タテジマとファイブアローズに魅せられて

　東日本の震災のときもそうだったが、野球を観ることができるのを改めて感謝した日でもある。

　その試合の日、メッセンジャー投手がセ･リーグ投手部門の月間ＭＶＰを受賞した。本当におめでとう。

　その月間ＭＶＰが登板した試合。メッセンジャー投手は「さすがＭＶＰ！」という内容でカープ打線を抑えていった。

　なんせ外野にもロクに球が飛んでいかない。終盤にきても球速が落ちない。とにかく圧巻の内容だった。

　相手先発はマエケン。セ･リーグのエースといっても差し支えないほどの好投手様。でも付け入る隙はあるのよ、だって誰でも立ち上がりを無事に通過できるかがキーになるんだから。

　そのマエケンから初回と２回にチャンスメイク。でもまぁ、マエケンが流石なのは今日のように決して良いとは言えない内容でも抑えきるんだもんな。タイガースが仕留め切れないという面も多分にあるのだがね。

　こうなるとあとは試合の流れがどっちに来るか？という勝負になってしまう。ランナーを出すけど点にならないタイガースには焦りが浮かんでくると思われ、ランナーすらロクに出ないカープにとってはワンチャンスに賭けるということになる。

　お互い無得点だけど焦る方と狙う方ではどっちが精神的に有利なんだ？という話だ。

　そんでもって９回裏に打ち取ったような当たりがヒットになるという、狙うほうにとっては千載一遇のチャンス。出塁したのは先頭打者、しかも打順は１番打者が出たってもんだ！！こりゃマズイなぁ。

　ここでカープは１点獲りゃ勝ちなんだから送るわな。１アウト２塁になっても後続を抑えりゃいいのよ。メッセンジャー投手なら出来る出来る♪

　なんて思ってたら自らの牽制暴投でノーアウト２塁→１アウト３塁。なんか微妙なファールがあって最後は犠牲フライ。もうね、１チャンス狙いに見事やられたっていう。

　ん〜・・・・・なんていうかねぇ、こういう試合を獲れるのが勝てるチームっていうかねぇ。今のタイガースはまだそこまでじゃないのかなぁ？そんな感想を持った試合。

　打撃陣が不甲斐ないのを消すためにメッセンジャー投手が全て１人で敢えて被ってくれたんじゃないか？そんな風に風呂に入りながら感じた試合だった。

　もうね、野手も監督もコーチも全員揃ってメッセンジャー投手に謝ったらどう？打てなくてゴメンなさい。特に策も無くてゴメンなさいって。明日の岩田投手も援護を得られる中で投げている思い出がそんなに無いだけにねぇ。先ずは明日こそしっかり先制点を獲ってあげてよ！！それで逆転されたらそんときゃそんときでｗｗｗ