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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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克服せよ
 スタメン捕手に狩野選手が就いた。昨年は鳴尾浜でバッテリーを組んだ岩田投手と今日は1軍でバッテリーを組むことになる。

 今年は昨年と両者の立場は逆になった。

 昨年春、鮮烈なデビューを果たしてオリジナルのヒッティングマーチまで作られた狩野捕手は今年の開幕1軍を逃した。そして今、1軍にいるといっても矢野さんがオリンピックで抜けたことがきっかけという厳しい立場である。

 日曜日には小宮山選手が好印象を植えつけることに成功しているだけに今日は存在を見せ付けたかったのだが、残念ながら昨年に比べて成長した姿は見せられなかった。

 狩野選手に見られる大きな特徴は、投手の調子に左右されやすいこと。よく見る場面としては打たれだしたら止まらなくなるのだ。

 今日は先発の岩田投手がストライクが入らなくて苦労する場面が多かった。そんななかで6イニングを2失点はよく堪えたほうである。ここまでは狩野選手も相当がんばっていたと思う。

 ただその後は元どおりとなってしまった。件のように打たれだしたら止まらなくなってしまったのだ。

 これはハシケン投手が登板した最終回もそうだった。結果的にゼロに抑えたのだが、これもピッチャーライナーがグラブに入っていなければ相当やばかった。

 今日1試合に限って言えば、ストライクで勝負し過ぎたのではないか。矢野さん、野口さんに限らず好捕手はボール球を非常に上手く使う。でも狩野選手は特に初球のほとんどをストライクゾーンの真ん中付近で構えていたと思う。

 同じ1ボールというカウントでも、意図して投げたボール球とストライク狙いで外れたボールでは全然違う。これを意図して外したボールとして使えるようになりたいのだ。そしてここの部分の成長を見てみたかったのだ。

 狩野捕手はちょっと贔屓にしている選手である。そして小宮山選手も贔屓にしている選手である。この両者の違いは、小宮山選手は同じストライクゾーンでも四角の四隅に構えることをする捕手であるのだ。この辺が首脳陣に評価されている一因でもあろう。

 ボール球を上手く使うというのは投球の幅が凄く広がることである。そしてそれは狩野捕手という1人の捕手が大きく成長することでもあるのだ。これを今、克服しよう。克服できなくとも取り組みを見つけよう。

 捕手は10年経ってやっと1人前になれるかどうかの難しいポジションだ。だから長い目で見つつものんびりせずに成長してほしいと思う。

 さて、気になるのは久保田投手だ。春のキャンプでは投げ込んだ球数が非常に多かった。ただ反面、下半身強化に効果的な走り込みをしたという報道は無かったと記憶している。そのせいか下半身に粘りが無い投球に終始している。阿部投手というキレのあるボールを投げる投手がポジションアップを狙って直ぐそこまで来ている。この時期に何をすべきか?!素人の俺がこんなことを書いて申し訳ないのだが、ミニキャンプで走りこみという手もあると思うのだが。今後の復調に注目したい。

 マジックが消えた。でもタイガースが圧倒的に優位である事実は変わらない。このマジックが消えたというのは「阪神が読売戦以外に全勝しても、読売が残り47試合に全勝すれば、勝率で上回れない。」ということであり、阪神が読売戦以外に全て勝つことがまずありえないように、読売だって残り47戦全勝ということはまずありえないことであるので気にすることは無い。直接対決でしっかり叩いたり、阪神が勝って読売が負ければマジックは再点灯するのだ。

 とにかくしっかり戦うことだ大事。

 今日の広島先発のマエケンは、ストレートがキレて緩い球でカウントを整えて落としたりして打ち取るという言わば横浜の三浦っぽい投手。苦手タイプを作るのは歓迎しないが日曜日に3試合分の得点を挙げてしまったこともあるので、良くも悪くも気持ちを切り替えて明日からは出来ることを確実にこなして勝利に近づこう。それが出来るはずの阪神タイガースである。
| タテジマに想いを | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |









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