死に物狂いで戦うということ
わずか1イニングとはいえ讀賣は高橋尚成という先発投手を出してきた。それは残り試合の少なさを考えればここで出さなければ!この試合を落とすわけには!という総力で挑んできたということだろう。上原は出してこなかったけど。
先発能見投手を2回で降ろし、3回から登板した江草投手が好投。この試合を落ち着けたことが大きかった。捕まりかかったけど、あの連続三振は凄かったね!!アニキの1発でリードしてさぁこのまま!と思ったところから試合が動き出した。
先発能見投手を2回で降ろし、3回から登板した江草投手が好投。この試合を落ち着けたことが大きかった。捕まりかかったけど、あの連続三振は凄かったね!!アニキの1発でリードしてさぁこのまま!と思ったところから試合が動き出した。
呼び水。まさしく試合を動かすきっかけとなったかのようだった7回の攻防。シーツ先生の本来の姿か脅威の粘りで11球を投げさせてセンター返しを意識した打球はセカンドのグラブの少し先をかすめてライト前へ飛んでいった。勝ち越しだ!
タイガースはいつものように後ろの3人を出す。しかし呼び水はこれで終わらなかった。讀賣も必死の反撃というか何と言うか。でもやっぱりあの重量打線は投げる方にしてみれば息を抜けないことは事実であり、その重圧と打ち取ったときの安堵感でエラーを誘ったのではないかと思う。
またしても同点。しかしここで讀賣は上原を出さなかった。豊田がいないこともあるのかもしれない。でも勝負のかかった同点の場面で抑えの切り札を出さないで門倉を出した。
少しだけ、いや、正確には「それでも勝てる!」と思っていたタイガースファンで埋め尽くされた甲子園を「勝てる!」雰囲気に変えていったのはこの交代ではなかったか。
今季絶好調の野口さんの2ベースは勝利への呼び水であったと同時に試合を確実にタイガースが握るための確認作業のようであった。あとは得点するだけ。そしてその得点を静かに確実にあげるだけだった。
お立ち台には野口さん。ドラゴンズが負けたと聞いたときに拍手をしちゃったりしてテレながらも実にカッコよく渋く決めてくれた。
野口さんは言った。「死に物狂いで・・・」と。その死に物狂いが今のタイガースの日常である。それは清冽さと同時に切なさも持ち合わせた散り行く桜のような気持ちと言って良いのだろうか?しかしタイガースの桜は散りながらも次々と新たな蕾を膨らませ、華を途切れさせずに彩りを見せている。
当たり前のように死に物狂いで戦うチームがここにある。讀賣は総力であったようでそうでもなかったような微妙な空気のなかで試合をしているように見える。その違いが僅かであったとしても、ここ数試合の直接対決の結果となっているのではないだろうか。
確かに讀賣も自分の出せる力を出しているのだろう。でもタイガースは自分自身をぶつけに行っているのである。死に物狂いとはそういうことなんだ。
野口さんが語気を強めて言った「絶対に優勝」。それはチームとファンとの約束。そしてお互いに疑うことなくそうなるものと信じきっている信頼という名の関係。だからタイガースは負けない。その負けないことに感謝と感動を覚えながらもそうなると信じていたら本当にそうなったことに心地よさを感じる夜であった。
追記:このブログ、いくつかのカテゴリで構成していますが、先日の記事で通算1,500記事を通過しました。ありがとうございます。2年ぶりに優勝記事、書きたいなぁ。
タイガースはいつものように後ろの3人を出す。しかし呼び水はこれで終わらなかった。讀賣も必死の反撃というか何と言うか。でもやっぱりあの重量打線は投げる方にしてみれば息を抜けないことは事実であり、その重圧と打ち取ったときの安堵感でエラーを誘ったのではないかと思う。
またしても同点。しかしここで讀賣は上原を出さなかった。豊田がいないこともあるのかもしれない。でも勝負のかかった同点の場面で抑えの切り札を出さないで門倉を出した。
少しだけ、いや、正確には「それでも勝てる!」と思っていたタイガースファンで埋め尽くされた甲子園を「勝てる!」雰囲気に変えていったのはこの交代ではなかったか。
今季絶好調の野口さんの2ベースは勝利への呼び水であったと同時に試合を確実にタイガースが握るための確認作業のようであった。あとは得点するだけ。そしてその得点を静かに確実にあげるだけだった。
お立ち台には野口さん。ドラゴンズが負けたと聞いたときに拍手をしちゃったりしてテレながらも実にカッコよく渋く決めてくれた。
野口さんは言った。「死に物狂いで・・・」と。その死に物狂いが今のタイガースの日常である。それは清冽さと同時に切なさも持ち合わせた散り行く桜のような気持ちと言って良いのだろうか?しかしタイガースの桜は散りながらも次々と新たな蕾を膨らませ、華を途切れさせずに彩りを見せている。
当たり前のように死に物狂いで戦うチームがここにある。讀賣は総力であったようでそうでもなかったような微妙な空気のなかで試合をしているように見える。その違いが僅かであったとしても、ここ数試合の直接対決の結果となっているのではないだろうか。
確かに讀賣も自分の出せる力を出しているのだろう。でもタイガースは自分自身をぶつけに行っているのである。死に物狂いとはそういうことなんだ。
野口さんが語気を強めて言った「絶対に優勝」。それはチームとファンとの約束。そしてお互いに疑うことなくそうなるものと信じきっている信頼という名の関係。だからタイガースは負けない。その負けないことに感謝と感動を覚えながらもそうなると信じていたら本当にそうなったことに心地よさを感じる夜であった。
追記:このブログ、いくつかのカテゴリで構成していますが、先日の記事で通算1,500記事を通過しました。ありがとうございます。2年ぶりに優勝記事、書きたいなぁ。