タテジマとファイブアローズに魅せられて

　やはりプロレスファンとしてリング上で活躍した選手がいなくなってしまうのは寂しいものだ。

　まだまだ団体数が少なかった頃、新日本から全日本に乗り込んだ当時はジャパン・プロレスを応援していた。俺、新日派だったから。だからメインやセミでも元新日の永源さんが全日本の選手相手に勝ってくれると嬉しかった。

　唾を飛ばすという見せ場を出すようになってからも会場で観ていたが、なにせリングサイドで見るだけのお金が無かったので、会場の後ろのほうでしか観れない。当然、唾は飛んでこない。

　永源さんがＮＯＡＨに戦いの場を移した後も、会場で観戦した。永源さんは入口にいることがあって、お客さんの入りを気にしていた。

　晩年、リングインすると「よぉ〜し、いくぞ〜！」と大きな声を出して前回り受け身をしていた姿を思い出す。でも、若いころはアメリカでヒールとして活躍したんだよね。

　リングを盛り上げてくれた永源さん。ありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。





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