢などに賛否両論だと思うが、これもアイバーソンのプライドなのかな?なんて思う。
とにかく寂しい。もったいないと思う。キャリアと共に徐々にプレイングタイムを減らされて引退する選手も大勢いる。出場時間減を受け入れ、ベンチスタートも受け入れる代わりに強豪チームへ移籍しチャンピオンリングを手にすることを考えたって否定する気にはならない。彼ほどの選手はチャンピオンリングを手にするのに相応しい選手だ。
それでも本当に引退するのだろうか?
彼がNBAの選手生活をスタートさせた76ersは今年、PGのアンドレ・ミラーをFAで放出し、ルー・ウィリアムスをPGに据えて戦っている。そのウィリアムスも顎の骨折で8週間の欠場予定だ。
空いてるぞ!ってか空いたぞ!!シクサーズのPGが空いたぞ。本当に引退するのか?
できれば最後の最後はシクサーズでもう1回プレーしてほしい。そしてやっぱりフィリーが最高だぜ!!そう言ってほしい気持ちでいっぱいである。
アイバーソンはフィラデルフィア76ers(セブンティーシクサーズ)に入団し、1年目からチームの中心選手として活躍。当時のSG(シューティングガード)のジェリー・スタックハウス移籍後はラリー・ブラウンHC(ヘッドコーチ)のもと、シアトル・スーパーソニックスから移籍してきたエリック・スノウがPG(ポイントガード)を務め、アイバーソンはSGに転向。ここで鬼のように点を取りまくり、得点王にもなった。
「史上最低身長の」というのはアイバーソンに付いて回る枕詞のようなもの。ドラフトNo.1ピック、得点王など、勲章を増やす度にこのフレーズが付いて回ったものだ。
選手生活のピークをどこに持ってくるかは判断が分かれるところだが、NBAファイナルでロサンゼルス・レイカースと戦った年が物凄く記憶に残っている。
プレイオフ1回戦でインディアナ・ペイサーズを破り、カンファレンス・セミファイナルでビンス・カーターとアントニオ・デイビス率いるトロント・ラプターズと7試合に渡る激戦を制しカンファレス・ファイナルへ。ここでレイ・アレン率いるミルウォーキー・バックスと7試合の激戦を制してついにNBAファイナルへ。相手はシャキール・オニールとコビー・ブライアントのいるレイカース。戦前の予想は圧倒的レイカース有利。対するシクサーズはここまでの激戦でみんなボロボロ。アイバーソン自身、口の中を切り、口に溜まった血を飲み込んでプレーした試合もあった。(リーグ規定で血が出た選手は治療のためベンチに下がることになっている。)
PGエリック・スノウ、SGアレン・アイバーソン、SF(スモール・フォワード)ジョージ・リンチ、PF(パワー・フォワード)タイロン・ヒル、C(センター)ディケンベ・ムトンボ。この不動のスターターで戦っていたのだが、あるものは小指を骨折した状態で、プレイオフを圧倒的強さで勝ち上がってきたレイカースと戦ったのだ。(そういやぁ、このプレイオフでラジャ・ベルが衝撃的な登場をしたんだった。)
このころ、アイバーソンはNBAに燦然と輝く名言を残している。
バスケは体の大きさでプレーするものではない。ハートの大きさでプレーするんだ。
迎えたファイナル第1戦。苦しい展開が続く。それでもチームは諦めずに立ち向かい、オーバータイムにまでもつれ込み、なんと初戦をモノにしたのだ。
しかしこの試合で力尽きたかのようにシリーズ1勝4敗でNBAチャンピオンはレイカースの手に渡ってしまった。
今でも俺は映像で見たアリーナ(確か当時の名称はファースト・ユニオンセンター・・・・・コア・ステーツセンターじゃないよな?)にいた観客が掲げていた「Thank you for the great season!」という言葉をはっきり覚えている。
そしてチャールズ・バークリーに憧れてシクサーズのファンになった俺にとって、ここからが本当の強いチームになって行くんだ・・・・・と思えた年だった。そうならなかったけどね。
公称183cm。しかし実際には180cmあるか無いかと言われていた小さい体で果敢にリングにアタックし続けた。もっとアウトサイドからシュートするスタイルだってあっただろうけど、キラー・クロスオーバーという信じられない技術とドライブのスピード、リングに向かう闘争心で何度も叩きつけられながらも立ち上がり戦い続けたし、そのプレースタイルこそが小さい体で相手を圧倒するアイバーソンのプライドだったんだろう。
やがてトレードでデンバーへ移籍、その後、デトロイトへ。今シーズンはメンフィスと契約したけど3試合の出場で引退報道となった。
それが本当かどうか分からないけど、ベンチスタートを良しとしない姿勢などに賛否両論だと思うが、これもアイバーソンのプライドなのかな?なんて思う。
とにかく寂しい。もったいないと思う。キャリアと共に徐々にプレイングタイムを減らされて引退する選手も大勢いる。出場時間減を受け入れ、ベンチスタートも受け入れる代わりに強豪チームへ移籍しチャンピオンリングを手にすることを考えたって否定する気にはならない。彼ほどの選手はチャンピオンリングを手にするのに相応しい選手だ。
それでも本当に引退するのだろうか?
彼がNBAの選手生活をスタートさせた76ersは今年、PGのアンドレ・ミラーをFAで放出し、ルー・ウィリアムスをPGに据えて戦っている。そのウィリアムスも顎の骨折で8週間の欠場予定だ。
空いてるぞ!ってか空いたぞ!!シクサーズのPGが空いたぞ。本当に引退するのか?
できれば最後の最後はシクサーズでもう1回プレーしてほしい。そしてやっぱりフィリーが最高だぜ!!そう言ってほしい気持ちでいっぱいである。