タテジマとファイブアローズに魅せられて

　甲子園で観戦すれば試合開始の３０分くらい前に六甲颪が流れる。そして先発メンバーが発表されてヒッティングマーチメドレーが流れると最後に六甲颪が演奏される。

　試合中でも得点シーンでみんなで歌うことがあって、５回の攻撃終了時には勝っていれば２番まで、負けていれば１番だけ六甲颪を歌う。

　そして試合に勝てば勝利の六甲颪。みんなが立ちあがっての六甲颪である。

　でも六甲颪が流れるのは球場だけではない。色々なところで、思わぬところで六甲颪に出会うことがある。

　誰かの携帯電話の着メロが六甲颪だったこともあるし、以前友達が誕生日を祝ってくれた時は六甲颪を歌ってからローソクの灯を消したこともある。

　そんななかで六甲颪を使ってみたい場面が１つある。

　ま、あまりにリアルには書かないけど、入場したり退場したりする場所で使ってみようかと思っている。

　真剣な場所だから始まる時の入場は、場の荘厳さを欠いてはいけないので静かな曲で。実は退場もそういう感じで終わる予定だった。

　しかしやはり阪神ファンを続けていれば色々あるもので、あるたった１つの出来事がそれをひっくり返してくれた。

　おそらくそれは一生大切にするもの。そういうものが俺の手元にやってきた。そしてそれが最後はやっぱり六甲颪で！という決め手になってくれた。

　きっとみんなは驚く。唖然とするかもしれない。でも試合に勝った後に六甲颪を歌うみんなの顔が歓びに輝いているように、きっとそのときも笑顔になれると思う。六甲颪には人を笑顔にする力があるのだ。

　響き渡る六甲颪。その中を歩く俺。１つのゴールは次の始まり。

　六甲颪よ高らかに！！



　タイトル使用にあたっては、友達のブロガーのとらうびこさんがやってらっしゃるブログのタイトルをお借りいたしました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。