タテジマとファイブアローズに魅せられて

　ここまでなかなか勝てない試合が続いていたし、なかには早いイニングで降板した試合もある。それでも使い続けてきた金本監督の粘り勝ちという印象も持った試合だった。

　援護点として３点というのは決して多い数字ではないかもしれないが、三振を奪うこともできる投球内容で６回を投げ切っている。

　イニング数の割にはちょっと四球が多くなっていたのは次への改善点だが、キャッチャーの構えとはちょっと違うところに投げ込むことがあっても三振を奪うことができるストレートという武器は本当に素晴らしい。

　内容は悪くないというか、良いところがあるからここまで使われている投手である。以前も書いたが、こういう投手は１つ勝つと次も期待できる。勝つことを覚えるというか、そういう感じで勝てる投手になるのではないか？

　粘りの投球に粘りの起用。互いに粘った結果が初勝利に到達したこの夜。やっと見ることができた小野投手のプロ入り初勝利に心からお祝いを言いたい日となった。






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