11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--

タテジマとファイブアローズに魅せられて

阪神タイガースはもちろん、Bリーグの香川ファイブアローズも応援中。
野球もバスケも素人目線です。お手柔らかに!
<< 小豆島ゲームでした 香川ファイブアローズ(バスケの話) | main | まずはエリック!香川ファイブアローズ(バスケの話) >>
ARCHIVES

PROFILE

LINKS

現在の閲覧者数:

ジオターゲティング
OTHERS

アローズクエスト!香川ファイブアローズ(バスケの話)
 昨日に引き続き行われた年に1度の小豆島開催。中地区上位のFE名古屋に対し、立ち上がりからリードを許す展開となります。昨日の後半を再現されてしまう・・・・・エリックが獲得したシュートモーションへのファウルによるフリースローも外してしまう。嫌な空気が流れました。

 でもここからが昨日と違うところ。誰か1人をヒーローに選ぶのは難しいのですが、先ずはウッドがチームのリズムを作ります。

 この試合前に小豆島アローズの皆さんが色々な企画をしてくれています。その中でも秀逸だったのがドラクエみたいな感じで選手を使ってプロモーションポスターを作っていた“アローズクエスト”です。この中でウッドが手に入れたのが仲間と共に戦うこと。この試合でもいつものように20得点を超えるスコアを残しますが、それ以外に印象に残ったのは味方選手へのパスの多さでした。

 まさに“アロクエ”で手に入れた武器を背に、チームを、仲間を鼓舞するかのように躍動するウッド。チームもこの日はとにかく走りまくります。そして誰1人として足を止める者はいませんでした。

 その中心にいたのは新加入のエリック・トンプソンです。とにかくゴール下に君臨し、それでも何度も倒されながらゴールを死守します。

 それだけではなくスクリーンや外にいる相手へのチェックも怠りません。4QTラスト、FE名古屋の宮崎選手でしょうか?外からのシュートを外しますが、このときも彼がマークする相手ではありませんでしたが、しっかりチェックに行っています。そしてその直後にゴール下でディフェンスリバウンド。この動きが試合の勝利を確定させました。

 前半残り5分では大橋選手も良い動きを見せています。ゴール下のこぼれ球を拾い、すぐさまシュート。この動きも前半を語るうえで本当に大きなものでした。

 ゲームを通じてPGは#88の木村選手(KK)が務める時間が長くありました。これが大正解。自ら行くだけでなく、アシストでも躍動。特に後半、4QT5分くらいからはエリックとのコンビでピック&ロールを決めるなど、エリックの使い方もマスターしたかのような素晴らしさでした。もちろん、エリックがしっかりスクリーンとかやっていたからというのを再度書いておきます。

 石川選手も実に良かった。2QT終わり際にはゴール下に飛び込みフリーのポジショニング。ウッドからのパスを呼び込み連続得点を決めています。やはり彼の場合はどれだけ自分が決めに行けるか?その意識を持てるのか?になりそうです。PGというよりもSF的な役割の方が良いのかもしれませんね。

 そしてこの試合の真打ちというか、白眉の場面を作り出したのは#6藤岡(コウキ)選手でした。とにかく素晴らしい。

 この素晴らしい結果の理由としては、この試合の長い時間をどちらかといえばSF的にプレーできたことではないでしょうか?

 普段は高田選手のバックアップとして、相手インサイドプレイヤーとのマッチアップが増えているのですが、本職はSFです。特に移籍当初はSF起用として、今日のように外からのシュートも決めている選手です。今日のマッチアップも決して小さい選手ではなく、むしろ自分よりも大きな選手だった時間も長かったのですが、そこをSF的な動きで戦えたことが彼の良さを引き出したと言えるのではないでしょうか?

 とくに3QTに見せたスリー。素晴らしかったです。3QT終了時のブザービーターは、残り数秒をそのまま消化しがちな中、大学のチームメイトである大澤選手と2人で作り出した素晴らしいプレーでした。

 その大澤選手もKKからのパスを決めたり、体を張ったディフェンスで貢献しています。

 選手もそうですが、会場を作った皆さん、お客さん、誰1人として欠けたら勝てなかった試合でした。もちろん、選手のプレーだって1つとして欠けたら勝てませんでした。

 ファイブアローズは今シーズン、なかなか勝てません。特に普段のホームである高松市総合体育館ではほとんど勝っていません。お客さんもドンドン減っています。願わくば、この試合を観たお客さんがまた来てくれるように。

 そしてチームフロントは選手が気持ちよくプレーできるために集客に全力を。選手は自分たちのプレーで1人でも多くのお客さんを呼べるように、そしてその試合を観たお客さんが1人でもいいから誰か連れてきてくれるように。誰かが欠けてもクリアできないアローズクエストはきっとまだ終わってはいないはず。今年の小豆島が始まりだった。あの試合から始まったと言えるようなチームになってほしいと思っています。
| バスケの話(ファイブアローズと76ers) | 23:48 | - | - |