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タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
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ロザリオにくちづけを
ロザリオにくちづけを

 神への敬虔な信仰心。そんな姿を見せる選手がタイガースに1人いる。数多い外国人選手の中でもそんな姿を見せるのは彼だけだ。

 背番号14番ジョージ・アリアス選手。来日当初はオリックスにやってきて『ジョージ』という登録名のホームラン打者だった。そしてタイガースにやってきて『アリアス』に変身した。

 長打力はそのままに、確実性を増やす。そのテーマは彼が日本球界でプレーする間は永遠に続くものなんだろう。時折見せる『ワダサンスタイル』のヒット。伸びてゆく右方向への打球を見ればツボにはまった彼の力は恐ろしいほどのものだと実感できる。
 
 ロザリオにKissを。

 神への感謝を欠かさない彼はヒットを打ったり、ホームランを打ったり、チームに貢献できたときに必ずする行為だ。ホームランやヒットを打てること、好プレーが出来ること、試合に出られること、これは全て神が彼に与えてくれた試練であり喜びである。家族を愛する彼が母国から日本へ1人で来てプレーするということは他の外国人選手に比べれば一層の孤独感を感じたことだろう。でも彼にはいつも隣にいてくれる神がいた。ロザリオがあれば孤独じゃない。きっと遠くはなれた国でプレーすることも神様が与えてくれた彼へのチャンスだと思うことが出来たんだろう。この辺は結婚式のときだけ教会へ行く人が多い日本人には理解できない敬虔な気持ちかもしれない。もちろん、クリスチャンではない僕にも完全には理解できないことなんだろう。

 彼の首のチェーンに付いているロザリオ。きっと汗などで色も褪せているかもしれない。でも彼はそれを替えることはないだろう。色が褪せても気持ちは色あせない。感謝の心も色あせない。それは彼を見ていれば簡単に分かることだ。

 ロザリオにKissを。

 その信仰心と神への思いは彼にしか理解することは出来ないだろう。でも、僕たちにも似たような気持ちを持つことは出来る。アリアス選手にとっての神。僕たちファンにとっての甲子園、そしてタイガース。比較することが正解かどうかは分からないけど、どちらにとってもかけがえのないものであることに変わりはない。

 今日もアリアス選手はロザリオにKissをする。僕たちファンは今日もタイガースを応援する。それはどちらも途絶えることがない行為だ。全く別にも思える2つの行為が1つになる場所が甲子園球場。大観衆の声援が響く中で活躍する、そして時に塁上で、時にベンチ前で彼は僕たちファンとチームに幸を与えることが出来たことを神に感謝して彼はさりげなく今日もする。

 ロザリオにKissを。
8.27
| T−コラム | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) |









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