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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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正田さんがんばれ!
 現役時代は広島東洋カープの主力選手として活躍し、引退後は阪神タイガースのコーチを務められた正田耕三さんが韓国のSKのコーチをされる。

 発足当時の韓国プロ野球は、言わば日本プロ野球で活躍の場を失った選手が海を渡りプレーするところという印象だったのだが、ここ数年の実力向上は特にめざましく、第1回WBCや北京オリンピックでも好結果を残すこととなっている。

 ナショナルチームとしての実力の凄さはこういったことからも証明済み。では韓国プロ野球界のレベルは?といえば、俺は正直言って知らないのだ。

 でも、先述した“言わば日本プロ野球で活躍の場を失った選手が海を渡りプレーする”ことを願っても、そういえば最近は全然活躍した話を聞かないなぁ。ということで、レベルだって相当なものだろうと思っている。事実、韓国プロ野球のトップクラスの選手は日本でも立派な結果を残しているし。

 余談だが、俺の子供のころの印象では読売にいた新浦さんや、広島にいた福士さんが韓国野球界で大活躍していたものだ。

 実はそれほど知らなかったのだが、韓国のプロ野球チームが日本でキャンプを行っている。そのとき正田さんが臨時コーチなどをされていたということで、今回のコーチ就任がまとまったと報道にある。

 タイガースでは本当に志半ばという感じでの辞任だったと俺は思っている。

 普段お世話になっている居酒屋さんで、俺は正田さんと同じカウンターに座る機会を得たことがある。この話は以前もブログの記事にしたが、今日は再度書くことをお許しいただきたい。

 正田さんといえば広島カープというイメージがあまりにも強すぎて、俺は正田さんに「やはりプロ入り前から広島を意識してらしたんですか?」と聞いてみた。すると正田さんは柔和な笑顔で「いえいえ、僕は子供の頃から阪神ファンでした。」とおっしゃった。

 続けて、これは本当に申し訳ない質問だったのだが「ご出身はどちらなんですか?」とお尋ねした。すると正田さんは「和歌山です。だからよくライトスタンドで応援してましたよ。」とおっしゃった。

 私のような若輩にも丁寧な言葉遣いと柔和な笑顔で終始語ってくださったことを今でも思い出す。

 そういえばこの時(2006年4月中旬と記憶している。)は負け試合で、能見投手や直久投手がそこそこ長いイニングは投げるが負け投手になっていた。周囲ではタイガースに必要以上に厳しいと思われる声が強かったのだが、私が「今の時期で勝率5割の何が悪いんですか。それに能見や直久にとって、今の時期にこれだけのイニングを投げるのは絶対に今後の自信になりますよ!」と生意気にも酔った勢いで申し上げたところ、嬉しそうに「そのとおりですよ!」とおっしゃっていたことも思い出す。

 その時の最後に私が着ていたトレーナーにサインをして下さり、握手もしていただいたのだが、その時も「僕なんかでいいんですか?」と丁寧に接して下さった。

 プロの世界でプレーされた方とお話しさせていただく機会は、お世話になっている方のおかげで今までに何回か頂いているが、私のような1ファンに対しても丁寧に接して下さった正田さんの温かさは格別の思い出として残っている。

 言葉も通じない、文化も風習も違う国の選手に野球を教えるのはとても大変だと思う。このことは国は違うが埼玉西武ライオンズの渡辺監督が台湾で選手を教えた際の苦労話が大きく取り上げられたことで広く知れ渡っている。

 でもその大変さを覚悟しながらも挑戦する正田さんを心から応援したい。そしてどうか良い結果を残してほしいと願うのだ。

 正田さん、体に気をつけていってらしてください。ご活躍を心からお祈り申し上げます。
| タテジマに想いを | 23:58 | comments(0) | - |