球界再編?言いたいことを言わせてもらうわ。すごく長い文章だけど。
1日中寝て頭もすっきりして、仕事もしてきたのでやっと書きたいことが書けるなぁって思ったので、避けて通ることが出来ない話題に触れてみたいと思います。長い文章になりますが、お付き合いいただければ幸甚です。
まず今回の近鉄とオリックスの合併、1リーグ化への流れ、
僕個人としては反対です。というのも出来る事があるはずなのにやっていない印象を受けるから。それに説明不足な気がするし。しっかりと説明してくれれば納得いくかもしれないのに。。。まずは色々思うことを書いてみます。
まず大阪近鉄バファローズについて。年間40億円の赤字というのをどう考えるかで受け取り方は変わって来るものと思います。この年間40億円、累積赤字でもなければ連結決算でもありません。近鉄バファローズという単体の事業体としての1年間の赤字です。近鉄本社がバブル時代の事業のツケで関連会社の整理をしていることは周知の事実です。関連事業をカットするということは、その従業員や下請け、孫請け企業も下手すりゃ倒産しています。そうまでして球団を維持してきたという考え方もできてしまいます。
仮にその動きが無くても年間40億円の赤字を出す部門にどこまで投資できるか?これは非常に厳しい選択です。近鉄は「株式会社」ですので株主に対する説明・責任もあります。
そしてこの赤字は今に始まったことではないのでしょう。累積赤字という数字で出せばもっと巨額なはず。そういった会社に対して自分たちの思い入れだけで球団経営を続けろ!というのは僕から見ればちょっと酷いのではないかと思うのです。
ただ近鉄にも考えて欲しい部分はあります。なぜ合併という球団数を減らす選択になったのか?ということです。「赤字で球団経営できない。身売りしたいけど現行の加盟料30億円では買い手がつかない。なんとか制度を変えてほしい。」ともっと前に言えなかったのか?本当に本気で買受先を探したのか?という疑問は残ります。
赤字だから手放すのか?という点では赤字を減らす経営努力をしなければいけないと思います。その手を尽くしてきたのでしょうか?それでも大阪ドームで試合をするべきだったのでしょうか?近鉄沿線でも無い気がするし。いずれにしても今回の合併には近鉄としての考え方の説明不足という気がしています。世間の見方をプロ野球に当てはめる考えがいいかどうかは分かりませんが。プロの世界は特別!というわけではなく、世間一般で行われていること、情報公開などはしていかないと・・・そして世間に訴えて行かないといけなかった。そんな気がしています。
次に選手会。ここも被害者のように言っていますがそうでしょうか?FA権に事を発する年俸上昇。これは選手会としてももっと早く取り上げるべき課題でした。ここ数年、1年の活躍で軽く200%や300%上昇する・・・これは異常であると認識してほしかったです。年俸1,000万円の選手が倍になるならともかく、そういう次元ではないことが多い訳です。年俸上昇はいいけども、同じ球場でやっているから、その球場の収容人員が増えているわけではなく、常に満員というわけでもないし、チケット代が極端に上昇しているわけでもないのです。ということはそれだけ球団からの持ち出しが多くなる。だから経営に影響が生ずることは、選手会という組織なら分かるはず・・・いや、分かってもらわなきゃ困るんです。
代理人にFA。これらを行使すれば年俸上昇が加速することは目に見えていたはず。ならば内部チェックなどをもっと実行し、当初の目的以外に使用している事例・・・たとえば年俸吊り上げのために使用していたら勧告するなどの措置を取る自浄努力を怠ってきたことは事実です。そういった今までの取り組みが無いのに、今になって年俸額にも相談に応ずるというのは遅い気がしています。というのも選手会の各球団代表者は俗に言う高額年俸の選手が殆どです。「自分たちもここまで努力したんだから経営側も歩み寄ってくれ。」という言葉が出ないことは寂しいことですが、年俸がそれほど高くない選手にとっては中途半端に抑制されるのが一番困ることでしょう。
