タテジマとファイブアローズに魅せられて

　例えば観戦友達のおかやんがブログで書いている。「まだ５割やで」と。

　例えば観戦友達の輝石くんもブログで書いている。「世界一のスタジアムで、今年も新たな思い出作り」と。

　そう、タイガースはまだ本拠地で試合をしていない。

　開幕は確かにホームだった。でもドームだった。あの甲子園で試合をしていないのだ。応援が大人しくなってきていようと、あの“魔法がかかる甲子園”で試合をしていないのだ。

　ここまでの試合は室内野球場であったり人工芝球場ばかりだった。虎である。檻に閉じ込めるような室内球場や動物園の箱庭のような人工芝球場では気持ちよく走れるはずが無い。やはり自然の芝と土があり、そして風を感じる場所で走り吠える虎であるのが自然なのだ。まだ１回も本来の姿で戦っていないのだ。それで５割ですがなにか？

　だいたい５割がそんなに悪いことなのか？この時点で新しい打線の結果が出ていないことがそんなに悪いことなのか？そしてそれは監督のせいなのか？別に岡田監督を擁護するわけではないが、そんなに岡田監督が悪いのか？

　８試合で結果を求めすぎているところがあるのではなかろうか。それではタイガースの野球を楽しめない。

　昨年は驚異の追い上げを見せた。２００５年は驚異の粘り腰を見せた。２００３年は驚異のスタートダッシュを見せた。だったら今年だって驚異の何かがあるかもしれない。

　「まだ５割」のチームが「世界一のスタジアム」に帰ってくる。それだけで俺は楽しみで仕方ない。甲子園で試合をしても負けるかもしれない。でもそれをバネにして戦えるのがタイガースというものだ。

　大事なのはみんなが笑顔になろうとすること。最初は作り笑顔でもいずれ本物になる。選手が笑顔になれるように、ファンが笑顔になれるように、選手がファンを笑顔に出来るように、ファンが選手を笑顔に出来るように。選手は全力でプレーして、ファンは選手を全力で後押しする。

　選手もチームもファンも、みんなで笑顔を取り戻そう。

　笑顔奪還大作戦２００７年春の戦いｉｎ阪神甲子園球場。明日からスタート！！

　頑張れ！阪神タイガース！！俺はどこにいてもタイガースを信じて一生懸命応援しているぞ！！