ケンゾーさんの「ありがとうございます。」 高松ファイブアローズ(バスケの話)

レギュラーシーズン最終戦の挨拶からして、やっぱりそうなるかと思っていたHCの交代。チームをHCとしては4年という長期にわたり率いてくれた前田顕蔵HC(以下「ケンゾーさん」と略。)がお辞めになる。アシスタントを含めば7年か。
辞めるという表現が良いのか、今回は1年契約だから契約期間満了となるのか分からないけど、ベンチにケンゾーさんがいることが当たり前というシーンばかりを見てきたので、いなくなった後の来シーズンをどう見て良いものかとても迷っている。いや、チームを応援するのはもちろんなんだけど。
俺がファイブアローズの応援を始めて今季は5シーズン目。だからケンゾーさんは本当にいつもベンチにいた。
思い出に残るケンゾーさんの姿は、いつもお礼を言っているか、謝っているか、そのどちらかだった。
昨シーズン、埼玉まで応援に行ったときに試合を連勝で終え、ブースターの近くまでハイタッチをしに来てくれた。この連勝で勝率を5割にしたこともあり、「5割ですね。」と話しかけた俺に、油断できないぞ!という表情を少し見せながらも笑顔で「ありがとうございます。」。出待ちでも「ありがとうございます。」。
浜松でも奈良でも、ケンゾーさんは「ありがとうございます。」を言い続けてくれた。
2011−12シーズン、ホーム開幕を高松まで観に行った。対戦相手は島根。初戦を落とし、2戦目は大差で負けた。思えばこのシーズンは2勝50敗したのだが、その前兆というか、結果を予測させるかのような負け方。このとき、選手と共にコートに並んだケンゾーさんが発した第一声が「すみませんでした。」だった。
でもね、社長さんのブログとかにも書かれていたけど、このシーズンのケンゾーさんは引き受けたくてHCを引き受けたわけじゃなかったんだよね。それを知らない初心者ブースターだった俺にとっては、ケンゾーさんが謝ったことが本当に衝撃的だった。そりゃ謝る立場かもしれないけど、なにも本当に謝ることは無いっていうか。
今シーズンでいえば、年末にかけてインサイドのドレとパケちゃんが怪我をして試合に出れないこともあって連敗して。その真っ最中の島根の安来で大差で負けた時も、アリーナのコートから出るときに「すみませんでした。」と。謝らなくていいって!!でも、このとき見せたケンゾーさんの険しい表情も忘れることができない場面だった。
ホーム最終戦でケンゾーさんの挨拶があった。チームの苦しさを語ってくれた。それでもバスケを見せることの意味を教えてくれた。これもブースターを前に言う必要は無かったのかもしれない。でも、それでもチームを存続させ、高松の地でバスケを続けること。その意味を俺にも何とか理解できるように教えてくれた。正直な人だと思った。
あいさつの中で、選手やコーチは結果が出なければ契約を失う。でもチームは残り続ける。アリーナにいる子供が・・・・・ってあったと思う。プレイオフに出ることはできたけど、勝敗自体は昨年よりも勝ち星を減らしてしまった。フロントと一緒にチームを作り、コート上でプレーするのは選手なんだけど、責任を取るのはHC。これはその役職にいれば避けられないことだ。
プレイオフで負けた。その後に会場から出るときにブースターに語りかけた言葉も「来シーズンも高松をよろしくお願いします。」だった。そしてもちろん、「ありがとうございました。」も。
「ありがとうございます。」と、言いたいのはこっちの方だ。ケンゾーさんにお礼を言いたい。苦しいなかにHCを続けてくれて。本当はもっと他にもやりたいことや試したかったことも沢山あったはずだけど、出来なかったこと、そうせざるを得なかったとも沢山あったと思う。
他からのオファーもあったようだけどファイブアローズに残って指揮をとってくれて、気持ちのバスケを、心のバスケを見せてくれて。 球団HPにも同じようなこと書いてあったけど、もっと大きなケンゾーさんになって、そしてまた高松で。
プレイオフの試合前、選手と一緒にブースターの近くに来て円陣組ませてもらえたこと、一生忘れません。そしてあのときケンゾーさんが率先して、周りにいたブースターに「そちらの皆さんも来てください。」と、声をかけてくれたことも忘れません。
ケンゾーさん、ありがとうございました。

