タテジマとファイブアローズに魅せられて

　能見投手でハマスタといえば、今から何年前になるのか？という感じだが、まだなかなか勝てなかった能見投手が勝ち投手となり、ヒーローインタビューに呼ばれたのだが「もうね、みんな僕のことなんか忘れていると思うんですけどね・・・」という発言が強烈な印象として残っている。

　当時だって良いストレートを投げていたのだが、なにかが上手くかみ合わずに勝てない時期が続いていた。

　他にもナゴヤドームのドラゴンズ戦、甲子園のホークス戦で序盤で降板した場面とか、そういうのも現地で観戦していた記憶がある。

　でも２００９年かな？勝ち始めてからは信頼感抜群の投手になった。狩野さんがマスクを被ったときの勝ちっぷりや、３塁を回ったところで足を骨折してしまったシーズンもあったけど、あのシーズンは復帰後も勝ちまくって、確か１敗もしないシーズンだったような気がしている。

　中継ぎになっても美しい投球フォームは変わらず。腕を振りまくって短いイニングに集中できる分、持っている凄みが戻ってきたような投球が続いている。

　本人のコメントでも、先発と中継ぎの違いを感じていない様子。先発が長かったからこそ、中継ぎの大切さがわかるのかもしれない。

　名球会資格が２００勝なので、１００勝はその半分なのだが、そもそも３９歳１か月になる今日までプレーし、そして１００勝を挙げることができる選手がどれだけいるのか？と。本当に素晴らしく凄い記録だと思う。

　心からお祝いを言いたいし、もっともっと投げてほしい投手である。

　いつもはポーカーフェイスの能見投手が今日は何かはにかんだような表情を時折見せたヒーローインタビュー。実はその表情を見ることができたことが凄く貴重なのではないか？と思っている。












コメント欄は時間によってご利用いただけることがあります。


コメント欄や投稿者名にショッピングサイトなどへのリンクが貼られていた場合などは削除することがあります。ご承知おきください。

なお、当面の間、サイドバーのコメント表示を非表示にしてあります。