ではファンとしてはどうでしょうか?実は先々週だったかな?の日曜日に僕は自宅(静岡)のテレビでCS放送されている近鉄VSオリックスの試合を観ていました。ライブドアの堀江社長が観戦に行った日です。これだけ合併話が取りざたされているのに球場には閑古鳥が鳴いています。ガラガラです。これだけ騒がれていて、危機感が一杯であるはずなのにファンは球場に行かないのでしょうか?それともいないのでしょうか?署名運動もいいです、反対運動もいい。ならば球場に行こう!グッズを買って応援しよう!という運動もしなければいけないんじゃないのか?と思います(すでにやってたらごめんね)。いくら反対運動をしたとしても、オーナーがあの球場の入りを見たら「以前と変わらない。」と思っても不思議じゃないですよ。反対のHPを立ち上げるのもいいけれど、新聞社やテレビ局、少しでも有名な人に訴えかけるなど、もっと短期間で効果のある方法は無かったのか?と思います。ファンが球場を満員にして訴える・・・その方が効果的だと思います。
ここまで書いてきて、ではお前はどうすればいいと思っているんだ?と思われる方もいらっしゃると思います。僕の考えはこうです。前述したように今回の進め方には納得いかないし、反対意見です。でも覆らないのなら・・・早く元に戻るようにしてほしい。そう強く願います。
まずは年俸に関して。何人かの有識者もおっしゃっているサラリーキャップ制度もいいけれど、早急にやると問題が山積するし、この制度はけっこう抜け穴が多い面もあります。なので最終的にはサラリーキャップもいいけれど、選手個人としての年俸上昇額制限を設けることが出来ないかということです。年俸上昇割合に制限を設ける・・・例えば1,000万円の選手なら300%(3倍)まで。1億円の選手では60%までといった具合に、高額年俸選手ほど上昇枠を狭くしてゆく。そして年俸最高限度額を決める。これもプロ経験年数によって変えてゆく。たとえば5年目の選手なら最高1億5,000万円まで。10年目の選手なら3億5,000万円まで。といった具合に。そして不足分は別枠としてインセンティブ(出来高)にすればいいんじゃないでしょうか?活躍や成績、貢献度に応じて年俸が上がるというのは原則じゃないですか?あとはサラリーキャップとは別に、中額?(7,000万円から1億円程度)で契約できる「ベテラン選手特別枠」をサラリーキャップとは別に各球団3名まで認める。と言う感じで年俸を理由にカットされやすいベテラン選手にも救済を設けるようにするなど工夫はできるはずです。って海外の別のスポーツでは既に導入しているし。
次にFAについて。FAも新戦力の立派な補強。しかし勢力均衡を崩すものと受け止めれば、FAで選手を獲得した球団は、翌年の自由獲得によるドラフト指名権を移籍元に譲渡するというのはどうでしょうか?例えば読売がクラウンライター・・・じゃーねぇや、西武からFAで選手を1人獲得したとします。そうしたら読売は次のドラフトで自由獲得枠で選手を1人指名できなくなり、その1人分を太平洋クラブ・・・じゃーねぇや、西武に譲渡する。ってことは西武は翌年最大で3人の選手を自由獲得で指名できるという具合です。当然移籍先の読売さんは自由枠で1人+3位又は4位指名からの指名になります。これ、海外のスポーツではドラフト指名権と選手をトレードするなんて良くある話です。決して前例が無い話ではないんです。
そしてドラフト。いずれは高校生を含めて1名限定の逆指名付き完全ウェーバー制がいいと思いますが、ドラフト指名を拒否したら再度の指名まで現行は1年ですが、高校生と高卒社会人なら8年、大学生・大卒社会人なら5年くらいまで延ばしても良いと思います。でもこれにはFAまでの期間を短縮するという課題もクリアする必要があるはずです。なのでFAとセットに考えたいと思います。金のかかるドラフト・・・当分は裏金使用が発覚したら選手は長期間の選手活動資格停止処分、そして球団からはその選手への指名権の剥奪。それくらいはやっても良いんじゃないかと思います。
あとは試合運営に関して。これは皮肉にもNYにいる元祖ゴジラが言っていますが、交流戦実現。グッズ売り上げ等はリーグ管理で球団へ売り上げ相当額を分配。テレビ放映権はリーグ管理で分配。など色々方法はあるんです。積極的にいいものは導入してほしいです。
ここまで書くと、読売が困るような内容が多いと思われるかもしれませんが、言い換えれば読売さんはここまで恵まれている中で野球をやっているということを分かってください。
さて、日本プロ野球機構にも書きたいことがあります。今回の出来事を対岸の火事程度に思わないでほしいんです。コミッショナー、何をやっとるんじゃ!阪神ファンかも知れんが、六甲颪を着メロにして喜んでいる場合か?!お前にも猛虎魂があるならこの逆境で見せてみろや!!と思ってしまいます。
