タテジマとファイブアローズに魅せられて

　相手先発の那須野の乱調でもらったような試合かもしれないけど、気になる場面はあるにはあった。試合に勝ったから書けるようなものだが、那須野の第１打席、彼は打席でほとんど打つ姿勢を見せなかった。打席に入れば投手だって９人目の打者である。この姿勢が気になった。反対に福原投手は当たらないまでも思い切り振り、四球も選んだ。この姿勢の差が少しではあるが出たと思う。　

　チームとして久しぶりのタイムリーで得点。その後のアニキのゲッツーはもったいなかったが、こうやって少しずつでも取り戻して行き、勝ち進んでいけたらいいなと思う。そうそう、藤本のホーム突撃も・・・・・あれはコーチの指示か？ランナーは大切にね。

　スペンサー選手が途中で変わってしまったのが残念だが、それでも彼のプレーは硬くなっていたチームに何かを感じさせてくれたと思う。

　１番打者の濱中選手。おそらく初球を振ることを意識させるための打順と思う。効果はすぐには出ないだろうけど、これもまた少しずつ。　

　欲を言えばもっと打席で粘るとか、そういう姿が見れないことが物足りないけど、そういった部分も勝つことで少しずつ出来るようになって行くと思う。

　来週末は京セラドームで今年１回も勝っていない中日と戦う。この試合までになんとしても修正して臨みたい。それ以前に東北で対戦するヤクルトという厄介な敵もいるのだが。

　スペンサー選手の闘志。試合に出たら自分の全てを出してアピールする姿勢。なんだか少し疲れたようなタイガースに一番訴えかけるものがあるように見えた。彼がこの時期にチームにいる幸運を生かしていこう。