タテジマとファイブアローズに魅せられて

　女医と付き合う＝女医と結婚＝多分医者は収入がいい＝共働きする＝甲子園に行く時に格安切符じゃなくて普通に乗車券を買えるようになるかも・・・・・という程度に考えました。えぇ、私の金銭感覚はあくまでも甲子園で観戦することが基準になっています。

　職場を出て徒歩５分程度の居酒屋に向かいます。こういうときには普段はあまり気にならないはずの、すれ違う女性や信号待ちの女性に目が行きます。

　「このくらいだったらいいなぁ。」とか、「これだとちょっと・・・」ということもありますし、「いくらなんでもこのクラスは来ねぇだろう。」もあれば、「うわっ！！（以下略）」もあります。

　問題は相手の希望年齢に比べると私は５歳くらいは上かもしれないという点。今までは思わないのですが、相手には少し悪い気がしています。

　要は相手が「このくらいの年齢の人と飲み会をやりたい。」と言っているのに対し、こっちが揃えたのはそれよりも年下か少し上という状況なんですね。しかもこっちは俺よりも年下なのに見た目は俺よりも上に見えるやつとか揃ってしまっています。

　まぁね、行く前からこんなこと言うのも何ですが、いい子だったらコンパに来るまでもないんです。来るまでもなく見つかるんです！！と自分に言い聞かせながらも、過去の飲み会では女優の黒谷友香に似た人が来たこともあったりするものですから油断ができません。もちろんその人には声をかけて携帯のアドレスを交換し、日を改めて会いましたが軽く断られました。

　それ以前にですね、幹事自体が既に相手の希望年齢よりも年上なんです。そりゃ希望通りには行かんわ。

　男３３歳１人（これが私です）、３１歳３人（うち既婚者１名）、２４歳１人

　女２５歳が５人（相手の希望年齢は２７から２９歳ということで・・・・・狭いなぁ）

　さて、戦いのゴングが鳴り響きました。ここで私は失敗をやらかします。それは仕事が終わらなくて遅刻したんです。なので空いている席は残っている席です。はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・飲ませてもらうわ。と思って店に入ったのですが・・・・・そこには聞いていた話とは違う連中が・・・・・

　更に続く