そこでの根気
横浜先発の三浦はタイガースキラーとか言われている。それは別として、今年は3勝6敗と勝ち星に恵まれてはいないが防御率は試合前までは3.15という安定した成績。防御率からすれば勝ち星の数と負け数が逆であってもおかしくはない投手だ。その投手から関本選手の3ランで3点を獲る場面から始まったような試合だった。
金村暁投手(以下「金村投手」と略。)に初勝利を!と思える試合だったのだが、今日もそれは実現できなかった。それは受けた捕手が野口さんだからとかいうのではなく、実際にテレビで見ていて思ったのは勝負どころで球がことごとく甘く入っていたということだ。昨日の大敗で今日は何とかしたい横浜にとっては打撃は積極性を出してくる。そこに甘く入っていては勝利を自分で遠くしていた面もあると思われても仕方ない。
そういう試合ではどうするか?それはもう徹底的に根気強く低め低めを攻めていく、早い話が“下さん投法”とでもいうべき投球で行くしかないのだ。
いや、この試合に限らず全ての試合でそうするしかないと思う。
5番の関本選手が初回に機能した。不在といわれた5番が埋まっている。その大きさが現在のチームを踏みとどまらせている。
林選手が帰ってきたら再び2番か3番で起用され、新井選手が帰ってくれば2番で起用されるのだろうが、関本選手はこの5番の経験で一回りも二回りも成長した。この2連戦はオールスター休みの間でもやるべきとこをやっていた証明をしてくれた。
話を戻すのだが、やはり根気不足と言ってしまえばそれまでのような試合だったかもしれない。
昨日は後半戦開幕ということで、粘りとか執念とかそういったプラスに作用させるものがたくさんあった。昨日の大量得点は横浜のミスもあるが、そうさせたのはタイガースが序盤から見せたチームをプラスにさせる作用が効果的に働いたからだ。
全ての試合で効果的に作用させることは難しい。でも野球は相手があって出来るもの。だからタイガースが自分たちに効果的に作用させることが出来なくても、横浜が自滅する方向へ作用させることは出来たかもしれない。
後半は随分淡白になってしまった。このことについては2つ考えがあると思う。
1つ目は、やはり3点差であることはワンチャンスで同点に追いつける可能性もあるので反撃のチャンスを作り出せずに終わったことを悔やむこと。これは正しい考えだと思う。ただ相手は冒頭に書いた三浦なので非常に困難な作業ではある。
2つ目は、さすがに全勝は無理であるため仕方ないと割り切ること。これは結果論でモノを言うことになる。読売を応援する報道では盛んに「読売が勝って阪神が負ければマジック消滅!」と煽るのだが実際にはそれが難しい話であることに気づく。
はっきりしたことは分からないが、今日だって実際には同様だっただろう。でもお互いに試合を落としてそれは変わらず、そしてきっとマジックが今日も1つ減った(でしょ?)。こういう場面でも減って行くからマジックは怖いのだ。そして仮に1回消滅したところでタイガースが相当優位であることには変わりない。タイガースが月間勝ち越しをしようものなら、読売に限らずマジック対象チームはタイガース以上に大きく勝ち越さなければ追いつかないのだ。それほどの差であることを頭に置いておきたいものだ。そういった中での1敗は軽いものではないが絶望すべきものではない。
どうも強いチームに慣れて優勝が現実味を帯びてくると1敗やら2位とのゲーム差やらで騒ぎがちだ。もちろん今日の勝敗にこだわって考えることも大切なこと。ただ広い視野で見て今後の動向も考えていくと今日の1敗って・・・・・と考えることも出来る。
そういった全ての面を含めて重要なのは根気かな?そんな風に考えた試合だった。
最後になるけど、中日ドラゴンズの山本昌さんが200勝を達成されました。タイガースも散々痛い目にあった投手ですが、その功績が立派なものであることは皆さんご存知のとおりです。本当におめでとうございました。
そういう試合ではどうするか?それはもう徹底的に根気強く低め低めを攻めていく、早い話が“下さん投法”とでもいうべき投球で行くしかないのだ。
いや、この試合に限らず全ての試合でそうするしかないと思う。
5番の関本選手が初回に機能した。不在といわれた5番が埋まっている。その大きさが現在のチームを踏みとどまらせている。
林選手が帰ってきたら再び2番か3番で起用され、新井選手が帰ってくれば2番で起用されるのだろうが、関本選手はこの5番の経験で一回りも二回りも成長した。この2連戦はオールスター休みの間でもやるべきとこをやっていた証明をしてくれた。
話を戻すのだが、やはり根気不足と言ってしまえばそれまでのような試合だったかもしれない。
昨日は後半戦開幕ということで、粘りとか執念とかそういったプラスに作用させるものがたくさんあった。昨日の大量得点は横浜のミスもあるが、そうさせたのはタイガースが序盤から見せたチームをプラスにさせる作用が効果的に働いたからだ。
全ての試合で効果的に作用させることは難しい。でも野球は相手があって出来るもの。だからタイガースが自分たちに効果的に作用させることが出来なくても、横浜が自滅する方向へ作用させることは出来たかもしれない。
後半は随分淡白になってしまった。このことについては2つ考えがあると思う。
1つ目は、やはり3点差であることはワンチャンスで同点に追いつける可能性もあるので反撃のチャンスを作り出せずに終わったことを悔やむこと。これは正しい考えだと思う。ただ相手は冒頭に書いた三浦なので非常に困難な作業ではある。
2つ目は、さすがに全勝は無理であるため仕方ないと割り切ること。これは結果論でモノを言うことになる。読売を応援する報道では盛んに「読売が勝って阪神が負ければマジック消滅!」と煽るのだが実際にはそれが難しい話であることに気づく。
はっきりしたことは分からないが、今日だって実際には同様だっただろう。でもお互いに試合を落としてそれは変わらず、そしてきっとマジックが今日も1つ減った(でしょ?)。こういう場面でも減って行くからマジックは怖いのだ。そして仮に1回消滅したところでタイガースが相当優位であることには変わりない。タイガースが月間勝ち越しをしようものなら、読売に限らずマジック対象チームはタイガース以上に大きく勝ち越さなければ追いつかないのだ。それほどの差であることを頭に置いておきたいものだ。そういった中での1敗は軽いものではないが絶望すべきものではない。
どうも強いチームに慣れて優勝が現実味を帯びてくると1敗やら2位とのゲーム差やらで騒ぎがちだ。もちろん今日の勝敗にこだわって考えることも大切なこと。ただ広い視野で見て今後の動向も考えていくと今日の1敗って・・・・・と考えることも出来る。
そういった全ての面を含めて重要なのは根気かな?そんな風に考えた試合だった。
最後になるけど、中日ドラゴンズの山本昌さんが200勝を達成されました。タイガースも散々痛い目にあった投手ですが、その功績が立派なものであることは皆さんご存知のとおりです。本当におめでとうございました。