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俺がファイブアローズの応援を始めて今季は5シーズン目。だからケンゾーさんは本当にいつもベンチにいた。
思い出に残るケンゾーさんの姿は、いつもお礼を言っているか、謝っているか、そのどちらかだった。
昨シーズン、埼玉まで応援に行ったときに試合を連勝で終え、ブースターの近くまでハイタッチをしに来てくれた。この連勝で勝率を5割にしたこともあり、「5割ですね。」と話しかけた俺に、油断できないぞ!という表情を少し見せながらも笑顔で「ありがとうございます。」。出待ちでも「ありがとうございます。」。
浜松でも奈良でも、ケンゾーさんは「ありがとうございます。」を言い続けてくれた。
2011−12シーズン、ホーム開幕を高松まで観に行った。対戦相手は島根。初戦を落とし、2戦目は大差で負けた。思えばこのシーズンは2勝50敗したのだが、その前兆というか、結果を予測させるかのような負け方。このとき、選手と共にコートに並んだケンゾーさんが発した第一声が「すみませんでした。」だった。
でもね、社長さんのブログとかにも書かれていたけど、このシーズンのケンゾーさんは引き受けたくてHCを引き受けたわけじゃなかったんだよね。それを知らない初心者ブースターだった俺にとっては、ケンゾーさんが謝ったことが本当に衝撃的だった。そりゃ謝る立場かもしれないけど、なにも本当に謝ることは無いっていうか。
今シーズンでいえば、年末にかけてインサイドのドレとパケちゃんが怪我をして試合に出れないこともあって連敗して。その真っ最中の島根の安来で大差で負けた時も、アリーナのコートから出るときに「すみませんでした。」と。謝らなくていいって!!でも、このとき見せたケンゾーさんの険しい表情も忘れることができない場面だった。
ホーム最終戦でケンゾーさんの挨拶があった。チームの苦しさを語ってくれた。それでもバスケを見せることの意味を教えてくれた。これもブースターを前に言う必要は無かったのかもしれない。でも、それでもチームを存続させ、高松の地でバスケを続けること。その意味を俺にも何とか理解できるように教えてくれた。正直な人だと思った。
あいさつの中で、選手やコーチは結果が出なければ契約を失う。でもチームは残り続ける。アリーナにいる子供が・・・・・ってあったと思う。プレイオフに出ることはできたけど、勝敗自体は昨年よりも勝ち星を減らしてしまった。フロントと一緒にチームを作り、コート上でプレーするのは選手なんだけど、責任を取るのはHC。これはその役職にいれば避けられないことだ。
プレイオフで負けた。その後に会場から出るときにブースターに語りかけた言葉も「来シーズンも高松をよろしくお願いします。」だった。そしてもちろん、「ありがとうございました。」も。
「ありがとうございます。」と、言いたいのはこっちの方だ。ケンゾーさんにお礼を言いたい。苦しいなかにHCを続けてくれて。本当はもっと他にもやりたいことや試したかったことも沢山あったはずだけど、出来なかったこと、そうせざるを得なかったとも沢山あったと思う。
他からのオファーもあったようだけどファイブアローズに残って指揮をとってくれて、気持ちのバスケを、心のバスケを見せてくれて。 球団HPにも同じようなこと書いてあったけど、もっと大きなケンゾーさんになって、そしてまた高松で。
プレイオフの試合前、選手と一緒にブースターの近くに来て円陣組ませてもらえたこと、一生忘れません。そしてあのときケンゾーさんが率先して、周りにいたブースターに「そちらの皆さんも来てください。」と、声をかけてくれたことも忘れません。
ケンゾーさん、ありがとうございました。

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| バスケの話(ファイブアローズと76ers) | 22:22 | - | - |