今回のことで、是非、企業の新規参入条件を明確化にしてほしい。透明な基準でやってほしいんです。加盟料の30億円、どこまで効果があるのか再考してほしいし。そして12球団の親会社を見てください。世界的規模で事業展開している会社が、世界的企業といってもいい会社って何社ありますか?今回の大阪近鉄の身売り。なぜ大阪にある世界的企業(松下電器産業やサントリーやJT)が買収に名乗りをあげなかったのでしょうか?そういった原因を考えてほしいです。もちろん、タイガースのように地元の愛情をたっぷり受けているチームも必要です。でも少ない気がしますし、こういったときに候補にもあがらないのはなぜでしょう?それに1球団が1オーナーじゃなくていいじゃないですか?建物を建てるにもJV(ジョイント・ベンチャー)などは常識です。複数の企業が1つの球団を経営してもいいじゃないですか?!現に日ハムにはそういった歴史もあるんだし。様々な手を尽くして、球界を挙げて、12球団目のオーナーを探すべきです。
だからコミッショナーといい、なぜ誰もこういうことが言えないのか?ということを書きたいです。
「今回の合併で様々な問題が発覚しましたので、コミッショナーとして改善に全力で当たります。ファンの皆様、ご不満もあるでしょうけど、3年間の時間を下さい。この期間内に、私たちプロ野球機構は体質を改善し、様々な企業にお伺いし、情報公開、プレゼンテーションなどを行い、必ず12球団目のオーナーを探し出します。今回の合併はあくまでも緊急的な時限応急措置です。そして新球団には、前近鉄の選手・スタッフを優先的に配置します。ですからファンの皆様、日本のプロ野球を見捨てずに、今までと変わらぬご支援をよろしくお願いします。」と。今は苦しいため非常事態だけど、これから必ず良くして見せる。そのために全力を尽くすという、空手形ではない約束がほしいです。
球団拡張もいいでしょう。でも先ずすべきことは日本のプロ野球が魅力溢れるものであるというプライドを取り返すこと。そして球団も、オーナーもコミッショナーも、選手もスタッフもファンも日本プロ野球界の発展に寄与するという大前提は絶対に忘れてはいけないことなのです。それはどんなに力のあるオーナーであろうと、侵すことは許されない領域なのですから。
まず今回の近鉄とオリックスの合併、1リーグ化への流れ、
僕個人としては反対です。というのも出来る事があるはずなのにやっていない印象を受けるから。それに説明不足な気がするし。しっかりと説明してくれれば納得いくかもしれないのに。。。まずは色々思うことを書いてみます。
まず大阪近鉄バファローズについて。年間40億円の赤字というのをどう考えるかで受け取り方は変わって来るものと思います。この年間40億円、累積赤字でもなければ連結決算でもありません。近鉄バファローズという単体の事業体としての1年間の赤字です。近鉄本社がバブル時代の事業のツケで関連会社の整理をしていることは周知の事実です。関連事業をカットするということは、その従業員や下請け、孫請け企業も下手すりゃ倒産しています。そうまでして球団を維持してきたという考え方もできてしまいます。
仮にその動きが無くても年間40億円の赤字を出す部門にどこまで投資できるか?これは非常に厳しい選択です。近鉄は「株式会社」ですので株主に対する説明・責任もあります。
そしてこの赤字は今に始まったことではないのでしょう。累積赤字という数字で出せばもっと巨額なはず。そういった会社に対して自分たちの思い入れだけで球団経営を続けろ!というのは僕から見ればちょっと酷いのではないかと思うのです。
ただ近鉄にも考えて欲しい部分はあります。なぜ合併という球団数を減らす選択になったのか?ということです。「赤字で球団経営できない。身売りしたいけど現行の加盟料30億円では買い手がつかない。なんとか制度を変えてほしい。」ともっと前に言えなかったのか?本当に本気で買受先を探したのか?という疑問は残ります。
赤字だから手放すのか?という点では赤字を減らす経営努力をしなければいけないと思います。その手を尽くしてきたのでしょうか?それでも大阪ドームで試合をするべきだったのでしょうか?近鉄沿線でも無い気がするし。いずれにしても今回の合併には近鉄としての考え方の説明不足という気がしています。世間の見方をプロ野球に当てはめる考えがいいかどうかは分かりませんが。プロの世界は特別!というわけではなく、世間一般で行われていること、情報公開などはしていかないと・・・そして世間に訴えて行かないといけなかった。そんな気がしています。
