タテジマとファイブアローズに魅せられて

　同じ肩？肘だった？の故障暦がある鶴投手もきっと走りこんでいるだろうけど、こういった素材に文句なしの選手は焦らせても仕方ないと思うのだ。怪我がクセになるほど厄介なものは無いからね。

　比較対照になりえるかどうかは別として、ホークスが交渉権を獲得した大場投手（東洋大学）との比較は大学生で指名された投手は否応にもされてしまう。それは仕方ないとして、今どうこうではなくて長いであろうプロの選手生活の中で投げあったりすることもあるだろうし、投げ合わなくても両者共にチームの命運を背負って投げる場面は出てくるだろうし、そういったなかでどれだけチームに貢献できるか。その辺は指名されたばかりじゃ分からないものだ。

　だから今はできることをしっかりやって、来るべき時に備えていればいいんじゃないだろうか。この日の走りこみでも坂道を走り、その苦しさを経験して得たものがあるようだ。それを自分で考えてどうやって今後に活かすのか？その繰り返しが選手としても成長するものだと思う。

　今のタイガースは確かにエース不在ともいうべきもので、早くに白仁田選手にも活躍して欲しいと思うのは自然なことだ。しかし反面、右のエース候補者はいるのである。だから白仁田選手を焦らせなくても済んでいる。もしも弱いあの頃だったら白仁田選手は指名せずに即戦力と言わている社会人投手の指名に走っていただろう。弱い頃のタイガースはその繰り返しだった。さらに弱気な方向で競合を避けていたし。今は競合を避けても２〜３年後を期待して指名しているのだ。

　やっとドラフトもなんとかなってきたので、次は外国人選手の補強について眼力を磨いて欲しいものだが、これは今シーズンを見てからじゃないと分からない。この外国人もビデオで見ただけで呼んだとか噂も色々あったなぁ。

　話が飛んでしまったが、白仁田選手は今は焦らなくても良いと思う。しっかりと基礎体力をつけて行って欲しい。土台がしっかりしていれば上に建つ建物もしっかりするように、今はしっかり食べて寝て走って鍛えて。インフルエンザになんかなって寝込んだりしてトレーニングが中断しないように。そうやって自分をしっかり作ってプロ入りして欲しいと願っている。