次に選手会。ここも被害者のように言っていますがそうでしょうか?FA権に事を発する年俸上昇。これは選手会としてももっと早く取り上げるべき課題でした。ここ数年、1年の活躍で軽く200%や300%上昇する・・・これは異常であると認識してほしかったです。年俸1,000万円の選手が倍になるならともかく、そういう次元ではないことが多い訳です。年俸上昇はいいけども、同じ球場でやっているから、その球場の収容人員が増えているわけではなく、常に満員というわけでもないし、チケット代が極端に上昇しているわけでもないのです。ということはそれだけ球団からの持ち出しが多くなる。だから経営に影響が生ずることは、選手会という組織なら分かるはず・・・いや、分かってもらわなきゃ困るんです。
代理人にFA。これらを行使すれば年俸上昇が加速することは目に見えていたはず。ならば内部チェックなどをもっと実行し、当初の目的以外に使用している事例・・・たとえば年俸吊り上げのために使用していたら勧告するなどの措置を取る自浄努力を怠ってきたことは事実です。そういった今までの取り組みが無いのに、今になって年俸額にも相談に応ずるというのは遅い気がしています。というのも選手会の各球団代表者は俗に言う高額年俸の選手が殆どです。「自分たちもここまで努力したんだから経営側も歩み寄ってくれ。」という言葉が出ないことは寂しいことですが、年俸がそれほど高くない選手にとっては中途半端に抑制されるのが一番困ることでしょう。
ではファンとしてはどうでしょうか?実は先々週だったかな?の日曜日に僕は自宅(静岡)のテレビでCS放送されている近鉄VSオリックスの試合を観ていました。ライブドアの堀江社長が観戦に行った日です。これだけ合併話が取りざたされているのに球場には閑古鳥が鳴いています。ガラガラです。これだけ騒がれていて、危機感が一杯であるはずなのにファンは球場に行かないのでしょうか?それともいないのでしょうか?署名運動もいいです、反対運動もいい。ならば球場に行こう!グッズを買って応援しよう!という運動もしなければいけないんじゃないのか?と思います(すでにやってたらごめんね)。いくら反対運動をしたとしても、オーナーがあの球場の入りを見たら「以前と変わらない。」と思っても不思議じゃないですよ。反対のHPを立ち上げるのもいいけれど、新聞社やテレビ局、少しでも有名な人に訴えかけるなど、もっと短期間で効果のある方法は無かったのか?と思います。ファンが球場を満員にして訴える・・・その方が効果的だと思います。
ここまで書いてきて、ではお前はどうすればいいと思っているんだ?と思われる方もいらっしゃると思います。僕の考えはこうです。前述したように今回の進め方には納得いかないし、反対意見です。でも覆らないのなら・・・早く元に戻るようにしてほしい。そう強く願います。
まずは年俸に関して。何人かの有識者もおっしゃっているサラリーキャップ制度もいいけれど、早急にやると問題が山積するし、この制度はけっこう抜け穴が多い面もあります。なので最終的にはサラリーキャップもいいけれど、選手個人としての年俸上昇額制限を設けることが出来ないかということです。年俸上昇割合に制限を設ける・・・例えば1,000万円の選手なら300%(3倍)まで。1億円の選手では60%までといった具合に、高額年俸選手ほど上昇枠を狭くしてゆく。そして年俸最高限度額を決める。これもプロ経験年数によって変えてゆく。たとえば5年目の選手なら最高1億5,000万円まで。10年目の選手なら3億5,000万円まで。といった具合に。そして不足分は別枠としてインセンティブ(出来高)にすればいいんじゃないでしょうか?活躍や成績、貢献度に応じて年俸が上がるというのは原則じゃないですか?あとはサラリーキャップとは別に、中額?(7,000万円から1億円程度)で契約できる「ベテラン選手特別枠」をサラリーキャップとは別に各球団3名まで認める。と言う感じで年俸を理由にカットされやすいベテラン選手にも救済を設けるようにするなど工夫はできるはずです。って海外の別のスポーツでは既に導入しているし。
次にFAについて。FAも新戦力の立派な補強。しかし勢力均衡を崩すものと受け止めれば、FAで選手を獲得した球団は、翌年の自由獲得によるドラフト指名権を移籍元に譲渡するというのはどうでしょうか?例えば読売がクラウンライター・・・じゃーねぇや、西武からFAで選手を1人獲得したとします。そうしたら読売は次のドラフトで自由獲得枠で選手を1人指名できなくなり、その1人分を太平洋クラブ・・・じゃーねぇや、西武に譲渡する。ってことは西武は翌年最大で3人の選手を自由獲得で指名できるという具合です。当然移籍先の読売さんは自由枠で1人+3位又は4位指名からの指名になります。これ、海外のスポーツではドラフト指名権と選手をトレードするなんて良くある話です。決して前例が無い話ではないんです。
そしてドラフト。いずれは高校生を含めて1名限定の逆指名付き完全ウェーバー制がいいと思いますが、ドラフト指名を拒否したら再度の指名まで現行は1年ですが、高校生と高卒社会人なら8年、大学生・大卒社会人なら5年くらいまで延ばしても良いと思います。でもこれにはFAまでの期間を短縮するという課題もクリアする必要があるはずです。なのでFAとセットに考えたいと思います。金のかかるドラフト・・・当分は裏金使用が発覚したら選手は長期間の選手活動資格停止処分、そして球団からはその選手への指名権の剥奪。それくらいはやっても良いんじゃないかと思います。
あとは試合運営に関して。これは皮肉にもNYにいる元祖ゴジラが言っていますが、交流戦実現。グッズ売り上げ等はリーグ管理で球団へ売り上げ相当額を分配。テレビ放映権はリーグ管理で分配。など色々方法はあるんです。積極的にいいものは導入してほしいです。
ここまで書くと、読売が困るような内容が多いと思われるかもしれませんが、言い換えれば読売さんはここまで恵まれている中で野球をやっているということを分かってください。
さて、日本プロ野球機構にも書きたいことがあります。今回の出来事を対岸の火事程度に思わないでほしいんです。コミッショナー、何をやっとるんじゃ!阪神ファンかも知れんが、六甲颪を着メロにして喜んでいる場合か?!お前にも猛虎魂があるならこの逆境で見せてみろや!!と思ってしまいます。
今回のことで、是非、企業の新規参入条件を明確化にしてほしい。透明な基準でやってほしいんです。加盟料の30億円、どこまで効果があるのか再考してほしいし。そして12球団の親会社を見てください。世界的規模で事業展開している会社が、世界的企業といってもいい会社って何社ありますか?今回の大阪近鉄の身売り。なぜ大阪にある世界的企業(松下電器産業やサントリーやJT)が買収に名乗りをあげなかったのでしょうか?そういった原因を考えてほしいです。もちろん、タイガースのように地元の愛情をたっぷり受けているチームも必要です。でも少ない気がしますし、こういったときに候補にもあがらないのはなぜでしょう?それに1球団が1オーナーじゃなくていいじゃないですか?建物を建てるにもJV(ジョイント・ベンチャー)などは常識です。複数の企業が1つの球団を経営してもいいじゃないですか?!現に日ハムにはそういった歴史もあるんだし。様々な手を尽くして、球界を挙げて、12球団目のオーナーを探すべきです。
だからコミッショナーといい、なぜ誰もこういうことが言えないのか?ということを書きたいです。
「今回の合併で様々な問題が発覚しましたので、コミッショナーとして改善に全力で当たります。ファンの皆様、ご不満もあるでしょうけど、3年間の時間を下さい。この期間内に、私たちプロ野球機構は体質を改善し、様々な企業にお伺いし、情報公開、プレゼンテーションなどを行い、必ず12球団目のオーナーを探し出します。今回の合併はあくまでも緊急的な時限応急措置です。そして新球団には、前近鉄の選手・スタッフを優先的に配置します。ですからファンの皆様、日本のプロ野球を見捨てずに、今までと変わらぬご支援をよろしくお願いします。」と。今は苦しいため非常事態だけど、これから必ず良くして見せる。そのために全力を尽くすという、空手形ではない約束がほしいです。
球団拡張もいいでしょう。でも先ずすべきことは日本のプロ野球が魅力溢れるものであるというプライドを取り返すこと。そして球団も、オーナーもコミッショナーも、選手もスタッフもファンも日本プロ野球界の発展に寄与するという大前提は絶対に忘れてはいけないことなのです。それはどんなに力のあるオーナーであろうと、侵すことは許されない領域なのですから。
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